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さて、今回は「VICTORINOXマルチツール+オピネルナイフで快適登山」と題して、軽量化登山に適したVICTORINOXマルチツールとオピネルナイフをご紹介します。
小型マルチツールと軽いナイフの組み合わせで快適な登山を楽しみましょう。
※2024年7月18日 一部改
登山用VICTORINOXマルチツール、オピネルナイフに関する記事は、以下もご参照ください。
【比較表付き】VICTORINOX 登山向けマルチツールの選び方 Go!
VICTORINOX マルチツール(スモール・ミディアム・ラージ)主要全モデルの
搭載機能一覧表を掲載! ぜひご覧ください
【2024年7月最新】VICTORINOX 登山向けマルチツール 7選 Go!
ずばり VICTORINOXマルチツールの登山向けおすすめ7モデルをご紹介
おすすめ理由も解説、失敗しないツール選びを!
VICTORINOXマルチツール+オピネルナイフで快適登山
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1.VICTORINOX スモールマルチツールのすすめ
ミッドナイトマネージャー(スモール)
以前書いた記事「VICTORINOX 登山用マルチツールの選び方」 (こちらには主要モデルの比較表を掲載しています)では、メインツールとしてのVICTORINOX(ビクトリノックス)マルチツールの使い方・選び方に主眼を置いたため、おすすめモデルからスモールマルチツールを除外しました。
これは、私自身が使用してみて「スモールマルチツールのナイフ(メーカー表示は小刃)」は小さいためあまり実用的でない」と思うからです。
ただし、ナイフを別に用意するのであれば話は別です。
例えば軽いオピネルナイフを別に用意してあげれば、2つをセットにしてかなり有効なマルチツールになります。
そこで、本記事ではオピネルナイフとセットで使用するVICTORINOX スモールマルチツールの選び方をご紹介します。
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2.まずオピネルナイフを選ぶ
先ほど VICTORINOX スモールマルチツールとオピネルナイフをセットで使うと言いましたが、これの前提は、VICTORINOXの登山向きラージマルチツールが100〜130g前後、ミディアムマルチツールが60〜90g前後と少々重いという現実があります。
また、ミディアムマルチツールに装備されるナイフは刃渡り55mm前後と、調理に使用するにしても少し小さいことが発端です。
そこで、もしオピネルナイフとスモールマルチツールを一緒に持参すれば、「重さ」と「ナイフのサイズ」といった不満が同時に解決できるのではないか・・というお話です。
オピネルナイフはNo.7かNo.8が軽くておすすめ
ここでは重さの問題を解決しようとしているので、オピネルナイフは重量効率が良く調理にちょうど良いサイズのNo.7かNo.8を候補にし、重量との兼ね合いでどちらか選ぶことをおすすめします。
ちなみに、VICTORINOXのラージマルチツールのひとつであるピクニッカーのブレード刃渡りは80mmで、これが調理に最低必要なサイズだと思います。
ピクニッカー(重量103g)
VICTORINOXとオピネルはナイフブレードの形が違うため、刃渡り80mmはオピネルではNo.7のサイズですがちょっと小さく感じるので、できればNo.8をおすすめします。
・ステンレス No.7 刃渡り80mm 重量 36g
・ステンレス No.8 刃渡り85mm 重量 46g
また、最近どこの山へ行っても熊に出遭う可能性があります。
もちろんこの程度のナイフで熊に勝てるとは思いませんが、心の支えを身につけて落ち着いて退避するにはNo.8程度の大きさのナイフを身につけていたいところ。こうした意味からも、できればNo.8にしたいところです。
また、No.8にはバリエーションがあるので・・
No.8を選ぶ場合はウォールナットがおすすめ
オピネルNo.7にはハンドル材質のバリエーションがありません。その代わりNo.6,7,8にはColoramaという革紐付カラーバリエーションモデルがあります。
また、一般的に使いやすいサイズと言われるNo.8とNo.9にはハンドル材質のバリエーションが設定されています。
そして、No.8を選ぶ場合はウォールナットがおすすめです。
それは、下記のようにハンドル材質がウォールナットのモデルが一番軽いというのが理由ですが、ウォールナットハンドルは適度に油分を含んでおり見た目も握った感触も通常品より上です。1,200円の差であれば長年使えるものなので(所有満足度からも)ウォールナットがベターと言えます。
※価格はオピネル公式通販価格
No.8 ウォールナットモデル
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3.次にVICTORINOXマルチツールを選ぶ
次にVICTORINOXマルチツールはどれを選ぶか・・です。
山で使うのであれば、できればオピネルナイフとVICTORINOXマルチツールの合計重量を80g程度に抑えたいものです。
VICTORINOXミディアムマルチツールの一般的なものが単体で80g前後までなので、これを超えたくないという理由です。
(※ここでは、前項で「オピネルNo.8 ウォールナットモデル」を選択したと仮定します。)
そこで、ここでのおすすめは・・
スモールマルチツールの 「ミッドナイトマネージャー」または「ランブラー」です
この2つのどちらかを選べば、オピネルナイフと合計しても重さ73〜74gですみます
では、それぞれについてご説明します。
ミッドナイトマネージャー (スモールマルチツール)
・オピネルNo.8ウォールナット(43g)とミッドナイトマネージャーの合計重量 74g
・ポイントは、マイナス&プラスドライバー、ハサミ、LEDライト、ボールペンを装備していること。山でボールペンを出す機会は意外に多く、その度にザックを開けなくてすみます。また、メガネのネジが締められるプラスドライバーやボールペン、明るいLEDライトが付いて重量31gは驚異的です。
重量 31g
価格 6,600円(ビクトリノックスHP価格)
10機能搭載:
スモールブレード(小刃) / はさみ / LED / キーリング / 加圧ボールペン / せん抜き / プラスドライバー(フィリップス型)0/1(磁石付き) / ワイヤーストリッパー / つめやすり / マイナスドライバー 2.5mm
ランブラー(スモールマルチツール)
・オピネルNo.8ウォールナット(43g)とランブラーの合計重量 73g
・ポイントは、マイナス&プラスドライバー、ハサミ、つまようじ、ピンセットを装備していること。プラスドライバーまで付いて旅行でも活躍するモデル。
重量 30g
価格 4,950円(ビクトリノックスHP価格)
10機能搭載:
スモールブレード(小刃) / はさみ / キーリング / ピンセット / つまようじ / せん抜き / プラスドライバー(フィリップス型)0/1(磁石付き) / ワイヤーストリッパー / つめやすり / マイナスドライバー 2.5mm
ただし、ミディアムサイズの バンタムもおすすめできます
オピネルナイフ(前提としてNo.8程度)と組み合わせて使うツールとして、基本的にハサミを持つ30g前後のスモールマルチツールをおすすめしてきました。それはミディアムサイズの中にハサミを装備した軽量なモデルがないためです。
が、ハサミを諦めればミディアムサイズの中にも一部おすすめできるモデルがあります。
それは バンタム(33g)とバンタム ALOX(29g)です。どちらもハサミとプラスドライバーはありませんが、缶切り・栓抜きなどを装備し超軽量なので、普段使いはバンタム単体、大型ナイフが欲しい場合はオピネルナイフを追加、といった使い方が可能です。ただしALOXの方はキーリングが付いていない(紐が通せない)のでご注意ください。
バンタム(ミディアムマルチツール)
重量 33g
価格 2,750円(ビクトリノックスHP価格)
8機能搭載:
ラージブレード(大刃) / キーリング / せん抜き / カン切り / マイナスドライバー 5mm / ワイヤーストリッパー / つまようじ / ピンセット
バンタム ALOX(ミディアムマルチツール)
重量 29g
価格 3,850円(ビクトリノックスHP価格)
5機能搭載:
ラージブレード(大刃) / せん抜き / カン切り / マイナスドライバー 5mm / ワイヤーストリッパー
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4.軽いケースでツールとナイフを身につける
こうして重量削減のため努力して選んだオピネルナイフやマルチツール。
これらに分厚い革製のケースなどを付けては、これまでの努力が水の泡になります。
そこで、軽くてツールとナイフがピッタリ入るケースをご紹介します。
それは ハイマウント ナイフケース ブラウンS です。
このケースにはS,M,Lの3サイズがありますが、オピネル No.6からNo.8まで収納できるサイズがSです。
そして、重量は実測なんと 19g !
ケース表面:ベルクロテープで開閉します
ケース裏面:縦横どちらのベルトやテープにも
付けることができます
そして、このケースは オピネルナイフ No.8もぴったり入りますが、下のようにオピネルナイフNo.8とVICTORINOX スモールサイズマルチツール(ここではミッドナイトマネージャー)を一緒に入れることもできます。私はこのパターンが多いですが、本当に便利です。
オピネルNo.8とVICTORINOX ミッドナイトマネージャーを
一緒に入れてもフタがピッタリ
また、下はVICTRINOX ラージマルチツールのピクニッカーを入れたところですが、こちらもサイズピッタリです。
私はこのケースにカラビナを付けて、ザックのショルダーストラップやウェストベルトに装着していますが、いつでも簡単に取り出せるのでとても便利です。
ここまで、軽いオピネルナイフとVICTORINOXスモールマルチツールで快適な登山を楽しもう!という趣旨で軽量化を図るため、いくつか具体的にグッズやツールをご紹介いたしました。
もちろんUL登山を楽しむ方はさらに軽量化を図られていると思いますが、普通にガスバーナー(コンロ)を持参する場合であればプラスのドライバーが欲しい場合もありますし、4mmや6mmのロープをナイフで切りたい場合もあります。
ぜひ本記事を活用していただければ幸いです。
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