「サイダーのように言葉が湧き上がる」イシグロキョウヘイ | お仕事小説多めかな

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色々学ぶことの多い「お仕事小説」を多めに紹介。完全にリアルではないけど、考え方など自分の仕事の参考になる部分も。

小説サイダーのように言葉が湧き上がる

▶業種:

▶職種:学生

 

▶ストーリー

17回目の夏、地方都市。コミュニケーションが苦手で、

人から話しかけられないよう、いつもヘッドホンを

着用している少年・チェリー。

彼は口に出せない気持ちを趣味の俳句に乗せていた。

矯正中の大きな前歯を隠すため、

いつもマスクをしている少女・スマイル。

人気動画主の彼女は、“カワイイ”を見つけては

動画を配信していた。

俳句以外では思ったことをなかなか口に

出せないチェリーと、見た目のコンプレックスを

どうしても克服できないスマイルが、

ショッピングモールで出会い、やがてSNSを

通じて少しずつ言葉を交わしていく。

エモーショナルなラストシーンに、あなたの感情が湧き上がる!

 

▶感想

コミュニケーション能力は、楽しく生きるためには

必須のスキルだと思う。

 

人間だれしもコンプレックスを抱えているが、

人はそこまでコンプレックスをいじることは

無いと思う(キャラによるけど)

 

中には悪意を持って、いじってくるやからも

いるが、コンプレックスはコンプレックスとして

受け入れられる強い心を育ててもらいたい。

 

人とは違うけど、自分にとってはあたりまえ

人に何言われようが自分は自分と。

 

それができたらコンプレックスじゃないか。

 

昔の人は俳句や川柳で、やり取りする

遊びをしていたそうですが、かなり知性が

高いと思いました。

 

歌人のそのままの意味だけではなく、

奥行のある言葉で紡がれる俳句は

芸術品だと感じました。