こんにちは、オリエンタルオステオパシーの宮本です。
今日は日本ではまだ馴染みの少ないオステオパシーっていうのがどんなものなのか?というお話をしたいと思います。
●オステオパシーの発祥は?
19世紀後半にアメリカの医師、アンソニー・テイラー・スティルにより提唱されました。
この方、元々、アメリカの原住民であるネイティブインディアンと少年時代から交流があったので、人は自然の一部であり、例外なく自然の法則に従っていることを経験の中で学んできました。
彼が当時の西洋医学に疑問を持ったきっかけは、流行り病で自分の子供を3人も亡くすという悲劇的な経験に依るものが大きく影響しています。
医師でありながら、我が子を救えなかった事で、当時の医療の不完全さに気付き、自然の法則に基づいた新しい治療モデルとして”オステオパシー”を発表されました。
●オステオパシーって他の一般的な整体と何が違う?
①オステオパシーの特徴的なところは、筋肉や骨だけではなく、内臓や神経・血管・脳・リンパなど身体のあらゆる器官を対象に施術する。
②一般的な治療院では痛いところを中心に施術しますが、オステオパシーでは全身的なバランスの中でどこが症状を起こしている原因なのかを探して原因の箇所を施術。
③オステオパシーは症状に注目するのではなく、人が本来持ちうる自己修復力・自己調整力がなぜ上手く働いていないのか、それは何が原因なのかという事に注目する。
④自己修復力や自己調整力の改善を目的としているので、頻繁に通院したりする必要がない。
⑤全身に張り巡り、あらゆる器官を覆っている筋膜の重要性に気付き、100年以上も前から診断や施術に活用している。
⑥身体のあらゆる器官を対象に施術するので、対象は整形外科疾患だけでなく、内科系や神経系、婦人科系など広範囲。
⑦必要最低限の圧で施術するため、乳幼児から高齢者の方、妊娠中の方でも安心して施術を受けれる。
●オステオパシーはどうやって施術するのか?
一部、治療器具を使うこともありますが、主に”手”を使って施術します。
自然回復力・自己調整力の改善が目的なので、検査・診断に重きをおき、施術は必要最低限の圧で、必要最低限の部位しか施術しない。
創始者、A.T,スティルは、「見つけて、治療して、忘れなさい」という言葉を残しています。
これは、”必要な箇所に対し必要最低限の施術、あとは医療者側が過保護にならず、患者さんの持ちうる自然回復力に委ねなさい”という事を意味しており、これがオステオパシーの施術の核心部分だと思います。
●施術は危険ではないですか?
オステオパシーは前述の通り、強圧、過剰な施術は致しませんので、絶対はありませんが他の治療法に比べればリスクは少ないと思います。
オステオパシー自体、日本ではまだ法制化はされていませんが、欧米の先進国では国家資格もしくは国から認可されている所が多い国際的にも信用の高い施術です。
残念ながら日本では法制化されていないこともあり、数回、セミナーに参加した人でも「オステオパシーできます!」と宣伝している治療院が多いのが現実です。
その為、①なるべくオステオパシーのみを長く専門で行っている治療院を選ぶ、②2-3回通院して自分に合わないと感じたら他のオステオパシー専門治療院を探す、③HPのプロフィールからオステオパシーの学校もしくは研修でしっかり勉強されている先生なのかを事前に確認する、などが良いのではと考えます。
ざっくりとオステオパシーに関してお話しましたが、実際に体験されるのが一番良く分かると思います。
勿論、当院も随時御予約を承っておりますので、季節の変わり目、新年度の忙しいこの時期、疲れたなーと思ったら是非!
オリエンタルオステオパシー
電話番号 06-4393-8386
住所 〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江1-14-10 クレオ北堀江602
営業時間 8:00~20:00
定休日 不定休
引用元:オステオパシーとは?