昨日出会った他社の女子職員
花金なので職場から帰る時が楽しそう![]()
「お疲れ様でした」と声をかけると
「今日は頑張りました、明日はBBQ!、あー楽しみ」といってバイバイと手を振る
天下無敵の若者自分の父親より年上の他社の人間に手を振れるフレンドり―さに感動![]()
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題名は知っていたが読んでいなかったこの一冊
やはり面白かった
大阪の街中へわての花のれんを幾つも幾つも仕掛けたいのや――
細腕一本でみごとな寄席を作りあげた浪花女のど根性の生涯を描く
今から50年以上前の直木賞作品、主人公は吉本興業の創設者、吉本せいらしい
舞台や映画化やドラマ化されているが
ヒロインの多加を色々な俳優が演じている
三益愛子、淡島千景、万代峰子、森光子、宮本信子、なかなかの顔ぶれ
船場の商家に嫁いだものの、道楽にうつつを抜かす夫のせいで店を潰してしまうという
だらしない大阪の旦さんの物語
他人事なら笑えるが財産もなくうつつを抜かす自分事としては怖い
祖父は大阪で商いをしそこで育った父が、子どもの頃頼みもしないのに
船場の「いとはん」「こいはん」「ごりょんはん」の説明をしてくれていた![]()
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船場言葉を私によく教えてくれていたが今ではさっぱりわからない
父は子どもの頃近所ではお金を持たないで買い物?をしていたので、
大きくなるまで買い物にはお金がいるとういうことを知らなかったらしい
(後でお金では随分苦労したが…
)
物語に登場する大阪の街の名に触れると懐かしさがよみがえる
転んでもタダでは起きない大阪商人のたくましさも教えられたものだが父は「ぼんぼん」であったため私は「あほぼん」に育つ(笑)

