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イエス・キリストにまつわる最後の聖杯については、世界各地に伝説が残る。
映画「ダ・ヴィンチコード」では、聖杯は隠語でありイエス・キリストの子孫を意味しているように表現された。
そもそも、旧約聖書自体が歴史書の形態をとっているが、西暦の様な年を現す表現が無くて、ユダヤの民の王が誰々の時に起きた出来事として紹介していたと記憶する。
つまり、
ノアから続くユダヤの民の王様の正当な家系を伝えている。
(ユダヤの民はモーゼが導いたエジプトから脱出した奴隷達なので、多くは創作されたもの。日本の天皇の正当性を伝える為に作られた日本書記と同じ。)
ユダヤの民の王様は、ノアの方舟からも解るように神からの啓示を受けととる事が許された人を意味すると思う。
その意味合いはモーゼにまつわる逸話にも多数登場し、神からの啓示によって実子を殺害するところは印象強い。
イエス・キリストの誕生に関しては、神の子供として伝わるが、それは神からの言葉を人々に伝える役目であるユダヤの民の王の正当な伝承者である事を伝えている。
◇ユダヤ人達の思考であればユダヤ人の王様の血筋だと認識出来るところだが、別の世界では空想の存在の神の子供として理解されて実在感が薄れる。
イエス・キリストの誕生にあってはマリアの存在が欠かせない。
未婚の女性であるアリアが神の子供を妊娠し、その後大工をしていた男と結婚して、馬小屋でその子供を出産する。
神がする事なので、人の常識を超える事に疑問を持ってはいけないのだが、
一般的な常識からすれば理解出来ない内容だ。
それについて、
ユダヤの民の王様と関係を持ったマリアが妊娠して、その女性を家臣の1人が子供と共に託されたと解説出来ないだろうか?
ユダヤの国が通常であったら考え難い事だが、ローマ軍に侵略されローマ軍はユダヤの王族を必死に探している。
(ローマ軍が侵略した時、ユダヤの王族は何処かに逃げ出していた。)
ローマ人から解らないように一般人の中に紛れるも、一部の人達にだけはユダヤの王族の血脈だと理解できるようにしていた。
(イエス・キリスト誕生時に現れた賢人は、それを承認する人達。)
単純な発送なのだが、
マリアと言う女性の名前そのものに、ユダヤの王様と関係を持った女性を意味する隠語だと理解したらどうだろうか?
イエス・キリストを生んだ女性もマリアであり、イエス・キリストの子供を宿した女性もマリアである。
ユダヤで発生したキリスト教は、その後にヨーロッパに伝わる。
その伝承地とされるのが地中海沿岸のイタリアがフランスだったはずだ。
そこで祭られているのはマリア像であり、子供を宿した女性に関わる伝説が残る。
イエス・キリストの家族も、一度はユダヤの国からエジプトへ逃げ出したと記憶する。
イエス・キリストの子供を宿した女性誌が、その子供を守るためにユダヤの国から遠く離れるのは不思議ではない。
イエス・キリストが訪れたとは思えない地域で、キリスト伝説が伝承された説明にも成りやすい。
聖母マリアとして伝わるマリアは、イエス・キリストを生んだマリアでなくて、イエス・キリストの子供を宿したマリアであっても不思議でない。
むしろ、何もない田舎だった所に、ユダヤの王様の血脈を繋ぐ女性が訪れ、その地域全体が生活しやすい環境が整えば、その女性の存在は後世に言い伝えられるだろう。
イエスには救世主の意味があり、当時のローマからの支配からユダヤの民の解放を導く人を意味している。
しかし、
実際の歴史では、そうならずにユダヤの国が無くなり世界各地に分散する事に成った。
もし、
ユダヤがローマから独立していたら、イエス・キリストの実子は歴史的にも登場する議会もあっただろうが、その機会が与えられる事なく時代の流れに埋もれても不思議ではない。
「歴史は、勝者により作られる。」
敗者であるユダヤの民の正確な歴史は、実際の歴史としては伝わらない。