【アンヴィルコーラス】
・歌い出し pp〜クレシェンド「sveste」で山になるように。次も同様にpp〜クレシェンド「panni」で山。だんだん夜が明けて皆がどんどん仕事に出てくる様子をイメージ。

・「Allopra,allopra」「Martella」の重心に注意。ハンマーを振り下ろした所が強くなるように。

・「Chi de gitano〜」はレガートですが美しくなり過ぎず、リズミカルにハンマーのリズムに乗って。

・p.82「Chi?」は別のフレーズとして感じて。

・p.20 下段「giorni abbella?」は2泊目に「nia」の発音が来るように。以降同様に「i gior nia bel la」でリズムを感じる。

・「Chi del gitano」の「no」、「i giorni abbella」の「la」はしっかり4分音符どおり伸ばして、8分休符を感じてしっかり切ること。

・男声「Velsami un tratto」「lena e coraggio〜」入り損なわないように。

・p.23 1番と同様にpp〜クレシェンド「vivid」で山。
「おお、あれを見てごらん」視線をどんどん遠くへやるイメージ。



【カヴァレリア・合唱と乾杯の歌】

・「A casa」caの母音aを伸ばして重心を置く。saは濁って「アッカーザ」と発音。

・p.55下段[allargando](幅広くゆったりと)なのでp.56上段「rinnovisi la」の「la」でスローモーション。「gio……」はひそめてpで!

・p.57 2小節目「vi-vail」と次の「che-cial」はスローモーションでテヌート。

・p.60 下段「Be-viam,…………」pからクレシェンド。


【カルメン】
・「タバコ女工」はアルトの音取りを丁寧にやりました。
・ハバネラ「来たぞ」テノールはリズム早くならない。音符どおりに。バスは下がらない。(母音がi→a→oで下がりやすいため。)
下段ユニゾン「来たぞ」は、入りがバラつくので、4分休符をしっかり感じるように。

・p.3 テノール 、ピッチが付点4分音符=100に上がっているので、気持ちを上げて「オレたちを見てくれ」



【オレンジの香りは】
・「Ah!〜」朝の世界ぎ広がるイメージを持って。


【ナブッコ】
「イスラエルの地を追われ、今は捕虜となって捕まっている。故郷に思いを届けておくれ、ヨルダンの河岸に挨拶してきておくれ、そよ風さん、優しいあの故郷に挨拶してきておくれ」

・16分音符は、抑圧された気持ちが溜まって、絶えていることを表現して。
p.82「Oh membranza si cara e fatal!」までは祖国の思い出をなぞって嘆く。

「Arpa dor〜」から主に願ったり、予言を願う。

p.81下段「O simile〜」ピアノが稲妻(雷)を表現している。苦しく残酷な運命を感じて。


【ヴァリアの歌】
愛の世界なので官能的に歌うこと。

・「Im Liebes bann」は「Liebes」のLが大文字だから、ここを重心にして。Imはそっと。

・区切るとしたら、「Vilja ,O Vilja」「Wald ma¨gdelein」「fass' mich」「und lass' mich」「Dein Traut lieb ster sein!」
この文節を切って聞こえないように感じて歌う。



【歌っていいですか】

・男声 歌い出し「歌っていいですか」積極的に。

・男声p.6「足元の野花の美しさを」は「のばなのうつくしさを」を1フレーズで歌うように。

・男声p.7「歌っていいですか」の「か」は減らしてからクレシェンド。

・男声 p.8 26小節目「歌っていいですか 歌っていいですか」のリズム注意。

・p.10 38小節目「歌っていいですか」は、「心の中の声」に聞こえるように。内面を歌う。上段との違いをはっきり表現する。

・39小節目「か」のハーモニー要注意。

・p.9 33小節目「暮れかかる今日のひかり」転調感を持って。

・女声p.12〔F〕「ひとりのへやで
…」「あなたのくるしい…」転調感を持って。

・全体的に難しいリズムが多いので、リズム読みは1人でも練習できるので、しっかりカウントするように。長い音の時に狂うので、伸ばすのをしっかり数えられるように。



小池美貴子