彦八まつり初参戦で知った桂雀三郎withまんぷくブラザーズ 江戸の人気者という歌のセリフ! | あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

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グループ・サウンズやローリング・ストーンズなどのロック、モーニング娘。などのアイドルに昭和プロレス、映画に落語に食べ物や大阪に関することやそのうえお城も好きで、見たり聴いたり、その時に感じたことを書きたい備忘録日記、、、、

 前から行きたいと思っていた彦八まつり

 会場は大阪なんばから日本橋に歩いて直ぐの生國魂神社。今年は第28回とか。

 噺家さんの名前がわからないと面白くないので、上方落語家名鑑を持って行きましたが、みなさんネームプレートをつけていました()

 

 初日の土曜日の晩、落語家バンドステージに登場したのが、桂雀三郎withまんぷくブラザーズ

 ヒットして鶴橋駅の発車メロディとなった「ヨーデル食べ放題」以外は、初めて聴いた曲ばかりでしたが、ほんとうに名曲ばかりで、楽しかった。早速、帰って復習すると題名などが判明。

 

 当日のバンドメンバーは、リピート山中(ギター)、 ボルケーノ赤木(マンドリン)、 ミンチスキー東(ベース)このバンド、カントリーバンドのように思っていたのですが、ピート・シガーや初期のボブ・ディランのようなフォークで、その鍵を握っているのがリピート山中さん。ボルケーノ赤木さんがカントリー風で、ミンチスキー東さんが女性ゲスト!

 

 以下、ネタバレ注意ですが、落語と同じで何回聴いても面白い曲やネタの数々でしたね。

 

・潮風に消えた恋

チューブやサザンのような曲といって紹介()

海に来て急にもよおした男性がまだ早い時期なのに海に入って泳ぐはなし

 

・おばあちゃんのクリスマス

 季節にふさわしい曲をといって紹介()

 我家のクリスマスケーキは仏様のおさがり、我家のクリスマスソングはご詠歌、ちょっと深い曲。

 

・忘れん坊のサンタ苦労ス

サンタさんが1軒、プレゼントを持って行き忘れて、大晦日にトナカイに頼むが、、、

 

・やぐら行進曲

  京橋の串カツ専門店のはなしで、これが原点とか。

 

・二人のやぐら

大阪では小学校で、ボケとツッコミの授業があるというと、大阪人はそんなあほなと突っ込みますが、関東の人はとそうか納得するのが怖い、といったような紹介()

やぐら行進曲の姉妹曲のムード歌謡、作詞が落語作家の小佐田定雄さん

 おまえはいぬか!可愛いぜ、あんたはケチか!いとしいわ、との掛け合いがあほらしい(笑)

 

・サルサ・デ・ベツバーラ

柳の下に泥鰌は二匹いなかった!

 

・江戸の人気者

悪い権力者のセリフがあって、女性の叫び声(ミンチスキー東が好演!)がアクセント。この曲は「山の人気者」のパロディ?で、2004年に公表されたが、今となっても古びないどころか、輝きを増してきた面白い社会風刺曲!

 

歌詞を公開映像から再録すると

♪悪の代官にわいろふりまく。夜毎の密談、芸者をあげて、別嬪さんをはべらし贅沢三昧。

♪娘たちは借金のかたにとる ~あれぇ~

♪お代官の悪事に耳をかす、金をかす。弱い町人たちをいじめて泣かす。わいろ、わいろ、袖の下、今も変わらぬ、その手口

 

さらに、この歌は台詞が面白く、人気者が登場して、笑わせてくれるのです、

 

越後屋

 わっはは、さ~て、なんのことやら、私にはさっぱり

大黒屋  

 わっはは、お奉行さま、お戯れを、

 いったい何の証拠があってそのようなことを

上州屋

 いやぁ、それはあの男がやったこと、

 私には寝耳に水、

 とんだ濡れ衣でございますよ、わっはっは

 

 桂雀三郎さんが、嬉々として悪徳商人を演じているのですが、この台詞は今も変わらないのですね。

 いやぁ、まいったなぁ、、、、