暑苦しい友人の彼女
友人が彼女を連れてきた。
大学の頃、話に話した友人。
笑いにリズムがあって、芯が硬く、暑苦しく、自分が偉そうだと自覚的なやつ。
すごい人を連れてきたもんだ。
年齢は五つくらい下。
丸一日一緒にいて、もしかすると、この人すごいかもってとこまではわかったけど、どれくらいすごいかまだわからない。歳など関係ないのですね。
彼女は、私がこうありたいと思う人間像のずいぶん先にいそうで、どうやったらそんな風になれるのだろうかと思わされてしまった。器ってこういうことなんですかね。
彼女のすごさを同じように感じたのかはわからんが、あいつは、この人のそういうところをわかっているのだろう。
そしたらそうなるわな。
すごい人はいるもんだ。
友人よ。
よくぞこの人を探し出した。
このまま逃がさないでいただきたい。
そんで、たまに連れてきて欲しい。