さようなら病院 | 夫と二人で

夫と二人で

食道がんで夫を亡くしました。
闘病中のこと、亡くなるまで、そしてその後の日々を書いています。

昨日は私の病院の日でした。

循環器、術後の心臓が異常なく動いているかの検査の日でした。

珠に不整脈は歩けどすぐに治りますと近況を伝えました。

今日の心電図もよかったですよと先生。

「僕ね、辞めることになったんだわ、これから先どうしようか?」

「え~え❓困る。で、先生はどこに行かれるの?」国立病院は転勤もよくあります。

開業することもあります。私立の病院へ行かれることもあります。

「決まってないんだわ」「そんなぁ」

「それでね、あなたのことなんだけどね、もう大丈夫だと思うんだわ。後任の先生の紹介するとしても

今のところ元気だしね。う~ん?近くに循環器の病院ある?」

「かかりつけ医は消化器系の先生だし、困りましたね。

でも先生、もし差し支えなければこくるとの循環器病院に帰ります。家から近いし」

もともと私はそこの患者だったのです。

ところが夫ががんになったことでそれまではたまに起きていた心房細動の発作が収まらなくなって

夫と同じ病院で手術をしたいと無理をいいここでの手術となったのです。

「k先生(私の主治医だった方)まだいらっしゃるかなぁ?取りあえず連絡しとくわな」と言い

「あなたのことは忘れられません。よく頑張りましたね」と言ってくださいました。

いいえ私のほうこそお世話になったのです。

夫の手術の時私が夫の責任者(?)であり私の時は夫がその役目をしてくれるはずでした。

先生は夫の病室まで来てくださって夫と話してくれ、夫の状態が悪いので

ご主人にまかすわけにはいけないと他の方に来てもらうようにと言いました。

その後も会うたびに夫の体調を聞いてくれくれ私の診察か夫の経過報告かわからないような

ことが続きました。

夫が亡くなった後の診察では心臓は大丈夫だと思うけどあなたの心のほうが心配だから

今まで通り診察に来るようにと言ってくれました。

先生の会うとホッとしました。

今回最後の言葉は心の平静が保てれば心臓は大丈夫です。

明るく生きてくださいと言うようなことを言いました。

なんかショックで言葉の隅々までは覚えていませんが・・・・

心からお礼を言い病院を後にしました。

さようなら病院。

病院へ行く度に夫の入院生活を思い出してつらかったけど行かないとなるとさみしいのは何なんでしょう?