貝原益軒 『養生訓』 巻第二 四 ~『千金方』の養生法~ | ドメル将軍の健康!養生!幸せ!ブログ

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 さて平成30年も終わろうとしています。ルンルン

 

 毎年、この12月は忘年会シーズンでもあり、世の中、クリスマスというお祭りシーズンでもあり、夜更かし、暴飲暴食の機会が多く、体調を崩れがちとなります。

 私も今年は、週末の土曜日、何かで忘年会に参加して、やや寝不足と暴飲暴食でお腹の肉があせる気になってきてるところですおーっ!

 

 私たちの身体のリズムは何によって一定に保たれているかと言いますと、やはり太陽なのだと思います。晴れ

 

 朝日が昇り、夜が明けると身体は目覚め、自律神経交感神経の働きが強くなり、一日の活動に向けて身体は活力を増していきます。

 朝から昼にかけて、仕事や学校や、旅行や遊びなど、筋肉や脳をフル活動させるため身体はエネルギーを費やします。

 

 そこでエネルギーを消費するから食事も必要となります。

 

 夕陽が沈み、空が闇に覆われていくと、自律神経副交感神経の働きが強くなり、今度は身体の疲労をとったり、脳に刻まれた一日の活動した記憶の選別、身体の新陳代謝を図るため睡眠をとり、次の朝に向けて脳を含めた身体の状態をベストな状態にするため、必要最低限のエネルギーを利用しながら身体を調整します(基礎代謝)。

 

 ヒトも動物ですので、基本的に生活は太陽とともにあるのだと思います。

 

 しかし、ヒトは文明を発展させ、自然の恩恵から様々なテクノロジーを開発し現代社会をつくってきました。

 他の生物では為すことのできない能力を人類は持っている分、自然や生物としての摂理には反するようになった面もあるのだと思います。

 

 そこに多くの種類の疾病や多くの疾病の罹患、様々な症状の発症など、現代社会自体が原因となるものも多く存在しているのだと感じます。

 

 年齢を経るごとに、早く眠くなり、早く目が覚める。睡眠時間も多くいらなくなる。実は高齢者になるにつれて、ヒトの身体が自然のリズムに戻っていくため、そのような反応が起きているのかな!?と最近思っています。

 

 

ベル 貝原益軒 『養生訓』 巻第二 総論 下 四 ~『千金方』の養生法~

 

『千金方』に養生の道は、久しく行き、久しく坐し、久しく臥し、久しく視る」ことは禁物であるといっている。

 

 

 『千金方』とは、中国の唐の時代に編纂(652年)された三十巻にのぼる医学書です。

 この文字の意味は、「人命は千金より重い」という意味なのです。

 

 

 編纂したのは、中国歴史上の名医とされる孫思邈(ソン シバク)です。

 彼は孫真人と呼ばれ皆に慕われたとか・・・

 また、老荘や百家の説を論じ、天文、暦算、数術、医薬、仏典にも精通した人物であったとされています。

 

 

 『千金方』には、医学総論、本草、製薬、婦人科、小児科、鍼灸、導引(あんま)などを網羅されています。

 

 

 

 孫思邈は、この書が完成させた後、「傷寒論」の原文を手に入れることができ、一部引用し『千金方』の欠を補翼する目的で続編を執筆します。

 これを『千金翼方』(三十巻)と言います。

 

 この『千金方』は海を渡り、遣唐使などによって仏教などともに、日本に伝わり、現在、日本に存在する最古の医学書である『医心方』(イシンポウ)に引用されることになります。

 『医心方』は、平安時代の宮中医官で鍼博士の”丹波頼康(タンバ ヨリヤス)”によって編纂され(984年)、朝廷に献上されました。

 

 古代中国医学など東洋医学は易の思想がもとにあり、ヒトの身体の営みを大自然の法則にあわせ診断したり、状態をとらえたり、治療方法を選択します。

 自然の法則、様々な事象に陰と陽があるという考え方。

 たとえば光があれば影(闇)があり、昼間があれば夜があり、日向があれば日陰があり、男がいれば女がおり、天があれば地があり、夏があれば冬があるといったように、世の中のあるゆる事象は陰陽二元から成り立っているところから考え、それを細分化してさらに仕分けして身体の状態、心の状態、さらに運勢までみていきます。

 

 そのような約1500年前に記された『千金方』という医学書の中に、健康に天寿を全うするには、運動のやりすぎはいけませんよ、長いこと坐って作業していたら身体を悪くしますよ、活動する時間なのに長いこと横になっていたらいけませんよ、同じところをずっと見ていたらいけませんよ(パソコンもそうですし、狭い見識もそうかもしれません)、と指南しているわけです。

 

 現代にも通用する考え方ではないでしょうか。

 

 遠い古代の人たちからの言の葉に耳を傾けて、自分の生活を一度見つめ直してみることで、少しでも健康で、元気に、明るく過ごしてみるのもいいかもしれませんよキラキラ

 

 

 二葉鍼灸療院 田中良和 (☜当院HPへ)

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