「子持ち様」と揶揄する人たちとの分断は解消できるか?
※アプリ「Ameba」におけるYouTubeの動画挿入で「予期せぬエラー」が発生しているため、URLのペーストで動画を挿入しておりますヾ(_ _。)
https://mainichi.jp/articles/20240425/k00/00m/040/177000c
幼い子どもを持つ親を「子持ち様」とやゆし、強く批判する声がSNS(ネット交流サービス)上で広がっている。子持ちであることを理由にした振る舞いが非常識だったり、周囲に迷惑だと受け止められたりするケースが多いが、これほどまで嫌悪される背景に何があるのか。
(中略)
「子持ち様が『お子が高熱』とか言ってまた急に仕事休んでる。部署全員の仕事が今日1・3倍ぐらいになった」。2023年11月、X(旧ツイッター)のユーザーがそんな投稿をしたところ、表示回数が3,000万回以上に上り、賛否両論が巻き起こった。
(中略)
「これって、『なんで私たちがあなたの子どものために犠牲にならなくちゃいけないのよ』っていう議論ですよね」。そう語るのは報道番組で活躍してきたジャーナリストの安藤優子さんだ。
SNSには子持ちではない女性が書き込んでいるとみられるケースが散見され、子どもがいない安藤さんは女性の間で「分断」が起きていると危惧する。「経済的な問題などさまざまな理由で結婚や出産を選択しない人が増え、既婚と未婚、子持ちと子持ちでない人の分断が深刻化しています。さらに多くの職場では男性優位の考えが根強く残り、ただでさえ女性は不公平感を覚えているのに、子どもがいない人は子育てを理由に休んだ同僚の仕事までカバーせざるを得ない状況も生まれています」
https://ameblo.jp/orokadaneningenwa/entry-12847047025.html
私は上記の投稿において、この「子持ち様」と揶揄する人たちのことを、「権威主義的パターナリズム」だと示させていただきましたが、安藤優子さんによると「分断」とのこと。
しかし、日本社会における「分断」というものは、今に始まったことではなく、SNSが普及したから目についているだけだと思います。
ですので、「分断」を解決すればどうにかなるという問題ではないように思います。
そもそも、Internetを日本人なら使えるようになった約30年前に、その本質である「情報の自由な共有とコミュニケーションの促進」による「知の連鎖」などの重要なことについて、当時の大人たち(1960年代生まれ以前)がまったく理解しなかったことが発端であると、私は強く思っています。
その理解不足のせいで、SNSは自慢か悪口か金儲けみたいになってしまった気がするのです。
あ、暴論っすねm(。≧Д≦。)mゴメンナサイ!!
https://ameblo.jp/orokadaneningenwa/entry-12825105053.html
とはいえ、今からどうこうすることは不可能に近いので、新たな策を考えねばなりません。
1児を持つ拓殖大の佐藤一磨教授(家族の経済学)は「共働き世帯は保育園や学童保育などを利用して子育ての負担を『外部化』する必要がありますが、子どもが急に発熱した場合などはどうしても職場の同僚に影響が及んでしまう。『子持ち様』批判は今後も拡大する可能性があり、行政が中心となって対策をしなければこれから結婚や子育てを希望する人たちを萎縮させる恐れがあります」と警鐘を鳴らす。
佐藤一磨さんによると、「行政が中心となって対策」とありますが、具体的に、お役所にいったいどんなことができるとお考えなのかを、お教えいただきたいところです。
広報紙でPRしようが、WebサイトでPRしようが、なんの効果もないと思うのです。
たとえば…
https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/vote/poster/garally2023/
これで選挙の投票率は、まったく上がっていませんよね?
要は、SNSの普及による「権威主義的パターナリズム」の台頭ですから、違う手段が必要なのではないでしょうか。
まずはとにかく、「ダイバーシティー」という考え方についての浸透が必須でしょう。
「ダイバーシティー」は例のごとく、流行言葉として声高に叫ばれてはきたものの、正直なところ日本国内ではまったく浸透していません。
ですので、「ダイバーシティー」が浸透していると言われている、カナダ、オーストラリア、スウェーデン、ニュージーランドなどを参考にしてみるのはどうでしょう。
私はどの国にも一度も行ったことさえないので、なんとも言えませんががが_| ̄|○
そうそう、「ベーシックアセット」もいけそうですけどね。
以上になります。