近本おめでとう、でもこんなもんじゃないよね。          押川   (スポーツ) | 押川雲太朗の万事いいかげん

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もう決まりと思われたセ・リーグのペナントレースは

巨人の連敗で面白くなってきました。

 

阪神に関しては、私はあまり楽観的ではありません。

 

結局Bクラスだろうなと思っていますが、

上との差が少しずつ縮まっているのも事実ではあります。

 

そんな中、先日阪神のドラ1ルーキー近本が

新人安打記録を更新しました。

 

とてもめでたいことです。

 

最近の木浪の活躍も含め、

ルーキー二人の活躍はタイガースにとって

とても喜ばしい事です。

 

 

 

ところで、シーズン安打数というものは

歴代で考えた時とても難しい部分があります。

 

というのは、試合数が少しずつ多くなっているため

昔と今では同じ数字でも価値が違うように思うのです。

 

セ・リーグの新人安打記録は

長嶋茂雄の153安打です。

 

近本は9月5日137安打で

あと16本でセ・リーグ記録に並びます。

 

しかし、長嶋が新人の時の試合数は130試合で

今より13試合少ないです。

 

現在タイガースは125試合を消化しており、

後5試合で16本はほとんど不可能です。

 

打率を考えてみても、

新人の時の長嶋の打率は.305で

近本は現在.269。

 

もちろん近本に新人安打記録を塗り替えてもらいたいのですが、

それを達成しても長嶋茂雄に及ばないのは明らかです。

 

この事は中日の京田が新人の時にも思いました。

 

京田の新人安打記録は149安打で、

これを抜いて「京田よりすごい新人が現れた。」となって欲しいものです。

 

新人安打記録について、私が本当にすごいと思っているのは

1998年坪井智哉の135安打です。

 

新人のこの年、坪井は最初からシーズンに出ていませんでした。

 

打席数が少ない中で、135安打は驚くべき数字なのです。

 

打率.327は今も新人最高打率です。

 

ところで、近本のこのめでたいニュースを

手放しで喜べないことがもう一つあります。

 

前代未聞の新人安打製造機坪井の新人安打記録を抜いたのが高山。

 

そしてそれを抜いたのが近本です。

 

しかし、坪井も高山もそれ以後

新人の時ほどの成績が出せませんでした。

 

近本には「新人の時はすごかったのに。」と言われてほしくないのです。

 

今のバッティングを変える必要はないと思います。

 

来年にはきっと1年間を乗り切る体力もついていることでしょう。

 

一つ課題があるとすれば、走塁です。

 

走塁技術を磨いて、来年こそはぶっちぎりの盗塁王をとってください。

 

私は今年のはじめ、周りの人たちに

「この近本という選手が毎試合出るならば、ぶっちぎりの盗塁王をとる。」

と宣言していました。

 

もう山田や大島が盗塁王争いをする時代に終止符を打ってください。

 

そしてもう一つ、近本には達成してもらいたい記録があります。

 

年間ダブルプレー無しという記録です。

 

来年も再来年も。

 

遠い未来、近本がダブルプレーを打った時、

「近本、10年目にして遂に初のダブルプレーです。」

などという実況を聞きたいものです。