今日は!
東京世田谷で書道・刻字の教室 光栄書道会 を主宰している
池山光琇です。
書道・刻字作家 池山光琇(KOUSYU) としても活動してます!!
東方書展でお世話になっている 仮名作家の 稲葉淳子先生の作品を拝見しに
六本木の国立新美術館で行われている
第38回読売書法展
にいってきました!
仮名の中にも現代的な表現をとりいれて、力強い作品を作られている稲葉先生
今回も拝見するのをとても楽しみに会場に足を運びました。
お目当ての作品はこちら
”あしひきの 山河の瀬の
響(な)るなへに
弓月(ゆづき)が嶽(たけ)に雲たちわたる”
山河の早瀬に波音が高くなるにつれて、弓月が嶽には次々と雲が立ち上っている
というような意味で
川の瀬の高く聞こえてくる音と
神聖な弓月が嶽に雲が沸き起こっている情景を
聴覚と視覚から巧にとられた和歌だそうです。
なるほどー
稲葉先生から、作品制作にあたってのご説明をいただきました。
「今回の作品は私の大好きな柿本人麿の歌。
弓月が嶽とそれを取り巻
風景がイメージ出来るよう
力強い調べから濃墨で表現したのですが、墨色が少し強すぎたのか
料紙が川の流れのようであり、”弓月が嶽” のところにバーンと意識をもっていく構成と 巧な字形が
力強くてとても素敵な作品でした。
いつもありがとうございます。
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