年末に個人宅の掃除をご依頼いただいて、思ったことがあります。
お風呂の汚れ落としに、概ねカビ取り剤しか使っていない人が多いという事。
何度 掃除しても落とせない汚れがあるので、試しにプロに清掃してもらおうというのが、多かったご依頼の経緯です。
これまでにもうっすら感じていましたが、お風呂掃除にカビキラー的な洗剤しか使わない方が割といます。
掃除屋初心者にも結構います。
カビキラーで何でも落ちると思っている人が多いのは、以前から不思議でした。
どこかでカビキラー最強説みたいな神話が伝承されてるのかと疑うほど います。
カビ取り剤で効果があるのは、
カビ取り、漂白、軽めの油脂汚れ落としです。
水垢や石鹸カス/皮脂汚れ落としには、別の洗剤を使うのが効果的です。
水垢には、酸性洗剤
石鹸カス/皮脂汚れには、アルカリ性洗剤
カビ取り剤は、アルカリ性洗剤の一種で次亜塩素酸塩が主成分に含まれいるものになります。
主にカビ取りや漂白で力を発揮します。
ハイターなどの漂白剤も主成分は同じです。
▪️風呂掃除
●ここに使った洗剤の使用比率(ざっくり)
※汚れの種類によって、この比率は変わります。
カビ取り剤 : 酸性洗剤 : アルカリ性洗剤
1 : 4 : 5
カビの少ないお風呂でしたので、カビ取り剤はそれほど使いませんでした。
石鹸カスと皮脂汚れが最も多いので、アルカリ性洗剤を多めに使いました。
壁に付着した水垢用に酸性洗剤も割と使いました。
何かの参考になれば、幸いです。