立ち方(足の親指の使い方の基本)
まずは、立っているときに、足裏のどこで立っているのかをしっかりと意識しましょう。
どこに力を入れて立っているかが分からなければ、足から強い力を生み出すことはできません。
なかなかすぐには分かりにくいので、
初めは親指の付け根、
次に足底の内側、
かかと、
足裏腱膜(足の裏の奥の部分)
を意識しながら 、段階的に修行していくことにします
最終的には足の裏全部をしっかりと使って立ちながらも、そのことを意識することなく立っていられることが大切です。
立つ稽古の第一段階として、
「足の親指の付け根の内側部分」を使って立つことからはじめましょう。
これは足の親指を強くする稽古の、はじめの一歩です
最初はものすごく痛い。
でも、毎日少しずつでいいのでやってみましょう。
さらに、歩くときにも、この部分だけを使って歩くといいです。
そのうち、気づいたときには
この部分だけで立っていたり、歩いていたりが、
無意識のうちにできるようになってくるので、その時になれば自分の動きがものすごく変わってきていることが分かります。
それでは、やってみましょう!
これは、ごく一般的な立ち方 足全体に体重をかけています
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まず、赤色の「足の親指の付け根の内側部分」だけで立つ練習をします。
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はじめは床の上では痛い為、長い時間立てません。
畳の上でやってみるのもいいです。
また、靴を履いていれば少し痛さが減るので、通勤通学の電車の中やエレベーターの中でやってみるのもいいです。
この部分を使って「立つ」ということを、しっかり意識しながらやってみましょう。
まだこの時点では、痛いのと、ぎこちない動きで、
親指だけで歩こうとしても変な動きになり、うまく歩けません
もし、歩いてみようと思った人がいたならば、
まずは、家の中や人がいないところで少しずつ歩いてみましょう。
足の親指を地面に押しつけるようにして、内側から外側に向かってこんな形になるようにしてみましょう。
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足裏の内側を意識し、
内股気味にして、
足裏の外側を地面から少しだけ浮かしましょう
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かかとも少し浮かす感じです
初めのうちは痛かったり、バランスがとりづらいので、短時間だけやってみましょう。
バランスがとりにくい為、自分の体には軸があることに少しずつ気づかされるはず
体の軸をしっかりイメージできるようになるまで頑張ってやってみましょう
まずはここからです。
慣れてきた頃には、足の親指がものすごく強くなり、本来持っていたあなたの足の力が少しは戻ってきているはずです。
この稽古はものすごく地味ですが、この力がついてくると、
大きな力を生み出せたり、
動きの制御、
突き蹴り、
身体の重心・軸を意識できる、
などこれから行う稽古すべてのことに通じてくるので、絶対にやりましょう。