ハート・ロッカー | 元レンタルビデオ屋店長の映画感想

元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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 「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー監督が、死と隣り合わせの日常を生きるアメリカ軍爆発物処理班の男たちの姿を力強く描き出した緊迫の戦争アクション。テロの脅威が続く混沌のイラク・バグダッドを舞台に、爆発処理チームのリーダーとして新たに赴任した破天荒な主人公ら3人の兵士が尋常ならざるプレッシャーに晒されながら爆弾解除に取り組むさまを、徹底したリアリズムで生々しくスリリングに捉えていく。主演は「28週後...」のジェレミー・レナー。共演に「ミリオンダラー・ベイビー」のアンソニー・マッキーと「ジャーヘッド」のブライアン・ジェラティ。
 2004年夏、イラクのバグダッド郊外。アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班では、任務中に殉職者が出たため、ジェームズ二等軍曹を新リーダーとして迎え入れることに。こうして、サンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵を補佐役とした爆弾処理チームは、任務明けまで常に死の危険が孕む38日間を共にしていく。しかし、任務が開始されると、ジェームズは遠隔ロボットを活用するなど慎重を期して取るべき作業順序や指示を全て無視し、自ら爆弾に近づいて淡々と解除作業を完遂。任務のたび、一般市民かテロリストかも分からない見物人に囲まれた現場で張り詰めた緊張感とも格闘しているサンボーンとエルドリッジには、一層の戸惑いと混乱が生じる。そして互いに衝突も生まれるものの、ストレスを発散するように酒を酌み交わし、謎めいたジェームズの一面も垣間見ることで理解を深め結束していく3人。だがやがて、任務のさなか度重なる悲劇を目の当たりにしたことから、ある時ジェームズは冷静さを欠いた感情的行動に走り、3人の結束を揺るがす事態を招いてしまう…。

冒頭から爆弾処理の緊張感のある映像から始まり、ガイ・スピアーズが早々に爆死する。この冒頭で、普段の現実生活とは重なる事は無い世界に、否応なしに戦場へと強い引力で引きこまれ、観る者に強烈な体験をさせる。


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徹底的にリアルを追求した本作。リアリティに満ちた緊迫感で映し出す映像は、さほど目新しくも無いが、物語の切込みが斬新で興味深い。現在の戦争を描き、尚且つ全ての戦争の本質の一つを描いた作品だ。人間が戦争の本質をどう認識するかということを描くことこそが、作るべき戦争映画だと思うのだが、見事にこの映画は描かれていると思う。(全てではないが。)

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FPSゲーム(First Person Shooting)をしているのが印象的だった。「Gears of War」というエイリアンと戦うサバイバル・アクションゲームなのだが、現実的なゲーム「コール オブ デューティ 」などがあるのに、あえてGears of Warをしているのは、今いる場所からの現実逃避にも思える。

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反戦というバックグラウンドもあるのだが、それが押し付けがましくもなく、戦争を批判していない事が、この映画の良さでもある。(政治的なものも見え隠れしているのかもしれんが。)


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