簡単UL:登山用スリーピングマットを選ぶ(後編) | Photo Life in Toyama

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富山の写真家 林治のブログです

 
常念岳テント場から見る槍ヶ岳
 
いつも Photo Life in Toyama へご訪問ありがとうございます。
 
ある程度居住性を確保しながら、比較的簡単に登山装備の軽量化を目指す「簡単ULシリーズ」。
今回は、前回の記事「簡単UL:登山用スリーピングマットを選ぶ(前編)」の続きです。
前編を再度ご確認いただいた上で、後編を読んでいただけましたら嬉しいです。

 

 

「簡単UL」シリーズ ご紹介

 

簡単ULNo.1 :登山用テントを選ぶ 右差し Go!

簡単ULNo.2:登山用スリーピングマットを選ぶ(前編)右差し Go!

簡単ULNo.3:登山用スリーピングマットを選ぶ(後編)(本記事)右差し Go!

簡単ULNo.4:登山用クッカー&関連パーツ おすすめ7選 右差し Go!

 

 

 

     5.おすすめのスリーピングマット

 

前回までで「スリーピングスタイル」は決まりましたか?

 

それでは、ここからは軽量化を図るための「おすすめスリーピングマット」をご紹介します。

 

前編で確認したひとそれぞれのスリーピングスタイル。そのスタイル別の軽量化方法・・スリーピングマットをショートタイプにして軽量化を図る方、或いはレギュラータイプを使用して軽量化を図る方。

いずれの軽量化についても、それぞれ参考にしていただけるモデルをご紹介しています。ぜひご参照ください。

 

尚、スリーシーズン向けで400g以上のマットはあまり軽量化対策とは言えないためおすすめ対象外としています。

ご了承ください。

 

 

[1] 山と道  UL Pad 15 / 15+(R値 1.4 夏 / 2.0 スリーシーズン)

 

UL Pad 15 S+(113g R値2.0)

 

前項(4)でご紹介したクローズドセルタイプ・ロールマット。断熱性の高いXLPEフォームを使用し、軽くて暖かいのが特徴です。また販売者が「世界最軽量のスリーピングパッド」と謳う超軽量モデル。

 

軽量化を目指す方であれば、UL Pad 15(厚さ10mm)のSサイズ(75g)、Lサイズ(131g)、或いは UL Pad 15+(厚さ13mm)のSサイズ(113g)がおすすめです。

 

※筆者は最近、UL Pad 15+のショートタイプ(113g)と2人用テントの床をほぼ覆う銀マット(100g)を組み合わせて使用しています。

 

*良い点

・UL Pad 15+ はR値2.0と、スリーシーズン気兼ねなく使用できて軽量化を図ることができる

・厚さの割にクッション性も良好

 

*残念な点

・UL Pad 15+(厚さ13mm)のL以上のサイズはロールの巻きが太いため、ザックに取り付けづらい

・UL Pad 15+ / 15 どちらもショートタイプの長さが100cmと短めなので、ショートタイプに慣れていないと少し不安かもしれません(実際に使用すると問題ありませんが)

 

*スペック

UL Pad 15:厚さ10mm、R値 1.4、幅 50cm

  S(長さ100cm) 重量 75g 3,520円

  L(長さ175cm) 重量 131g 5,500円

  XL(長さ200cm) 重量 150g 6,160円

 

UL Pad 15+:厚さ13mm、R値 2.0、幅 50cm

  S(長さ100cm) 重量 113g 5,060円

  L(長さ175cm) 重量 198g 8,250円

  XL(長さ200cm) 重量 226g 9,260円

 

 

 

[2] サーマレスト Zライトソル スモール(R値 2.0 スリーシーズン)

 

 

ジャバラ型のクローズドセルタイプでは人気のサーマレスト Zライトソル。

レギュラーサイズ(長さ183cm)は410gと重く軽量化とは言いづらいので、スモールサイズ(長さ130cm、290g)をご紹介します。

 

*良い点

・スリーシーズン使用でき、手荒に扱えるクローズドセルタイプ

・スモールサイズでも130cmあるので、あまり不満なく軽量化が可能

 

*残念な点

・価格が7,920円と高め

 

*スペック(スモールサイズ)

・サイズ 51 x 130cm

・重量  290g

・R値   2.0

・価格  7,920円(税込、楽天)

 

 

*ご参考

私は以下の廉価品マットも使用し、必要な長さを超える部分は切り取って使用しています。

こうした安い製品はハサミで気軽に切れるのが良いですね。

 

 

 

 

[3] サーマレスト ネオエアーウーバーライト (S/Rサイズ)(R値2.3 スリーシーズン)

 

 

サーマレストのエアマットで最軽量となるネオエアーウーバーライト。

スモールサイズで170g、レギュラーサイズで250gと超軽量。収納サイズも非常にコンパクトなので装備の小型・軽量化に貢献します。

 

*良い点

・超軽量

・スモールサイズは長さ119cmで170g

 

*残念な点

・価格が高め

 

*スペック(スモールサイズ)

・サイズ 51×119cm

・収納サイズ 15×8cm

・重量  170g

・厚さ  6.4cm

・R値   2.3

・価格  38,500円(税込 Amazon)

 

*スペック(レギュラーサイズ)

・サイズ 51×183cm

・収納サイズ 15×9cm

・重量  250g

・厚さ  6.4cm

・R値   2.3

・価格  42,900円(税込 Amazon)

 

 

 

[4] NEMO ゾア ショートマミー(R値2.7 スリーシーズン)

 

 

 

NEMO(ニーモ)が季節を問わず重量と保温性のバランスのとれたパッドを持ち歩きたいミニマリスト向けに開発した超軽量・コンパクトモデル「ゾア ショートマミー」。ショートサイズはR値2.7で295g、収納サイズもコンパクトなのでスリーシーズン活躍します。また価格もリーズナブルなのが嬉しいモデルです。

 

*良い点

・R値 2.7、長さ122cm、295gと超軽量

・マットの上に横たわったまま指一本で固さ調節が可能なマルチファンクションバルブを装備

・低価格

 

*残念な点

・同ミディアムサイズ(長さ160cm 16,500円)の重量が415gと重いのが残念

 

*スペック(ショートサイズ)

・サイズ 51×122cm

・収納サイズ 20×10cm

・重量  295g

・厚さ  2.5cm

・R値   2.7

・価格  14,300円(税込 Amazon)

 

 

 

[5] Rab ウルトラスフィア4.5(R値 4.3 オールシーズン)

 

 

ISPOアワード2023年受賞の世界初の熱反射システム(TILT)を搭載したイギリス製エアマット。

厚さ8cm、R値4.3、長さ183cmで370gと軽量、価格も安くコスパ最高と話題になったエアマットです。

 

*良い点

・R値 4.3、長さ183cm、370gと超軽量

・厳冬期以外オールラウンドに使用可能

・価格も安い

 

*残念な点

・現在、品切れが多い

 

*スペック(レギュラーサイズ)

・サイズ 51×168cm

・収納サイズ 18×9cm

・重量  370g(本体)

・厚さ  8cm

・R値   4.3

・価格  20,900円(税込 Amazon)

 

 

 

[6] サーマレスト ネオエアーXライトNXT(RSサイズ)(R値 4.5 オールシーズン)

 

 

サーマレストのオールラウンドエアマット。R(レギュラー)サイズより少し短いRSサイズをご紹介します。

厚手の30Dリップストップナイロンを使用、R値4.5を達成しながら、長さ168cmのRSサイズで326gと超軽量。スリーシーズン+一部冬にも対応するので様々なシチュエーションで活用できます。

 

*良い点

・R値 4.5、長さ168cm、326gと超軽量

・静音性に配慮

 

*残念な点

・やや価格が高い

 

*スペック(RSサイズ)

・サイズ 51×168cm

・収納サイズ 23×10cm

・重量  326g

・厚さ  7.6cm

・R値   4.5

・価格  38,500円(税込 Amazon)

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

「簡単UL:登山用スリーピングマットを選ぶ(前編・後編)はいかがでしたでしょうか。

皆さまのスリーピングマットや登山装備の軽量化が簡単にできるよう、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

 

なお、ご意見・ご指摘・ご要望等お気軽にいただけたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

 

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