先に私は、関西は「塩あじ文化」だと書いた。

 

だしをしっかりつけて、そこに微細な塩分(薄口醤油などで)で、味を調える、といった事だ。

 

 

それから私は、沖縄では、ミジュンなどの釣りたての魚を、そのまま海水で洗って、その塩味で食べると書いた。

 

 

ここまで書いて、私は、沖縄と関西の味が、結構似ている事に、気がついた。

 

沖縄でも、だしをしっかりつけて、それに塩分をたして味を調整しているのだ。

 

 

沖縄料理では、驚くほどの量の、「だしの素」を使う。

 

チャンプルーを作る1つのフライパンの量に、「だしの素」一袋全部入れてしまう。

 

 

味は、塩で整えていた。

 

それは、チャンプルーだけでなく、みそ汁でもそうだ。

 

 

沖縄でみそ汁というと、豆腐や野菜やポークなどの具が沢山入り、器もどんぶりに入れられた、れっきとした一つの料理だ。

 

 

この「みそ汁」を作っている所を見た事があるが、大量のだしの素をまず入れ、次に味噌を入れ、味見をしながら、「塩」で味の調整をしていた。 

 

 

沖縄料理が、塩で味を整えられるのは、やはり、昔は海水で味を付けていたからなのだろうか、と思ってしまう。