やましさを抱えて読んだ絵本 アフガニスタンのひみつの学校 | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

 

絵本朝活で、ご紹介した絵本について

書きます。(長いです)

 

読んだ絵本はこちらです。

 

アフガニスタンのひみつの学校

ほんとうにあったおはなし

ジャネット・ウィンター作

福本友美子訳

さ・え・ら書房

 

 

 

 

 

 

 

絵本朝活では、

まずわたしが絵本を読んで

皆さんに感じたこと、思ったことなどを

一言ずついただいて

 

そのあと、

わたしが思ったことを喋って、

(ここまででだいたい60分経過)

 

最後にお時間が許す方は

一言ずつ喋ってもらう。

(ここまでで90分くらい)

 

 

そんな

たわいもない

ゆるっとした会です。

 

1冊の絵本で90分?!

 

 

 

この絵本を読んで

皆さんからいただいた

感想を

なんとなくのカテゴリで分けて

ご紹介します。

 

 

 

 

【絵について】

 

□見返しの紫の色が綺麗

 

□原色じゃなくて柔らかい色使い。

 

□窓の中の人、もの、景色がすごく綺麗。じっくり手に取って読んでみたい。

 

□最後の黒い雲の向こうの青い空が綺麗

 

□最初の村の絵が遠目にケーキの絵に見えたので、楽しいお話なのかと思ってしまった。だんだん、深い話になって。

 

□爆弾を落とされるような戦争の場面はない

 

□絵本の絵は可愛かった。でも、支配ってなんなんだろう?なんでそうなってしまうんだろう?と考えてしまった。

 

□窓の縁の色が場面によって違う。

 

□絵が四角い枠の中に描かれているのはなんでかな。

 

□枠の中に絵があるのは、作者がアフガニスタンの人じゃない、多分外からの視点、距離感も含めての表現なんだと納得。自分たちの日常があって、そことは違うという視点で良い絵本。遠くから知る、それでいい絵本。

 

 

 

【学びについて】

 

□学びの窓が生きるための力になるんだな。日本では当たり前にあるけど。

 

□女の子だって知りたいはず。なのに、女の人は学んじゃいけないなんて、そんな国があるのか。

 

□誰もが学ぶ権利があり、生きる権利があるのに。

 

□隠れながら学ばなければならないのか

 

□バスラの図書館員(ジャネット・ウィンター絵と文  長田弘訳 晶文社)という絵本を思い出した。学校に行く、本を読むということが日常である日本、それはすごいことなんだと思った。

 

□学校はいろんな窓が開かれる場所。

 

□ウクライナの子どもが、お父さんが兵隊に行かないでとヘルメットを叩いている映像、3時間かけて学校に通っている女の子の映像を見た。学ぶ、正しい教育を受けることは大事なことだ。

 

□誰にとっても学ぶ権利はある。

 

□ナスリーンが学びの中で心が開かれていくのが印象的。

 

□ラストの「いくら兵士たちだって、まごむすめにひらかれたまどをとじることなんて、もうできませんから。」というセリフが希望があって印象的だった。

 

□自分のものにした知識はいつも一緒という言葉が響いた。

 

□生きる覚悟を感じた

 

 

 

【他人事・自分事について】

 

□我が子が少年野球の帰りに行方不明になって生きた心地がしなかったことを思い出した

 

□ウクライナや地震、本当にあることを聞かされていてもどこか他人事だった。

これでいいのかという自分に対しての責める気持ち。

 

□タイムリーな絵本。日本にいると、今世界で起きていることに対して自分事にするのが難しい。

 

□ドイツに住んでいる。日本にいるときより、ウクライナの戦争が身近。

 

□知らなきゃいけない。

 

□自分の中の壁を感じて、こういう絵本が読めなかったので、みんなでこの絵本を一緒に読めたことが嬉しかった

 

□今、私も知ることができたのは嬉しい。

 

□真実を知ることで自分が変われるかなと思いながら聞いていた。

 

□ウクライナのことを思いながら聞いていた。

日本で暮らしてきた自分としては、なんでこの時代にこんなことになっちゃうんだろうと理解できない。

それをしてしまうのも人間だけど、助けるのもまた人間なんだな。そこに救いがあるなと思った。

世界中が止められないでいる、自分も何か出来ることないかなと思う。

 

□戦争を体験していないので、アフガニスタンの人の気持ちを想像することしかできない。

でも、物はいっぱいあるけど、不安を抱えている人がたくさんいる。

 

 

 

【アフガニスタン・戦争について】

 

□テレビをつけるのがしんどくなる出来事が多過ぎる

 

□自分たちが体験したことのない怖さ。

 

□ウクライナのこともあり、このお話をしみじみ感じられた。

 

□胸がつぶれそうだった。今、実際におきていること。家に急に来て大事な人が連れ去られるとはどういうこと?

後ろ手に縛られて、車のトランクに放り込まれる。その後、どうなるのか。

絵本だから淡々とかかれているけれど、本当に起きていること。

学校も私たちは当たり前に行けるけど、タリバンに見つかったら、ただでは済まない。

 

□コロナでただでさえ不自由になっているのに、ウクライナで戦争が始まる。

 

□水が飲める、学校へいける、当たり前の世界が当たり前で無くなっていくのか。

 

□ナスリーンのママとパパ、帰ってきて欲しい。

 

□女の子だけの秘密の学校、本当にあったんだと衝撃を受けた。

 

□窓が開かれる、それが希望としてかかれているけど、それは閉じられるかもしれない、壊されるかもしれない。

希望があるとしたら、男の子たちが協力して、女の子が学校に行けるようにしているところ。

この男の子たちがその行動をとっているということは、それを応援している大人がいるはず。

暴力にさらされて暮らしてくのはどんだけ怖いだろう。

 

□日本とのあまりの違い、当たり前のことが当たり前でない

 

 

 

 

 

【友だち・寄り添うことについて】

 

□一番グッときたのは、友達に「あいたかったよ。」という言葉で心が開かれた場面。感動した。

 

□危険を冒しても学校に行かせたい、そこに希望がある。人に会って思いを伝え合いたい。そういうことは食べ物と同じくらい必要なことなんだ。

 

□友だちの寄り添い、あたたかい心が、ナスリーンの心をとかしたんだな。

 

□「あいたかったよ。」という言葉が印象的。

 

□どんなに子どもたちにいいと思っても、子ども本人が傷ついていたりしたら、そこに気持ちが向かない。同じ空気感にいるということが大事なんだな。

 

□孫娘が心を閉ざしてしまったけど、友だちや学校のおかげで心を開いていったんだな。

 

 

 

【おばあちゃんについて】

 

□私がこの絵本のおばあちゃんだったら、息子を連れ去られ、どんな気持ちだろう。

 

□ラスト、おばあちゃんが悲壮な感じではなく希望を感じられる。

 

□孫に学ばせたい、視野を広げさせたいおばあちゃんの想い。

 

□おばあさんが命懸けで学校に通わせたのは、新しい世界を作って欲しいと願ったんだろうな。

 

□ラストのおばあちゃんの言葉が心に残った。

 

 

 

【絵本】

 

□アフガニスタンの女性が教育を受けることの難しさ。本当にこんなことがあることを誰かが発信しなければわからない。

 

□ふんわり、やんわり、綺麗に伝えるのではなく、ちゃんと私たちが真実を見極める力をつけるためにも、こういう絵本があって欲しい。

 

□絵本は、たくさんの扉を開けるんだなと感じた。

 

□祈りの絵本。

 

□アメリカ人作家だから出版できたのかな。渦中にある人だったらここまで表現できるかな。

 

□絵本だから、説明じゃなく、知ってもらうことができるんだろうな。

 

□絵本というかたちにするのに実際のこととはタイムラグがあるけど、今のこととして受け取れるものがある。

 

 

 

【読みたい】

 

□作者の言葉、訳者の言葉を読みたい。

 

□この絵本の続きも作ってほしい。

 

□この絵本を子どもに読みたい。

 

□読み聞かせボランティアをしている仲間に紹介したい。

 

□絵本を読んでもらったことで戦地のことを考えたり、大事な種をもらったと感じた。中学校図書室のサポートをしている。新年度、この絵本を買って、中学生に読みたい。中学生と一緒に考えたい。

 

□読むのには勇気がいる。胸がいっぱいになって読めないかもしれない。

 

□本当の話だよって読まないと、あまりにも実生活とかけ離れているから、「おはなしの世界」作り話だと思っちゃうかもしれない。だから表紙に書いてある。

 

□同情をかうような絵本じゃない。アフガニスタンではこういうことが起きていると知らせるような絵本。もしかしたら、小学校高学年や中学生に読めると思う。

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

ここまで

皆さんからいただいた感想です。

 

ここから

わたしが喋ったことです。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

2022年2月18日初版の絵本です。

 

さ・え・ら書房の佐藤さんにいただいた絵本です。

 

 

 

 

 

解説を読まずに、絵本そのもので

絵本そのものをまずは受け取りたい、と思っています。

 

なので、あえて作者の言葉、訳者の言葉、解説は読まずに

絵本そのものをまず読みました。

 

 

 

【難しいテーマ】

 

私たちにとって

遠い国、アフガニスタンについて

子どもにもわかるように絵本という形で表現する

 

というのはとても難しいと思うんです。

 

でも、この絵本はとても伝わってくる。

いいな、すごいなと思いました。

 

作者は、アフガニスタンの人ではありません。

アメリカの絵本作家です。

 

作者のことばをご紹介します。

 

(以下引用)

 

アフガニスタンがタリバンというイスラム教系のグループの政権に支配されていた1996年ー2001年に、女の子のための秘密の学校をつくり、見つからないようにこっそりと勉強を教えていたグループがあります。

 

(中略)

 

アフガニスタンがタリバン政権に支配される前は、

・学校の先生の70%は女性

・医者の40%は女性

・カブール大学の学生の50%は女性

 

タリバンに支配されてからは、

・女の子は学校にも大学にも行ってはいけない

・女性は家の外で働いてはいけない

・女性は身内の男性のつきそいなしに家を出てはいけない

・女性は頭と体全部をおおい、目の部分だけが開いたブルカという服を着なければならい

 

(引用ここまで)

 

 

アフガニスタンは、かつては、女の人が社会に出ていくことの後進国ではなかった、ということですよね。

 

それなのに、

女の子は学校に行ってはいけないなんて

そんなことが実際にあるんですか?!

 

社会、政治、世界で今起きていることを

絵本でかくって難しい。

 

どうしても教科書的になってしまう。

 

 

そもそも絵本は娯楽のためにある、とわたしは基本的に思っています。

この絵本は楽しくはない。

 

どうしても

大人が子どもに

何かを教える、知識を与える、

子どもは大人の誘導的なものを察知するから

手渡し方が難しい

 

 

 

【物語の語り手】

 

 

絵本として見たときに

おばあちゃんに語らせている方法をとっているのがいいな。

 

ナスリーンに語らせる方が、読んでもらう子どもの年齢的には近いだろう。

 

なぜ、おばあちゃんに語らせるのか。

 

おばあちゃんは、前の時代を知っている。

女の人が学ぶことができた時代。

 

それを知っているからこそ

命懸けでも

ナスリーンに学ばせたい、そう思ったのだろうと

納得できます。

 

ナスリーンの閉ざした心を無理矢理こじ開けることなく、今できる、命懸けだけれど、最善の方法をとる。

 

ナスリーンは心を閉ざしているから

ナスリーンの語りではこの絵本は成立しなかったのかな。

 

 

【絵本の絵について】

 

枠の中に絵が入っていることが気になった。

 

皆さんの感想を聞いて、「ああ、枠じゃなくて、窓なのか」と思いました。

 

最初の、おばあちゃんが知っている、女の人が学ぶことができた時代の色と

ラスト、ナスリーンが知識の窓を開いた窓の色が緑で一緒。

 

兵士が出てくると、窓枠に黒が入る。

 

学校の窓枠は全部、ピンク色。

 

 

ナスリーンの閉ざした心を無理矢理こじ開ける人は誰もいない。

 

いつも隣に座った友達に「あいたかったよ」と言われてはじめて

ナスリーンは心を開く。

そしてはじめて学びが始まる。

 

閉じた心に学びは入っていかない。

 

目を下にして俯き加減にしているナスリーンの絵が2枚あるけれど

この2枚の絵は似ているようで全く違う。

この描き分けはすごい。

 

青い空の向こうには

ナスリーンのお父さんとお母さんがいる。

(もしかしたら、もうこの世にはいないことを暗示しているのかもしれない)

 

 

もちろん、わたしたちは同じ状況ではないけれど、

ナスリーンのように気持ちを閉ざしてしまう出来事や

誰も信じられなくなるようなことは

あるかもしれません。

 

心を開く瞬間が描かれているところに希望がある。

 

 

【他人事について】

 

アフガニスタンで一体何が起きているか、逐一チェックしているか、と言ったら、ぜんぜん、他人事。

 

でも、今現在、生きている人たちが実際に今、体験している出来事なんですよね。

 

 

 

 

アフガニスタンに学校を作る活動をしている写真家のお話を

絵本講師仲間のくがっちを追っかけて

聞きに行ったことがあります。

 

 

□アフガニスタン山の学校の写真

フォトジャーナリスト長倉洋海の眼

 

 

 

 

 

https://ameblo.jp/osekkainaobasan/entry-12262144807.html

 

 

 

 

 

 

なんだかんだ言っても結局、自分は安全な場所にいて、

他人事じゃんね。

 

偽善?

やましさが拭えない。ついてまわる。

 

この絵本をいつ、どこで誰にどう読む?

「あなた知らなかったでしょ、アフガニスタンってこんなに大変なのよ」

って知らないくせに賢しらに。

 

たわいもない絵本を読むのと違う。

 

そんなことを考えていたら

 

ちょうど、新聞にこんな記事があったんです。

 

臨床心理士で

専門家なのに、すごくわかりやすく

書いてくれるから好きで

この人の書くものは

チェックしているんですね。

 

 

 

朝日新聞2022.3.17

社会季評

よそ者のやましさを抱えて

「糸」は届く 戦禍の国にも

東畑開人さん

有料会員記事ですが

https://www.asahi.com/articles/DA3S15235621.html

 

 

 

 

 

この記事にこんなことが書いてあります。

 

(以下引用)

 

ただし、この糸には一抹のやましさが織り込まれている。

 

糸の向こうには、戦争のただ中にいて、被害とトラウマに苦しむ当事者たちがいる。

 

だから、私たちはその戦争を我が事のように想像し、糸の先端を彼らにまで届かせたいと願う。

 

しかし、糸の手元には、ミサイルも銃弾も飛んでこない安全な場所で、テレビやスマホに映る戦争を見ている私たちもいる。

 

長く伸びた糸の先端と手元には温度差がある。

 

我が事だと思いながら他人事でもあること、自分が当事者ではなくよそ者であること。

 

ここにやましさがある。

 

(引用ここまで)

 

 

そうなの。

まさに、そうなの。

 

自分ごとと考えられないのに

こういう絵本を読んでどうなんだ、お前は

みたいなやましさ。

 

こうして

今の私が感じていることにヒットする視点がこの方の書くものに見つけられることがすごく多いのです。

 

 

(以下引用)

 

新聞を眺めれば無数のニュースがある。

 

私たちはほんの一握りの問題に対しては当事者だが、ほとんどの問題に対してはよそ者だ。

 

それでもよそ者は遠いところにまで、たとえウクライナにまで糸を伸ばすことが出来るし、その糸を未来まで続くように鍛えることもできる。

 

そういう糸でグルグル巻きにされているものを、私たちは「社会」とか「世界」とか呼ぶのだと思う。

 

(引用ここまで)

 

 

そうなんだよな。

 

よそ者で

偽善者で

やましさを抱えつつ

でもこの絵本を読む。

 

さも

こういう絵本を読んでわたし

考えてますアピール?

 

絵本を読み終わってすぐに

お昼ご飯の心配をする現実があるやましさよ。

 

だから、恐る恐る読む感じ、です。

 

朝活を「楽しかった〜」という時間にしなくていもいい?

 

 

 

それにしてもこの絵本は難しい問題を

うまいこと絵本というかたちにで表現している。

 

遠く

身近に感じにくい問題を

 

短い言葉と絵で

何か考えさせるようなかたちにしている。

 

 

 

【目の前の問題と切り分ける】

 

この絵本に描かれていることは、時代や国が違っても、普遍性がある。

 

学校図書館や公共図書館には置いてほしい絵本。

 

子どもに悩み事を相談されたとき、

「あなたの悩みなんてたいしたことないわよ。」

「ほら、学校にいけない子だっているのよ」

って言っちゃだめ。

 

 

そこに想いを馳せることと

自分の目の前にある問題は

別問題。

 

そこははっきりと切り分けて考える。

 

比べちゃダメ。

 

 

 

 

 

□おすすめ本

 

居るのはつらいよ

ケアとセラピーについての覚書

(シリーズ ケアをひらく)

東畑開人(とうはた・かいと)

医学書院

 

 

 

 

 

 

https://ameblo.jp/osekkainaobasan/entry-12647927720.html

 

 

 

 

 

 

 

 

この話をするためのわたしのメモ↑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな話をした後に

参加者の皆様からいただいた言葉。

 

 

 

 

 

 

【偽善とやましさについて】

 

□私は何も知らないんだな。知らないことすら忘れて過ごしているんだな。知った気になっているだけ。

 

□小学校の読み聞かせで絵本を選ぶとき、終戦記念日に近くなると、なんとなく戦争の絵本を選ぶ仲間がいる中で、そのモヤモヤが、そうだ、自分もやましいような気持ちがあったなと気づけてホッとした。

 

□偽善っぽいし、やましさをわかった上で、読もう。いいんですよと確信できた。「いい人ぶって」と言われながら読もう。

 

□自分の中のやましさを感じていたけど、スッキリした。

 

□自分で自分を責めるとどんどん辛くなるから、それをいったんクリアにしたい。

 

□当事者じゃないから、何か言ったりすることに抵抗がある。だけど、この絵本を読んでもらってよかったのは事実。

今自分たちがあたり前に感じている事も、それが、どれだけ尊いか。

私達が、そういうものを今持っていることの「自覚」というか…。

それは、人が生きて行く上で、命を危険に晒してでも得たいものであって

本当なら、誰もが当たり前のように持てている世界であって欲しい。

 

□偽善者のように感じる、というのもわかるけど、何もしないよりいい。それをこうやってやってくれる。

 

□3.11の時、自分の気持ちがモヤモヤした。自分が普通の生活をしていることに心苦しい、だからと言って何ができるわけじゃない。自分の中で矛盾を感じる。

 

□3月はウキウキするはずなのに、いつも気持ちが重い。震災を経験していない自分が、東日本大震災の絵本を偽善者ぶって人に読んでいるのかなとずっと思っていたけど、今日とんちゃんにアフガニスタンの絵本を読んでもらって世の中の理不尽なことに、自分は何をすることもできないけれど、そのときだけでも、考える場所、時間を与えてもらうのも良いんじゃないかなと思った。

 

□子育て支援の現場にいて、お母さんの悩みを本当にはわからないけど寄り添っていく。想像して、偽善でもなんでもなく、できるんじゃないかな。

 

□偽善者だと言いたい人には言わせておけばいい。読んだらいい。

もし、自分が絵本に出てくるおばあちゃんだったら、誰かが読んでくれないと絵本を作った意味がない。誰かがこの絵本を読んでくれたら、関わってくれてるってこと。無関心が一番悲しい。

 

 

 

【朝活について】

 

□とんちゃんが、いろんなことを考えて、この時間を作ってこの絵本を読んでくれたんだな。

 

□久しぶりにいろんなことを考えた。

 

□あ〜楽しかった、じゃなく、人としてどのように生きていきたいのか、考えたくなる時間だった。

 

□いろいろ考えて疲れた(笑)

 

□大人になって絵本を読むことはあっても、読んでもらうことはないので、読んでもらうって嬉しい。

 

□1冊の絵本が、みんなの意見、とんちゃんの考えを聞いて、自分の中の気づきが深まった。この絵本を伝えたいという思いが湧き上がった。

 

□読んでもらって、みんなの意見を聞いて、とんちゃんの話を聞いて、10倍にも20倍にも考える時間になった。

 

 

朝活

 

 

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■ 終わってから送っていただいた皆さんの声 ■

 

かーこさん

 

とんちゃん 
今日はありがとうございました。 
最近、コロナに加えて次々起こるめまぐるしい出来事に、自分の中のザワザワした感情をどうにもできずにいました。 
今日は皆さんのお話を聴きながら、今の自分の気持ちにも○ができて少し楽になりました。 

とんちゃんがこの絵本を読んでくださったことに感謝です。 
楽しい絵本も大好きですが、こうやって一緒に今を考えれる絵本をとんちゃんに読んでもらって、みんなで話せる場があること、有り難いな〜と思います。 
ありがとうございました。 
また参加させてくださいね。

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さとりん 

 

とんちゃん、ありがとうございました。 
初参加でドキドキしましたが、とんちゃんとみなさまのおかげで楽しく深い時間を過ごせました。 
読んで頂いた絵本で、力の弱いものを押さえつけるというのは、戦争がない国でも同じことが行われているのでは、という気付きがありました。 
日本でも、会社でも、学校でも、家族の中でも‥ 
戦争がないから平和、ということではないと感じました。そして、大事なのは気持ちに寄り添い待つこと。当たり前のことなのに、出来ていないな、と気付かせてもらいました。 
また同じ絵本なのに感じ方はそれぞれで、みなさまのシェアで新たな視点が得られたことに感謝します。 
ありがとうございました!

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ゆっこちゃん

 

1冊の絵本から広がる様々な想いや考えに触れることができて貴重な時間でした! 
1冊の絵本でこんなにも気持ちが溢れてくるなんて…時間が足らないくらいあっという間。 
同じ今を生きているのに、こんなにも世界が違うなんて。 
でも、それもどこか他人事の中で日頃私たちは語っていることのやましさやよそ者感についても今日は発することができて、ちょっと気持ちが解放された思いがしました。 
そのうしろめたさを自覚しつつ、私ができる発信をしていこうと思いました。 
1冊の絵本で深く語り合うということは、もしも、考えや意見が出てこなかったらどうしようと避けていたところもありましたが、私もチャレンジしてみたいなぁと思います☆

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かよちゃん

 

はじめて参加しました。 
感想とか言葉が出てこなくてもどかしかったのですが、他の参加者様のシェアを聴けることで、ハッと何かに気づく瞬間(今回でいうと偽善とわかった上で発信していく…!という言葉だったり)で心が動くことを体感できました。 

自分の思いというよりは他の方々のお話にもっと耳を傾けていたいと思える時間でした。 

個人的に最後のとんちゃんさんの、「〇〇なんだからやりなさい」 
っていう比較されるお話もっと聞きたかったーです1 

聴いているだけで何か大切なことに気づかせてくれる、分かち合いの場に参加できたこと嬉しく思います。 

また参加させてください♪

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PIPIさん

 

今日読んでくれた『アフガニスタンのひみつの学校』に出逢わせてくれて、感謝! 
深い気づきをされる皆さんに出逢わせて頂き、「場」作って頂いたことに感謝!です。 

社会情勢や環境問題、明るく楽しい題材ではない絵本、この絵本を読むことが「偽善」と捉えられるのではっと考えるとんちゃんに驚きました。 
私は、読んで貰って偽善なんて全く感じませんでした。むしろ出逢わせて頂きありがとうです。 

この絵本が、学校で先生から学習資料として紹介されるのは抵抗がありますが、先生でない立場の方から社会情勢など基礎解説なしで読んであげて読み終わった後、「本当にあった話でね〜アフガニスタンって遠い国でね〜」って少しお話ししてあげるくらいで子どもたちに解説しなくてもいいのかなと思いました。 

この絵本が、額縁🖼で縁取られているのは作者も含めて読んでるみんな外から見てるのです。 
「当事者ではなく、安全な場所から見てる」その事実を知って感じるだけでもそこから何かしらの変化が当事者彼ら彼女たちの未来の希望につながると信じてます。

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ゆっきーさん

 

 

絵本で朝活ってなんだろな、と気軽に参加させていただきましたが、テーマが重く戦争についての本でした。感想を求められてあたふたしてしまいましたが、感じたこと思っていることを伝え、とんちゃんをはじめ参加者の皆さんにも聞いていただけて何だかスッキリしました。

 

ありがとうございました。

 

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くがっち

 

 

今日はアフガニスタンの絵本!しかも「ほんとうにあったおはなし」。

大切な人が連れ去られる…暴力に晒され続け、見つかったらただでは済まない…恐ろしい「現実」に胸がギュッとなりました。

アフガン、好きで、いろいろ話してしまって「なんやコイツー?」と引かれたかもしれません。すみません(でも、話さずにいられなかった)

 

「この絵本を誰かと読みたいな、知ってほしいな、伝わるかな」っていう気持ちを

偽善だとは私には思えません。

とんちゃん、読んでくれてありがとう。4月も楽しみにしています。

 

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ひろちゃん 

 

とんちゃんの朝活(夜だけど)、待望の時間でした。

絵本から得られる情報や感情を大事にして、誰かほかの人にそれらを手渡していくことの重要さや喜びを改めて感じた夜でした。

「知り、考えるための種」をもらいました。ありがとうございました!

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みきちゃん 

 

今日読んで下さった絵本。

手に取ってじっくり読んでみたいと思います。

 

世の中には、自分にはどうすることもできないことがいっぱいあります。

でも、「知る」「考える」「伝える」「思いを巡らす」

そんな、機会をいただきありがとうございました。

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かおりちゃん 

 

素敵な本の紹介をしていただき

ありがとうございました

戦争の本は、皆さま言われていたように

取り扱いが難しいく

避けてしまいがちです

でも、今日「よそ者のやましさを抱えて」と話せたことで

行動する勇気が出ました

まずは一石投じる

仲間と話し合ってみる

動かないと何も始まりませんものね

改めて、絵本って素晴らしいなと思いました

とんちゃん、ありがとうございます

これからも、私たちにも読み聞かせてくださいね

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こんな朝活の日もあります。

 

赤ちゃん絵本を読んだり

たわいもない絵本を読んだり

いろいろです。

 

考えながら

わからなさを

やましさを

みんなで

分かち合えたら

と思います。

 

 

 

 

夜の朝活

 

 

 

 

朝活は満員御礼になっていますが

お気軽にキャンセル待ちしてください。

 

キャンセルありましたら

ご連絡します。

 

 

とんちゃんのオンライン朝活

 

 

 

 

日程など詳しくはこちらをクリック