3時間近くかかったK-ABCⅡ の検査 | 東京タワーといっしょ!

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結婚10年目にようやく恵まれた息子は、333gのミニミニくんでした。仕事と育児と家事にてんてこ舞いの母が、あれこれと書き綴ります。

学習障害の状態を把握するため、昨年末から3カ所で異なる検査を受けた息子ですが、先週は最後の三つ目、認知能力だけでなく基礎学力を個別式で測定できる「K-ABCⅡ」という検査を、いつも通っている大学病院で受けてきました。

これ、息子がちゃんと受けられるのか心配で。
なぜって、年明けからメンタルが崩れてしまい、「お母さんおかあさんおかあさーん」とまとわりついて、私がトイレに行く短い間も待てなくなっているから。
たぶんお母さんも一緒にいてー! となるだろうし、そうすると事あるごとに私を気にして集中できなそう。

当日の朝も、
「病院につくまでに気持ち悪くなったらどうしよう? 僕の事みてくれる先生がいるから具合悪くなっても大丈夫だよね?」「不安でごはん食べたくない」
とパニック気味だったのを宥め宥め連れて行ったので、精度は落ちるかもしれないけれど付き添うしかないと覚悟していました。

しかし、さすが息子をずっと診てくれている心理士の先生です。
息子に愚図る間を与えず、「ではお母様は外で待っていてもらいましょう」ときっぱり。
息子も慣れてる先生だからか、そのまま外に出た私を追いかけてくることもなく、検査に臨んでくれました。

以前に他の病院で一部を受けたことがあり、その時は40分くらいで終わったので、1時間くらいだと思うよと息子には伝えていたのだけど、1時間経っても出てきません。
おや? と検索してみたら2時間くらいかかるみたい。
あーこれは、朝ごはんも気持ちといってほぼ食べてないしもたないかな? 
心配になったところで、息子が「おかあさーん五分休憩していいって、お茶飲みに来た」と出てきたので、慌てて持って行っていたチョコやクッキーを口に放り込んで糖分補給。
「ぜんぜん終わんないんだけどー」とぼやくので膝に抱っこして、「えらいえらいもうちょっとだからがんばって。おわったら美味しいもの食べて、ごほうび考えようね」とギューして機嫌を取り、とにかくがんばれ!

それで気が緩んだのかその後2回ぐらいお茶を飲みに出てきたものの、2時間40分無事に遣り切りってくれました。

結果は来週出るのですが、私にだけでなく息子自身にも、お勉強の得手不得手、どうやって学んでいくと楽になるかを説明してくださるそうです。
「〇〇くんも自分のことを知りたいでしょうから」と申し出てくださった先生に感謝❗️
親よりも先生から言われた方が素直に受け止められると思うので、学校で配慮してもらうことを息子自身が納得するきっかけになればと願ってます。

それと検査が終わり、ほっとしてSwitchをやりたがる息子を「先生の部屋ではできないから外でやっといで」と体良く追い出して、最近の息子の様子を話しました。
療育病院でも相談はしていますが、あまりこういった状態が続くなら、もっと専門的な病院で診てもらった方がいいかもしれないと言われたので、大学病院なら子供を対象とした精神科医もいるのではないかと。
すると、そちらもとりあえず心理士の先生が息子の様子をみて、必要ならば医師に繋いでくださるということになりました。
毎晩、「コロナの前は不安にならなかったのに。ぼく、前の元気な時に戻りたい」と泣く息子をどうにか助けてあげたいので、本当に助かりました。

こうした時に思うのは、こんな風に融通をきかせてもらえるのは、小さな頃から継続的に診てもらっていたからということ。
これが初診だったら、いったい何か月後になるのか?
そもそも紹介状がないと受け付けてももらえません。

今、まだ小さい超未ちゃんの親御さんにアドバイスできるとしたら、学齢期になってから発覚する問題もあります。出生病院とのつながりは切らないでおく方が良いということ。
超低出生体重児を扱う病院なら、きっと規模が大きいと思います。
途中で順調だから通いやすい病院に移るように勧められても、本当に大丈夫かよく考えてみてくださいね。