日本初の相撲 その決まり手とは? | オリオンの雑学

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先日からスポーツ紙を騒がせている一大ニュース。大関・琴奨菊が日本出身力士としては十年振りとなる、初場所優勝を飾りました。

日本の国技ともなっている相撲ですが、最も古い試合は果たしていつの事で、その決まり手は何だったのか?



『日本書紀』によれば、垂仁(すいにん)天皇の時代、紀元前二十三年の七月七日、当麻蹶速(たぎまのくえはや)という剛力の者と、野見宿禰(のみのすくね)という勇士の試合が、記録上でじゃ日本最古の相撲の試合、相撲の起源と言われています。

両者は天皇の御前で相撲をとり、宿禰が蹶速のあばら骨と腰を踏み砕き、蹶速を殺してしまいました。

大相撲の勝負で最も多い決まり手は「寄り切り」、その次が「押し出し」です。この二つだけで全体のおよそ半分を占めると言われていますが、日本初の相撲の試合の決まり手はそのどちらでもなく、相手を踏み付けて殺すという、何ともバイオレンスでショッキングなものでした。

見事勝利した宿禰には、蹶速から没収した土地が与えられ、その地で天皇にお仕えしたと言われています。