13時45分発の、日本航空で、ローマ・フィウミチーノ空港へは、ひとっ飛び。
定刻18時30分には、ローマに着きました。
日本の航空便に乗る、というのは、安心感がありますね。
CA諸氏の細やかな気配りは、日本ならではだと、思います。
さて、今回は、個人手配の旅、という事で、フィウミチーノ空港から、ローマの町中へは、自力で行かなければなりません。
ツアーだと、空港から、バスで、そのままホテルまで連れて行ってもらえるはずですが・・・
言葉も事情もわからないイタリアで、一体、どうやって、町中まで行けばいいのやら・・・・・
空港からホテルまで、送迎も頼めるようですが、5千円とか、1万円とか、やたら高い値段。
そんな高いお金は払えない、という訳で、フィウミチーノ空港から、ローマ・テルミニ駅まで、電車に乗ってみました。
「レオナルド・エクスプレス」という、直行列車が、あるはずなのです。
あぁ、でも、しかし、駅の場所わかるだろうか。
不安で一杯・・・
空港からの入国作業は、人の流れに沿っていって、かなりスムーズ。
バリ島で、入国するのに、1時間位かかるのに比べると、なんとイタリアへの入国の早いこと。
他の人とお喋りしている係員が、ペン、とパスポートに印を押し、その後、税関では、「no declare」の方から出ると、またもそこの係員は、お喋りをしていて、私など、一べつもくれずに、素通りさせてしまいます。
(入国時は早いですが、出国時、航空機に乗る際のチェックは、きっちりやっています。帰りは早めに空港に行った方が、よろしいです)
空港から、駅へ行くのは、どうしたらいいか、と悩みつつ、駅の表示に沿って歩く事数分。
途中、ひと気のない、暗めの道もあり、不安になりましたが、ちゃんと、鉄道駅(フィウミチーノ・エアロポルト)に出られました。
駅には、切符自販機も、窓口もありましたが、すいていた窓口へ。
ここから切符を買う人は、観光客が多いわけだし、ほとんどの人が、テルミニ駅へ行きたいわけなので、窓口では、余計な事は言わず、ただ、
「ウノ、テルミニ、ビリエット」
と、ただ、単語を並べてみました。
日本語にすると、「1、テルミニ、切符」ですか。
ひどいもんですが、ちゃんと、切符は買えました。
値段は、11ユーロ。
ガイドブックには、9.5ユーロとなっているのもありますが、現在は、11ユーロになっているようです。
テルミニ駅への直行列車は、車体に、めだつ絵が描いてあるので、乗り間違いがありません。
列車は自由席で、あいている席に座ります。
席について、ほっとした所で、切符に打刻していない事に気がつき、あわてて再びホームへ。
イタリアの列車では、ユーロスター等を除き、切符に必ず打刻しないといけないんですよねぇ。
駅に改札はありませんが、打刻が、その代わりなんですかね。
荷物を抱えて、あたふたとホームに戻り、黄色い打刻機でガッチャンと切符に印を押し、改めて、列車内へ。
列車は、時間になると、音も無く発車します。
ホームにベルなど鳴りません。
この列車は、どこ行き、などという放送もありません。
だから、乗る前に、しっかりと掲示板を見て、どの列車が、何番ホームから、何時に出る、と自分で確認しないといけません。
私の乗った列車も、定刻19時5分には、音も無く発車しました。
そう、18時30分に、飛行機を降りて、30分後には、列車に乗れていたんですよ。
まるで、日本の国内旅行みたいな、早い接続でありました。