オスロでの活動4日目、ノルウェー音楽修行も今日が活動最終日となります。
今日もサンダーネで知り合ったヴィオラ奏者鈴木あいねさんのご厚意で、あいねさんがエキストラで出演されるオスロ・フィルハーモニー管弦楽団のリハーサルを見せていただけることになりました✨
というわけで、30分ほど徒歩でオスロコンサートホールへ。
道すがらノルウェー王宮を横切り、ホールへ。
オスロコンサートホール、外観。
ホール内。リハの準備が始まっています。
今晩あるコンサートのリハーサルで、曲目は次のとおり。
♩ドヴォルザーク/真昼の魔女
♩ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番
♩ラフマニノフ/交響曲第3番
リハーサルが始まりました。
10:00にスタートし、ラフマニノフからランスルー40分。5分休憩をはさみ、10分取り出して直し。
ラフマニノフの交響曲第3番は、番号付きで最後に作曲された交響曲で、フランス流の3楽章制で書かれています。
牧歌的な旋律やリズミカルな要素も持っており、旋法的に描かれていて大変聴き応えのある作品でした。
次にドヴォルザークのリハーサル。ランスルー13分のあと10分直し。
ドヴォルザークの「真昼の魔女」という作品は、「新世界より」の次点で秀作な作品らしい。可愛らしいテーマから始まり、物語を観ているような展開!
最後はベートーヴェン。ランスルー35分。10分直し。
ベートーヴェンがウィーンで出てきてから、交響曲よりも先に取り掛かった作品。後期の苦悩をまだ見ぬ、美して幸せな楽曲。
指揮者はラトルに学んだRobin Ticciati(ロビン・ティチアーティ。1983年生まれ。40歳)。2017年からベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督、2014年からグラインドボーン祝祭オペラの音楽監督を務めています。
快活かつ明瞭な指揮、的確な指摘で、コンサートでは聞けないリハーサルの内側を見れ、大変充実した時間でした✨
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リハーサル見学のあとは、今回の旅で本当にお世話になった、あいねさんとランチです!
忙しい時間の合間をいただき、ご一緒させていただきました😭
おすすめと言われて来たのは、なんとシェルと来た同じお店!間違いないってことですね✨
魚屋さんが併設の魚料理専門店!
あいねさんオススメの日本には流通していないエビ!船ですぐにボイルするそうです。甘くて美味しいかった♪
私が頂いた、フィッシュ&チップス!ボリューム満点💯
あいねさんと。
ここでも、あいねさんがどんな活動をされているのか、どうしてノルウェーに辿り着いたのか、色んなお話を聞かせていただきました。
昨日お会いした神田さん曰く、あいねさんは飛び回る生活をされていて、会えたのは本当に運が良かったとのこと…!
あいねさんのおかげで、何倍も充実したノルウェー留学となりました。本当にありがとうございました‼️
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あいねさんとお別れし、このツアーの最後の合唱団訪問です。
オスロの北側のエリアに位置するメトディスト教会へ。
こちらでは、グレーテ・ペダーシェンが指揮者のノルウェー・ソリスト合唱団ユースの練習見学をさせていただきました。
残念ながらグレーテは来られないとのことで、アシスタントの練習だったのですが、昨日のオスロ大聖堂合唱団のアシスタントの方でした!
♩ハイドン /ネルソン・ミサ
小編成オケと練習で、合唱団は各パート3人くらい?少人数とは思えない充実した音が降って来ます…!
♩ドメニコ・スカルラッティ/スターバト・マーテル
男性のアシスタントに交代し、オケのない作品のため、オルガンとチェロでフォローしながらの練習。
ある程度のまとまりでランスルーしていき、戻して直していくストイックな練習。全部で4時間、集中力の切れない素晴らしいリハーサルでした。
練習後、指揮者のお二人とプロデューサーのリヴ・ヘレネさんとお話し、帰途へ。
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これまで天気に恵まれていましたが、帰りは肌寒い雨。帰り道、ノルウェーの紹介本の表紙に載ってた、人生を変えるコーヒー屋さん。
時間があったら行きたいと思っていましたが、そんな暇がないほど、音楽で充実した日々を過ごさせていただきました。
明日は午前中に空港へ向かい、午後2時過ぎの飛行機に乗ります。
最後まで気を緩めず、無事帰るぞ!
では、おやすみなさい🌙