俳句エッセイ   腹八分目の美学 | 俳句のとりな

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「腹八分目に医者いらず」という諺が。
同じような意味で、「腹八分に病なし」、「腹も身の内」などとも。

 

周知の通り、暴飲暴食を戒めたものですが、外国にも、「Light

 suppers make long life.(軽めの夕食は長寿の源)」という言葉

があるとか。

 

ある報告では、次のようなことが。

 

東海大学医学部の橋本一男教授と田爪正気講師が、マウスを

用いて、ある実験をおこなったとのこと。


あるグループには食べ放題にさせ、もう一方のグループには量

を80%と、一定にするというもの。

 

実験の結果、 平均寿命をみてみると、 前者のマウスのは74週、

後者のマウスは122週だったと言われています。

 

また、 米国ウィスコンシン大学の研究チームが、20年間行った

猿を使った実験でも、同じような結果が得られたとか。

 

こうした動物実験をみるまでもなく、 人間の体内には「サーテュ

イン」という酵素が存在していて、この酵素には、細胞の老化を

抑制する働きのあることが認められているとのこと。

 

さらに、ある程度のカロリー制限を行うことで、「サーテュイン」が

活性化することも。

 

しかしながら、夕食に限らず、この「腹八分目」の目安には、難し

いものが。


それぞれが、自らの「腹八分目」を探ることになりますが、一般的

には、次のように。

 

お腹がいっぱいになってきたと感じ始めたとき、また、まだ食べら

れるけど、もう空腹ではないと感じたときに、食事を終わらすこと。

 

食事をするときの留意点には、小さ目の皿を選び、品数をふやす

こと、 食材は大きめにカットし、噛む回数を増やすこと、意識的に

箸を休めることなどが。

 

さらには、食べる順序を、味噌汁などの汁物や野菜から食べ、ご

飯などの炭水化物は、最後にするのがよいようです。

 

 


予約しておいた、年1回の胃カメラ検査に。
逆流性食道炎の症状があらわれてから、続けているもの。

 

30分ほどの検査の結果、異常は見られないとのこと。

 

食べ過ぎると、胃と食道の間の弁が押し上げられて、胸焼けなど

の症状があらわれるので、食事には充分注意とのこと。


[今日の一句]

 

・菜の花や風に戦がぬ日章旗

 

本日は、東日本大震災の発生から9年目。
近くの短大の正門には、半旗が掲げられていました。

 

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