先日、札幌・大通公園の西端、大通西13丁目にある「札幌市資料館」へ立ち寄りました。
ミニギャラリーが6室あり、常時水彩画や写真展などの作品展が行われています。


この日もいくつかの作品展を開催。
そのうち、スルスルと引き寄せられて入ったのが、札幌出身のバティックアーティスト、麻生クミさんの作品展です。


 



こちらは、今回、麻生さんがイチオシのお気に入りバティック。
流れるようなラインとやさしい色使い。


見ていると知らない間にリラックスしてきます。


 



麻生さんは、札幌出身で現在はインドネシア・バリ島に住んで作品を作っているそうです。

 



それぞれのバティックの横に、バリの子どもたちがバティックを持っている写真があります。
バリの雰囲気が一層伝わってきます!


 



 



額もバリで作ってもらうそうです。
適度な細工の額とバティックのコラボ。


 



植物とのコラボでも会場はバリの雰囲気満載。

 



札幌は、まだ春になったばかりですが、この光でさわやかな夏が来たようです。

 



バティックは、手書きでロウをたらしながら描きます。
ロウをたらした所には色が入らず、白い部分です。


小さな無数の白い点。
細やかな作業の連続なんですね。


 



私が訪れたときのお客さんに一番人気だったバティック。
宇宙空間のようです。


 



これはバティックではありませんが、記念にいただいたバリの稲の神様「cili」(チリ)。
お供えだそうです。
バリ・ヒンドゥーでは、毎日、家などの数十カ所にお供えをするそうです。


ちなみに、バリ・ヒンドゥーは、善と悪両方の存在を認める宗教観だそうです。
新たな感覚に接した気分になりました。


善悪を備えた人間を認める、というような意味(だと思う…)で、個人がそれぞれの価値観で互いを尊重しあい、自分の規律をもって生活をしているそうです。


とても意味深い!


 



藍染め風のバティックとciliで、日本とバリのコラボ風(笑)。

 



家に連れ帰ったciliです。
ブランコに乗ってる風のcili。


ブランコに乗せたら、表情が元気になったように見えました(笑)。


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