永久歯の先天性欠如①

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先天性欠如:

《生まれつき歯の数が足りないこと》

 

原因は不明ですが、遺伝的要因が大きく、2番や5番に多いといわれています。

また、その割合は昔に比べると増加傾向にあり、最近では10人に1人といわれています。

さらに、先天性欠如ではなくても、何らかの理由で永久歯を抜いてしまった場合もあるかもしれません。

 

例えば、下顎の2番が1本欠損している場合、上顎14本の歯に対して下顎13本の歯が並びます。

(親知らずは含みません)

下顎前歯は3本で、中央の1本が真ん中にきます。

下顎1番と2番は、形態も大きさも似ているので、3本で左右の対称性を保つことは可能です。

ただし、隙間なく綺麗に並ぶと大抵は出っ歯になります。

下顎は1本足りませんからね。

 

だからといって上顎の4番を2本抜くと、上顎12本の歯に対して下顎が13本。

今度は受け口です。

ならば、上顎を1本だけ抜いたら、、、

左右非対称になります。

 

というわけで治療法としては、

・出っ歯覚悟の非抜歯治療

・上顎のみディスキングをして非抜歯治療←出っ歯はやや軽減

・上顎の4番を2本を抜歯して、下顎をディスキング←切端咬合かも

・上顎の4番を2本+下顎どこかもう1本を抜歯

・残っている乳歯を利用して非抜歯治療

・欠損の部分にスペースを作って、人工の歯(ブリッジやインプラントなど)を作る

 

ただし、欠損も1本のケースもあれば、5、6本ないケースもあります。

ですから「これが正解」といった治療法もありません。

基本的には、多い方を減らすか少ない方を増やすかして、上下の歯数の差を縮めることになります。

欠損の数や部位、患者さんの骨格や筋肉、顔貌など様々なバックグラウンドを考慮して、その中からベストと考えられる方法を選択するのです。

場合によっては消去法で、残った方法を選択することもあるかもしれません。

いずれにしても、患者さんが最も気になっている部分、ストレスに感じている部分をクリアしてあげたいですね。

 

 

「永久歯の先天性欠如②」に続く、、、

 

 

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