大阪府議会「議会改革検討協議会」の第一回会議に出席し、決算審査の方法について等を話し合いました。
この決算審査というのは、議会にとって、とても重要な役割であって、議会が前年度に可決した予算案通りに、執行機関(行政)が正しく実施し、そしてどのよう効果があったのかをチェックすることが期待されています。
現在、大阪府議会では、毎年、決算特別委員会が設置され、14名の委員が各部局から提出された決算書を審議しています。
この審査の方法について、より議会機能が高まるように変更できないかということを、議会改革検討協議会でまずは議論する項目となりました。
現行の審査方法で、課題だと捉えていることは何かと言いますと、それは、決算審査の内容を、翌年度の予算案に反映させられる仕組みにしたいというものです。つまり、決算審査を踏まえた予算案の策定、そして予算案審査を行う一連の流れを作ることです。
このような決算と予算に対する議会の関わり方を変更することで、二元代表制の役割が高まり、PDCAの視点をもって、府民の代表者としての一翼を担う議会が予算案が絡む政策づくりの段階から意見を述べていくことができ、その声が反映された形で、施策が展開されていくことが期待できます。
三重県議会では、このような流れを確保できる議会の仕組みを構築しています。この三重県議会の予算決算常任委員会と分科会による審査・審議の形を参考に、全都道府県で最も議会機能が高まる仕組みを検討していきたいと考えております。