皆さま、暑いですねぇ。
なぜに、震災のあった今年に、早くから暑いんでしょう。
まるで、日本人が、試されているような気がします。
さて、先日、イタリアでは、原発NOと、国民投票で決まったわけですが。
イタリア人の知人に、日本は暑くて、でも節電しないといけなくて・・・・うじうじ、と書いてみましたら。
この人も、原発NOに投票したそうですが、思わぬ強い意志を聞いてしまいました。
我々は、どんなに生活がpoorになったとしても、原発は反対なんだ、そうです。
そういえば、イタリアに行くと、とても先進国とは思えないような、電気の使わなさぶりです。
初めて、ローマ・フィウミチーノ空港に行った時、レオナルド・エクスプレスへの通路が薄暗くて、びっくりしました。
イタリアの首都の、国際空港の鉄道への通路が、こんなに薄暗いなんて。
もしかして、自分は道を間違えたのではないか、と思いました。
しかし、数日イタリアで過ごしているうちに、イタリアの夜は、灯りが少なく、薄暗いのが普通なのだとわかってきました。
夏のエアコンの使わなさも、しかり。
イタリアの夏は、雲一つないかんかん照りですが、公共施設でエアコンなしの所が、結構あります。
美術館も、窓が開いているだけだったり。
ナポリの地下鉄駅などは、暑くて暑くて、みな適当な紙でばたばたあおいでいます。
しかも、スリにも気をつけないといけなかったりするので、ナポリは本当にしんどい所だと思いましたよ。
それでも、彼らは、原発を作るよりはいい、と思っているわけです。
皆さま、イタリア人って、どんなイメージをお持ちですか。
私は、イタリア人は、男子はちゃらくて普通、電車は遅れてあたりまえというルーズさ、盗難は、する奴よりもされる方に落ち度があると思っている等々、なんとなく、いい加減なのかな、と思っていました。
でも、原発に関しては、結構覚悟を持ったうえで、拒否していたのですねぇ。
彼らはチェルノブイリの時に、とても心配したそうではありますが、日本人は電気をふんだんに使う生活に慣れていますから、そこまでの覚悟は、やはりまだまだ難しいですね。