お世話になった全ての方々へ
お久しぶりです。
日記の上では、本当にご無沙汰しておりました。
この度は、mixiのみならず、その内外、公私の場において今までお世話になった全ての方へ伝えなければならない事がありまして、日記を書く次第になりました。
かなり長くなりますが、僕を少しでも知っている方々は、どうか最後までお付き合いください。
その今回書かせていただく事柄について、ですが、簡潔に述べると、今後のレース活動についてです。
結論から先に述べると、今期からは、以前までのようなまでの活動はしなくなる、という結論に至りました。
今年に入り、また春に近づくにつれ、これから大学を卒業したらそっちの活動はどうするのか?という事を良く聞かれるようになりました。
しかしながら、今日に至るまで、そういった問いかけに対してきちんと自分でも納得いく説明ができていませんでした。
しかし今、一つ確実に述べられるのは、自分は決して車に乗ること、サーキットを駆ることから完全に離れることはないということです。
車もレースも大好きです
愛しています

またいつでもサーキットに行って、熱いアスファルトの上を駆け回りたいです
だけれども、今までのように一人で形振り構わず、プロを目指して…!
という風に、「夢」を追うことはしなくなる、一言で言うなら、「挫折」したということです。
僕の尊敬する友人が、大学卒業を控えて、これからの自分の活動をどうしたいのか自分ですら上手く説明できなかった時に、僕にくれた一言です。
3月になり、周囲のような就職活動を一切せずに、日々のアルバイトで得た収入をそのまま活動資金として、毎月一回程度の練習をしながら、合間を縫ってスポンサー営業のための企画書作成…
たまに会う知人や友人からは、それらの活動自体が凄い!頑張ってるね!と言われる。
じゃあ本人からすれば、今の今までそれらを全力でやれてこれたのか?
娯楽とか他のあらゆる事を全て犠牲にしてやってこられたのか?
残念ながら、自分自身と見つめ合って出した答えは「ノー」でした。
例えば金銭面、決して徹底的に倹約できてはいませんでした。
例えば生活面、今まで公には隠していましたが、僕は喫煙者です。
減数こそしていましたが、いままでやめていませんでした。
例えばメンタル面、今までの練習では、ミス自体よりも、その先に起こりうるクラッシュからの修理費を恐れて、一度も胸を貼って限界まで攻められたことがなかったと思います。
大学を卒業しても、今の僕のこんな根性では続けては、きっと今以上に多くのことを無駄にしてしまう。また、こんな半端な気持ちで、高速域で他のライバルと走るわけにはいかない。
このままでは、本当に周囲に迷惑をかけるだけの存在になる。
オーディションを機に、留学を辞退するなど一度は志したレーサーへの道、ここへ来て、あらゆる事を総合的に考えた結果、これからの道を改めて考え直すという結論に至りました。
これもずっと公にはしていませんでしたが、ちょうどこのタイミングで、幸運なことに就職も決まっていました。
しかしそんなことより何よりも、僕は皆さんに伝えなければならないことがあります。
それがこの日記を書いた目的。
先ずは、「感謝」。
今までの活動で直接的に間接的に、ブログやmixiを通して、遥か遠方から…あらゆる形で応援をしてくださった方々、本当に、本当にありがとうございました。
恐らく、皆さんからのご支援が全くなければ、僕はとうの昔に諦めていました。
福島まで行きレースに出られたこと、六本木ヒルズの49階なんてもう一生行かないかもしれない場所でプレセンをできたこと、何よりも今までレーサーでいられたことに、もう本当に感謝してもしきれません。
本当に、本当にありがとうございました。
でも、僕はそれらの内わずか数パーセントすらお返しができていません。
対価的にも競技の結果としても。
ですから感謝に加えて、今の今まで散々ご迷惑をお掛けしたことに、本当に心からお詫びしたいと思います。
一番申し訳なく思っているのが、ここ最近になり、これから活動どうするの?と心配してくださった諸先輩や関係者の方々に、曖昧な返事しかできず、誤解を招き、今回の日記で失望させてしまう結果になってしまったことです。
本当に申し訳ありませんでした。
この日記を読んで、僕に失望し、あらゆる非難も覚悟していますし、僕から誰かが離れていってしまうことも、覚悟の上です。
ある友人から、感謝する気持ちを忘れるなと諭してもらえるまで、こうしてお世話になった方々に感謝の気持ちを伝えずに活動をやめようと考えかけていた人間です。
本当に自己中で、怠慢な人間でした。
こんな僕ですが、これから社会人として、社員としてはかなり誇りをもてる、志高い企業に就職することになりました。
このような形で、レーシングドライバーという肩書きを脱いでしまうわけですが、今まで皆さんのおかげで経験させてもらったことは、何も無駄にはならず、むしろ、同期とは特異な経験を持った人間として、これからは、社内のピラミッドの頂点を目指せそうです。
僕は、レーシングドライバーとしての活動を通じて、人脈や、そうしたかけがえない財産を手にしました。
それだけに、伝えきれない感謝と自責の念をいま持っています。
これ以降も、mixiやブログには顔を出すでしょうが、このような僕ですが、どうか、これからもよろしくお願いします。
これからは、皆さんのような、誰かを心から応援できる人間になりたいです。
聞く耳をもち、異なるものを受け入れられる人間に。
重なりますが、僕の今までの活動で、金銭面で応援してくださったこと、ブログやmixiで、直接お会いした時に様々な応援の声をかけてくれたこと、時には叱り、僕を正しい方向に導いてくださったこと、あえてお金ではなく、壮行会という形で力強い応援をしてもらえたこと、わざわざ遠方にまで、夏の暑い中レースを見に来てくださったこと、六本木ヒルズでプレセンさせてもらえたこと…
数えきれないくらいの感謝と、それに劣らない申し訳ない気持ちを、この度お伝えします。
本当に、本当に、本当に
ありがとうございました!!
そして、最後までこんな僕で、すみませんでした。
以上をもって、僕のレーシングドライバーとしての、最後のご挨拶と致します。
長くつたない文章になりましたが、最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。



平成23年4月3日
遠藤巧也
あと、この場をお借りして、一言伝えたい相手がいます。
大山、あなたのおかげで、こうして今回の日記を書くことができました。
公に名前をだしてしまってごめん。
それでも、自分に意気地がなく、こんなタイミングになってしまって、ごめん。
本当にあなたには、これまで数えきれないくらい助けてもらいました。
あなたには、借りを作ってばかりですね。
今回のことで、また大きな大きな借りを作ってしまいました。
これが借金ならとうに自己破産してます。
今回の結論に至って、失望させてしまったかもしれないけれど、また改めて話したいし、感謝したいし、よかったらまたいつか、飲みに行こう。
思い出したら、何回も励ましてもらったり、自分のライブで俺の活動やブログの紹介をしてくれたり…
今思うと、感謝だし、それらを無下にしてしまうことになり、本当に申し訳ない。
だから、今までありがとう、
これからもよろしく。
遠藤
日記の上では、本当にご無沙汰しておりました。
この度は、mixiのみならず、その内外、公私の場において今までお世話になった全ての方へ伝えなければならない事がありまして、日記を書く次第になりました。
かなり長くなりますが、僕を少しでも知っている方々は、どうか最後までお付き合いください。
その今回書かせていただく事柄について、ですが、簡潔に述べると、今後のレース活動についてです。
結論から先に述べると、今期からは、以前までのようなまでの活動はしなくなる、という結論に至りました。
今年に入り、また春に近づくにつれ、これから大学を卒業したらそっちの活動はどうするのか?という事を良く聞かれるようになりました。
しかしながら、今日に至るまで、そういった問いかけに対してきちんと自分でも納得いく説明ができていませんでした。
しかし今、一つ確実に述べられるのは、自分は決して車に乗ること、サーキットを駆ることから完全に離れることはないということです。
車もレースも大好きです

愛しています


またいつでもサーキットに行って、熱いアスファルトの上を駆け回りたいです

だけれども、今までのように一人で形振り構わず、プロを目指して…!
という風に、「夢」を追うことはしなくなる、一言で言うなら、「挫折」したということです。
僕の尊敬する友人が、大学卒業を控えて、これからの自分の活動をどうしたいのか自分ですら上手く説明できなかった時に、僕にくれた一言です。
3月になり、周囲のような就職活動を一切せずに、日々のアルバイトで得た収入をそのまま活動資金として、毎月一回程度の練習をしながら、合間を縫ってスポンサー営業のための企画書作成…
たまに会う知人や友人からは、それらの活動自体が凄い!頑張ってるね!と言われる。
じゃあ本人からすれば、今の今までそれらを全力でやれてこれたのか?
娯楽とか他のあらゆる事を全て犠牲にしてやってこられたのか?
残念ながら、自分自身と見つめ合って出した答えは「ノー」でした。
例えば金銭面、決して徹底的に倹約できてはいませんでした。
例えば生活面、今まで公には隠していましたが、僕は喫煙者です。
減数こそしていましたが、いままでやめていませんでした。
例えばメンタル面、今までの練習では、ミス自体よりも、その先に起こりうるクラッシュからの修理費を恐れて、一度も胸を貼って限界まで攻められたことがなかったと思います。
大学を卒業しても、今の僕のこんな根性では続けては、きっと今以上に多くのことを無駄にしてしまう。また、こんな半端な気持ちで、高速域で他のライバルと走るわけにはいかない。
このままでは、本当に周囲に迷惑をかけるだけの存在になる。
オーディションを機に、留学を辞退するなど一度は志したレーサーへの道、ここへ来て、あらゆる事を総合的に考えた結果、これからの道を改めて考え直すという結論に至りました。
これもずっと公にはしていませんでしたが、ちょうどこのタイミングで、幸運なことに就職も決まっていました。
しかしそんなことより何よりも、僕は皆さんに伝えなければならないことがあります。
それがこの日記を書いた目的。
先ずは、「感謝」。
今までの活動で直接的に間接的に、ブログやmixiを通して、遥か遠方から…あらゆる形で応援をしてくださった方々、本当に、本当にありがとうございました。
恐らく、皆さんからのご支援が全くなければ、僕はとうの昔に諦めていました。
福島まで行きレースに出られたこと、六本木ヒルズの49階なんてもう一生行かないかもしれない場所でプレセンをできたこと、何よりも今までレーサーでいられたことに、もう本当に感謝してもしきれません。
本当に、本当にありがとうございました。
でも、僕はそれらの内わずか数パーセントすらお返しができていません。
対価的にも競技の結果としても。
ですから感謝に加えて、今の今まで散々ご迷惑をお掛けしたことに、本当に心からお詫びしたいと思います。
一番申し訳なく思っているのが、ここ最近になり、これから活動どうするの?と心配してくださった諸先輩や関係者の方々に、曖昧な返事しかできず、誤解を招き、今回の日記で失望させてしまう結果になってしまったことです。
本当に申し訳ありませんでした。
この日記を読んで、僕に失望し、あらゆる非難も覚悟していますし、僕から誰かが離れていってしまうことも、覚悟の上です。
ある友人から、感謝する気持ちを忘れるなと諭してもらえるまで、こうしてお世話になった方々に感謝の気持ちを伝えずに活動をやめようと考えかけていた人間です。
本当に自己中で、怠慢な人間でした。
こんな僕ですが、これから社会人として、社員としてはかなり誇りをもてる、志高い企業に就職することになりました。
このような形で、レーシングドライバーという肩書きを脱いでしまうわけですが、今まで皆さんのおかげで経験させてもらったことは、何も無駄にはならず、むしろ、同期とは特異な経験を持った人間として、これからは、社内のピラミッドの頂点を目指せそうです。
僕は、レーシングドライバーとしての活動を通じて、人脈や、そうしたかけがえない財産を手にしました。
それだけに、伝えきれない感謝と自責の念をいま持っています。
これ以降も、mixiやブログには顔を出すでしょうが、このような僕ですが、どうか、これからもよろしくお願いします。
これからは、皆さんのような、誰かを心から応援できる人間になりたいです。
聞く耳をもち、異なるものを受け入れられる人間に。
重なりますが、僕の今までの活動で、金銭面で応援してくださったこと、ブログやmixiで、直接お会いした時に様々な応援の声をかけてくれたこと、時には叱り、僕を正しい方向に導いてくださったこと、あえてお金ではなく、壮行会という形で力強い応援をしてもらえたこと、わざわざ遠方にまで、夏の暑い中レースを見に来てくださったこと、六本木ヒルズでプレセンさせてもらえたこと…
数えきれないくらいの感謝と、それに劣らない申し訳ない気持ちを、この度お伝えします。
本当に、本当に、本当に
ありがとうございました!!
そして、最後までこんな僕で、すみませんでした。
以上をもって、僕のレーシングドライバーとしての、最後のご挨拶と致します。
長くつたない文章になりましたが、最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。



平成23年4月3日
遠藤巧也
あと、この場をお借りして、一言伝えたい相手がいます。
大山、あなたのおかげで、こうして今回の日記を書くことができました。
公に名前をだしてしまってごめん。
それでも、自分に意気地がなく、こんなタイミングになってしまって、ごめん。
本当にあなたには、これまで数えきれないくらい助けてもらいました。
あなたには、借りを作ってばかりですね。
今回のことで、また大きな大きな借りを作ってしまいました。
これが借金ならとうに自己破産してます。
今回の結論に至って、失望させてしまったかもしれないけれど、また改めて話したいし、感謝したいし、よかったらまたいつか、飲みに行こう。
思い出したら、何回も励ましてもらったり、自分のライブで俺の活動やブログの紹介をしてくれたり…
今思うと、感謝だし、それらを無下にしてしまうことになり、本当に申し訳ない。
だから、今までありがとう、
これからもよろしく。
遠藤