どことなく、ハウスメーカーのプラン集でも眺めてみる。
(そんなもんは持ってないので 想像でw )
ほとんど 2階のトイレは標準採用じゃないのだろうか??
そういえば、私もHM時代は、ほぼ全ての案件で、2階トイレを設けていた気がする。
でも オーガニックスタジオの実例で、2階トイレあるのは全てではない。
ギャラリーの新築においてはわずか3件のみ2階にトイレがある。
確率的には半分くらいではないだろうか?
「内野の家A」 施主は要らないとおっしゃっていたが、
S社長が 付けないとだめだよと 強く進言してつけることに。
「漆山の家」 老人同居の大き目の家ですので、普通につけることへ。
「女池の家」 2階に水周りのあるプランで、大きな脱衣所の片隅に、
ついでにトイレをつけようかというかんじで。
ギャラリー掲載の一般的な単世帯住宅の方々にはつけておりません。
現在 建築中やご計画中のものも 五分五分という感じで、全てつければよいものという感覚は私たちにはありません。
基本として、排泄する場所なんだから 場のヒエラルキーとしては、最低クラスの場所だから、軽んずるべきと思うし、
30坪前後の空間を、ギリギリまで効率を追及してゆくとなると、
便所ごときが2つもあるなんて、無駄ではないかと考えるのが普通だとおもうのですが、社会ではそうでもないらしい。
なぜ 2階にトイレをつけるようになったのか?
つける派の人の代表的な意見を聞いてみよう。
① 朝トイレがかち合うから、誰か用を足している時は2階があると助かる。
これは説得力のあるご意見。 しかし、つぶさに暮らしを観察してみると、
かち合うのには2つのパターンのあることに気付いた。
一つは、朝のおしっこのパターン。 家族いっせいに起床する家族はかち合うことが必至。ばらばらに起床すれば解消される。 添い寝をしている幼少期はかち合うが、だんだん小便はかち合わなくなるはず。
2つ目は おやじのうんちが長い。というクレーム。
新聞を中で読みながら・・・ってことになると、他の家族からのもう一つという要望が出てくる確率が高い。 (注意しようw)
② 夜の就寝途中に下までトイレに行くのがメンドウだから。
就寝途中にトイレに行くというパターンは、主に酒飲みの主人にあるケース。
寝る前までビール飲んでいれば、必ずトイレに目を覚ます。
私と川崎の意見はなぜか共通しているんですが、寝ぼけ眼で、
寝室の隣がトイレだとして、深夜に起きて、そこにおしっこするのは、
ひょっとして夢じゃないか?て感じもするし、
排泄は寝ているところよりも少し離れたところでしたいという心理がないものか?
動物の本能として、寝る場所の近くでの排泄というものを避けるというものがあるはず。と、逆の考え方を持っております。
また、生活空間の1階にトイレがなくてもいいから、
寝るフロアの2階には欲しい。という考え方の方もいます。
③ 家族が多いから
広義の2世帯住宅、上下階で生活者がいる住宅においては、
上下にトイレがあってもいい気がします。
④ つくもんだと思っていた。
ハウスメーカー系を巡回した方は、あんがいとゆったり洗脳されていたりします。
本当に必要かどうかを検討してみましょう。
なぜ 2階にトイレをつけるようになってきたのか?
それは、住宅の総二階化の流れが影響を与ええていると考えます。
昭和47年という年は、住宅新築において、平屋と2階建てが逆転する年。
当然 昔なんて2階にトイレというのは皆無だった。
アイフルホームが世に出た1980年代から、総二階が設計の主流になってくる。
そうなると 1階は窮屈で、2階は余ることとなる。
「じゃぁトイレをつければいいじゃないか?」
住宅の総二階化の流れで 誰かが発明したんだろうなと思われます。
付けない派の意見:
① 1つで足りる。
② トイレにお金をかけるなら 他でかける。
便器だけでなく、給排水、建具、手洗関係、設置スペース。
トータルで60万円くらいはある無しで違うのではないだろうか??
③ 場所として無駄。 廊下も増えるだろうから一坪程度は必要になる。
④ 掃除も余計にかかる。 掃除は誰がするんだ?
⑤ 設計上の自由度が下がる。
これは設計者の都合か? さらにパイプスペースが1階に必要ですね。
住宅計画においては、事業仕分けと同様に、聖域無しで検討すべきでしょう。
基本 核家族 複数トイレ不要論者なんですが、
・・・・・・単に2階にトイレが無い、私の強がりなのかもしれませんね。