「30センチの冒険」三崎亜紀 | お仕事小説多めかな

お仕事小説多めかな

色々学ぶことの多い「お仕事小説」を多めに紹介。完全にリアルではないけど、考え方など自分の仕事の参考になる部分も。

▶業種

▶職種

 

▶ストーリー

故郷に帰るバスに乗ったユーリが迷い込んだのは、

遠近の概念が狂った世界だった。

目の前に見えるものがそばにあるとは限らず、

ある手順をふまずに外にでると二度と戻れなくなる。

奇妙な現象に苦しむ街の人々を救うため、

ユーリは「30センチのものさし」を手に立ち上がるが…。

ある日突然、非日常の世界に連れ去られる冒険ファンタジーの傑作。

 

▶感想

となり町戦争や失われた町に通じるような

近いけど遠い世界。

 

人々のなんとも言えない距離感が面白かった。

 

象の存在・存在意義がリアルぽくってよかった。

 

おちは途中でなんとなく想像できてしまったけど、

児童文学的な世界観で、

ひねくれた異世界物にふれすぎた人には

フラットに読めると思う。

 

現実逃避したい時におすすめの一冊。

 

三崎先生の一押しは「コロヨシ」シリーズ

今度機会があればご紹介したいと思います。