オリオンアカデミーの渡辺です。こんばんは(^^)
教育の歴史を見ていると「ゆとり」と「詰め込み」を行ったり来たりしていることがよくわかります。
学習指導要領を改訂する歴史の中で、アメリカ型の「ゆとり教育」でスタートしたら、
もっと知識を教えろと批判されました。
今度は知識を大量に教えたら、落ちこぼれが出て「詰め込み教育」をやめろと言われます。
この本は上記の一節のようなかたちで分かりやすく書かれています。
1時間もかからないで「日本の教育」の大枠がわかります。
「ゆとり」か「詰め込み」かの議論についてですが、
個人的には、
人間の成長期間を考えて、
学力を高めて、考え方や行動力をトレーニングすることが
大切だと考えています。
成長段階によって、順番があり、早くから知識先行型になることは、
その弊害の方が大きく、個性を抑えつけてしまいます。
人としての感性、能力を順番に、伝え方ややり方は
人それぞれの個性に合わせることだと考えています。
今の公教育は誰が決めたのかがよくわからない上に、
世間の空気により決まるというような場当たり的なやり方では、
子どもや先生たちを振り回すだけです。
また供給側の管理型、画一的な教育では、
1人1人の個性に合わせて、
個性を伸ばすような教育はできないことは明らかです。
これだけ、「ゆとり」と「詰め込み」右往左往して、
世界的にトップレベルを維持しているところが、
日本の教育の特徴でもあるのです。
それでは、明日も笑顔で、いい言葉を!