土曜日「あぁ・・・ かれこれ3日何も食べてない気がする」

 

安心して きっと気のせいだから

 

土曜日「俺に対して辛辣すぎるだろ」

 

彼の名前は土曜日

曜日の擬人化キャラである

性別は男性だ

 

土曜日「俺は転職したんだ」

 

土曜日は拘置所の見回りをしている

さては土曜日 ゲームクリエイターに転職したな

 

土曜日「拘置所って知ってるか?」

 

死刑囚が暮らしてるところ

 

ソニック「暮らしてるわけじゃねえよ!」

 

つまり土曜日はゲームクリエイター!

 

土曜日「ソニック 起きてたんだな」

 

無視される〜♪ 無視される〜♪

 

土曜日「俺は拘置所の看守に転職した」

 

ソニック「看守であってるのか?」

 

土曜日「細かいことは適当でいいだろ」

 

ソニックは檻の中でくつろいでいる

・・・ちょい待ち!

 

土曜日「なんだよ」

 

拘置所=死刑囚がくるところ

ソニック=死刑囚

よってソニック=拘置所ってこと!?

 

ソニック「俺は俺だっつうの」

 

土曜日「ソニックは死刑囚だ」

 

うそーーーーーーーん!?

 

土曜日「宅急便で荷物を受け取った後にすぐ扉を閉めて鍵をかける罪でソニックは死刑となった」

 

あれ犯罪扱いなの!?

 

ソニック「俺の知ってる日本はこんなに厳しいところじゃなかったんだがなー」

 

土曜日「無駄話はそこまでにしろ」

土曜日「ソニック 俺は今日ラストミールを聞きにきた」

 

ソニック「last meal?」

 

英語で最後の食事・・・

ああ 最後の晩餐ってことね

 

土曜日「そのラストミールで何か食べたいものはあるか?」

 

ソニック「リクエストできるのか」

 

ソニックは少し悩んだ

 

ソニック「じゃあ丸ごと1匹のローストダッグを頼む」

 

土曜日は手元の手帳にメモした

 

ソニック「それとピザ1枚に特大ハンバーガー四つ」

ソニック「フライドポテトも大量にな」

ソニック「それと2リットルコーラを3本と揚げナスと揚げカボチャと揚げおくらとティーカンパイ1枚頼んだぜ」

 

土曜日「お前遠慮って知らねえの?」

 

ソニック「最後の晩餐でなんできをつかわなきゃいけねえんだよ!」

 

土曜日は手元のメモを見て絶望している

 

土曜日「これらの食事の材料費 俺らの給料から天引きされるんだぞ」

 

ソニック「死刑囚の言うことはーーー?」

 

土曜日「絶対」

 

王様ゲームみたいなテンションである

 

ソニック「頼んだぞー!」

 

土曜日は重い足取りで次の牢屋に向かった

 

土曜日「・・・」

 

土曜日の目が死んでますが次の死刑囚の元にやってきました

 

ドンキーコング「おひょ! きたぞーーー!」

 

土曜日「なんでこいつこんなにテンション高いんだ?」

 

知らん

 

土曜日「ドンキーは人の生殺与奪の権を勝手に握った罪だ」

 

ドンキー 何したんだよ

 

土曜日「今言っただろ」

 

違う そういう意味じゃなくて!

 

ドンキー「おいどんは普通に暮らしてただけだぞ!」

 

じゃあなんでそんな牢屋にいるんだよ

 

ドンキー「それをおいどんに聞かれてもなあ」

ドンキー「でもここはいいぞーー!」

ドンキー「いろんな人に見られるし騒がしくしていても注意されないし定期的に餌も出るしなーー!」

ドンキー「ぶっひゃっひゃひゃひゃっひゃっひゃぁあぁあっひゃっひゃぁっひゃぁっひゃああああ!」

 

ドンキー・・・ ここを動物園か何かと勘違いしてらっしゃいます?

 

ドンキー「違うのか?」

 

土曜日「無駄口はその辺にしておけ」

はい

 

土曜日「お前に行ってないんだが」

はい すいません

 

土曜日「ドンキー 最後の食事で何か食べたいものとかあるか?」

 

ドンキー「そんなのもう決まってるだろーーー!」

 

まあドンキーはゴリラだしな

当然食べるものと言ったら・・・

 

ドンキー「おいどんは土が食べたいぞーー!」

 

そうそう 土だよね

え?????? 土!?!?!?!?!?

 

土曜日「それは・・・ 俺を食いたいって意味じゃないよな?」

 

深読みしすぎでしょ

確かに名前に土って入ってるけどさ

 

ドンキー「おいどんも最初はバナナが食いたかったんだ」

ドンキー「だが! おいどんはこの本を読んで心を入れ替えたんだぞーーーーーーー!」

 

ドンキーが土曜日に見せつけたのは宗教の本だった

 

土曜日はその本を手に取りパラパラとめくっていった

 

土曜日「・・・なるほど」

 

何かわかったの?

 

土曜日「とある宗教では土を食べると死後魂が現世に残ると言われているらしい」

 

ドンキー「だからこそおいどんは土を食べて死から逃れたいのだーーーーーー!」

ドンキー「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

土曜日「却下な」

 

ドンキー「フェァッ!?」

 

そりゃそうだろ

 

土曜日「比較的安く済むヨーグルトでいいな」

 

土曜日は一方的に最後の晩餐を決めた

 

ドンキー「うっきゃああああああああああああああ! おいどんの作戦がーーーーーーーーーーー!」

 

ドンキーの絶叫を背後に土曜日は次の死刑囚の元にやってきた

 

マホロア「はぁ・・・ 僕はなんてことを・・・」

 

マホロアは精神的に参ってるようだ

 

土曜日「いやこれは演技だぞ」

 

マホロア「ちっ バレたか」

 

訂正、マホロアは全然反省してない愚か者だった

 

マホロア「ちょっと演技したぐらいで言い過ぎだよぉ」

 

土曜日「こいつはヌードルハラスメントで死刑になった」

 

マホロア「ただ麺をずるずる音を立てて食べただけじゃん」

 

そのずるずるの音がうるさすぎたんでしょ

 

マホロア「麺を音を立てて食べるのがマナーの国でこれは理不尽すぎるでしょ!」

 

土曜日「それよりマホロア 最後の食事で何か食べたいものはあるか?」

 

マホロア「じゃあ」

 

土曜日「麺類は却下な」

 

マホロア「くそが」

 

マホロアは悩んだ

そしてマホロアは布団にくるまった

 

土曜日「おいマホロア 逃げるな」

 

マホロア「僕は何もいらない!」

 

土曜日「・・・本当にいいのか?」

 

マホロア「何もいらないんだよ!! 麺類が食べられないのなら死んだほうがまし」

マホロア「いや死ぬのは流石に嫌だ」

 

どっちつかずのマホロアであった

 

土曜日「さて、次の死刑囚の元にやってきたぞ」

 

なんかだいぶ手慣れてきたね

 

貞子「zzzzz」

 

土曜日「こいつだけはどこにいても変わらないな」

 

悪い意味でだよね

 

土曜日「貞子様! 早く起きろ!」

 

貞子「・・・うるせえな」

 

土曜日 さっき貞子様って言った?

 

土曜日「こう言わないと言うこと聞いてくれねえから」

 

実力行使

 

土曜日「できるわけねえよ」

土曜日「こいつ俺より圧倒的に強いんだから」

 

貞子「んでなんだよ インキャザウルス」

 

インキャザウルス・・・

うっ!

 

土曜日「ナレーターが致命傷を負ったみたいだが」

土曜日「貞子は映画のエンドロールを見ずに映画館を後にした罪で死刑になったみたいだな」

 

これ書いてるやつはエンドロールまでしっかり見る派のようだ

 

貞子「おいてめえ さっき私のこと呼び捨てしたな?」

 

土曜日「はい 最後の食事何食べたい?」

 

貞子「おい無視してんじゃねえよ!!」

 

土曜日「何食べたい?」

 

貞子「ちっ・・・」

 

貞子はめっちゃ不機嫌である

 

土曜日「早く答えろ」

 

貞子「じゃあ子供を食わせろ」

 

聞いたことないブランドのワインだなー

 

土曜日「そんなワインあってたまるか!」

 

え? コドモーって名前のワインじゃないの?

 

貞子「children」

 

ファアアアアアアアアアアアア!?

 

貞子「とりあえずアジア系の子供は絶対臭いだろうから却下な」

貞子「特にコットンとか」

貞子「だからアフリカ系の子供を持ってこい」

 

土曜日「・・・」

 

土曜日は無言で去っていった

 

貞子「おいてめえ!!! この貞子様への返事を忘れてるじゃねえか!! インキャドラゴンのくせに!!」

 

とりあえず貞子はインキャに謝れ

 

土曜日「次で最後にしよう・・・」

 

土曜日は最後の死刑囚の元にやってきた

 

スーサイドマウス「(おはようございます)」

 

自殺ネズミが正座して待ってた

 

土曜日「スーちゃん おはよう」

 

なんで自殺ネズミだけそんなに距離感近いんだよ

 

土曜日「言うこと聞くしいい子だし」

 

死刑になってる時点でいい子ではない(定期)

 

土曜日「ちなみにスーちゃんはなんか不気味だから死刑になった」

 

今までの中で一番理不尽なのですが

 

マウス「(それでご用件は?)」

 

土曜日「最後の食事 何食べたい?」

 

マウス「(そうだねー・・・)」

マウス「(じゃあ種が抜かれていないオリーブの実を一粒)」

 

土曜日「・・・」

 

マウス「・・・」

 

土曜日「・・・ん? それだけか?」

 

マウス「😀」

 

土曜日「その笑顔はYESって意味だな」

 

え? 本当にそれだけでいいの?

 

マウス「(それだけでいいよ)」

 

土曜日「そ、そうか」

土曜日はスーサイドマウスの牢屋を後にした

 

そして・・・

 

土曜日「みんな最後の食事を食べたぞ」

 

ソニック「やべえ・・・ 思ったより食えねえ・・・」

 

マホロア「食べれないなら僕が代わりに食べてあげよっか?」

 

ドンキー「じゃあおいどんのヨーグルト食えーーーーー!」

 

貞子「おい! 子供はまだか!」

 

・・・土曜日 子供は?

 

土曜日「流石にそれは無理」

 

ですよねー

 

マウス「・・・」

 

自殺ネズミはオリーブの実をポケットにしまった

なおその後自殺ネズミはそのオリーブの実を食べることはなかったという

 

土曜日「あっ、お前らの死刑あと数年先の予定だからよろしく」

 

ソニック「じゃあ」

 

ドンキー「それ」

 

マホロア「最後の食事じゃ」

 

貞子「ねえじゃねえかーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

マウス「😀」