ポジターノでの宿は、海が見える事にこだわった私だが、アマルフィの宿は、海が見える事にはこだわらなかった。
アマルフィでは、日中は町歩きをしよう、と決めていたので、別に部屋から海がみえなくてもいい、と思っていたのだ。
それに、ユーロ高の現在、海ビューの部屋にして、高いお金を払うのは、ちょっと嫌だな、とも思ったのだ。
アマルフィでの宿は、Residenza Luceという所。
ネットでの予約サイトで、値段が手ごろで、評判がいいので、そこにした。
ここは、新しい宿。
部屋がメゾネットタイプになっているので、一部屋借りても、2つ部屋があるような感じで、気分がいい。
内装も、イタリアらしい、おしゃれなセンスがたっぷり。
床は、絵の描かれたタイル張り。
シャワー室の横の、タオル掛けなどは、さすがイタリア、というような、かっこよさだった。
場所は、ドゥオモ広場からすぐ。
教会の鐘の音が、15分おきに聞こえる。
最初は、感激ものの鐘の音も、15分おきに聞こえるのは・・・・
でも、これで時間がわかるので、結構便利だ。
ボーン、という低い音は、時間を、カーン、という高い音は、分(15分刻み)を表している。
ボーン、ボーン、カーン、と鳴ったら、2時15分、という訳だ。
海は、見えなかったけれど、見えないのもそれなりに、旅情がある。