僕は今年、24歳になった。

世間一般的に言うならば、まだまだ若いと呼ばれる年齢であるとは思うのだが、この年齢にもなると、気づくこともたくさんある。

 

 その一つが、「学の無い人間は滅びる」というものである。

 

 ここで、自分の中においての「」というものを定義してみようと思う。

 

 「学」とは、「好奇心が動機となって得た教養」のことであると僕は考える。

 

 まず、好奇心の追求こそが、各々の幸福に繋がると僕は考えている。

 

 しかし、好奇心も追求し過ぎると、危険な場合がたくさんある。

例えば、原子爆弾はその例の一つだ。「科学技術の発展」という人類の好奇心が行き過ぎた結果、世界を破滅させてしまうような兵器が完成してしまったのである。

 

 だからこそ、僕の考える「学」とは、好奇心が動機となって得た「知識・技術・経験」等ではなく、「教養」なのである。

 

 「教養」と表現することで、そこにその人の美意識が反映される

その人は何を美しいと感じるのか、普段何を意識して生きている人なのか。

また、その美意識で、どのような選択をとる人なのかなど、言ってしまえばその人の「人間性」が映るのである。

 

 好奇心の無い人間が廃るのは言うまでもない。

しかし、好奇心の暴走というのも、人を狂わす。

 

 だからこそ、あなたの崇高な好奇心から生まれたものを「美しい」形で還元するために、「教養」を深めることがとても大切なのである。

 

 よって、「学」とは、「好奇心が動機となって得た教養」であるという僕の定義上、

学の無い人間は滅びるのである。