Jupes:「うさぎ先生。
畳をほじくるお仕事中、失礼を致します。
またまたご相談が届いておりますがいかがしましょう?」
うさぎ先生:「わしはここを掘る使命で忙しいんじゃ!まだまだ掘ってないところが随分残っておる!」
Jupes:「無視をして、えー
『こんにちは。うさぎ先生の人生相談、いつも読ませて頂いています。
今回、私も相談させて頂きたくメールさせて頂きました。
仕事(派遣)の事なのですが、一昨年夏から働いている派遣先での仕事なのですが、
昨年11月頃から、自信がなくなってきています。(自分だけ仕事が休みになった頃からです)
仕事は特に怒られたとかではないのですが、家に帰ってきてからミスに気付いたり、
先ほども今月の給与が自分のメモと一日分少ないと思い派遣会社に連絡をしたら、自分のメモミス
だと分かり、とても恥ずかしく思いました。
今の仕事も好きなので辞めたくありません。
でも、信用を無くし仕事をもらえなくなったらどうしょうと思い不安になります。
そう思っているから、不安な状況をつくってしまっているのかな?とも思ったりもしますが・・・。
以前のように自信を持って働くにはどうすればいいかと思い悩んでいます。』
とのことです…。
今回は、人間的なお悩みですので、E氏らのチームにご相談を致しましょう。E氏達お願い致します。」
E氏達:『なるほどね。本当に人間的な悩みの様だね。生きている時はそんなことにもくよくよするもんだ。
死んだ後は、みんな懐かしく良い思い出で笑っちゃうことが多いよ。
あなたは、上から見ると本当に愛すべき完璧主義の人のようだ。
小さい頃から責任感があって、ご両親からもずいぶん信頼されて、学校の先生達や周りの友人達からも頼られっぱなしだったようだね。
今でも家族達や、親戚達や近所の人達、そして昔からの友人達からもずっと同じように責任感のある人だと、認められて褒められているだろうね。
それが当たり前で普通にもなっているんだろう。仕事でも、前の仕事の上司達や同僚達そして部下達からもやはり同じように責任感のある仕事が完璧にできる人として認められていたんだろうね。
あなたにとって、それが当たり前であり、高い評価を受けるのも当然で、その一つでも欠けてしまった時、自分自身の価値がとても下がったように不安に感じるんだろうね。
絵で表すとしたら、完全な卵の一部がひび割れてしまうと、そこから中身が流れ出してしまい、もう割れた状態になるのと似ている。
私達人間は、この地上に生まれたこと自体が、本当は不完全であるから、天から降りて来たっていうことを皆忘れてしまっていて、皆我こそは完璧なりって勘違いしているんだよね。
完璧主義の人は数多くいるけど、あなたの場合は、自分の行いで人が喜んで幸せになってくれたら、自分ももっと嬉しく幸せになれる、そして生きている実感が湧くっていう性質のものから来ているようだ。
それはとても素晴らしいことだ。あなたのおかげで、今までずいぶん周りは助かっているし、楽になっているだろうね。
長年それを続けてきたから、それがそうでなくなると少しでも思った瞬間にすべてが崩れ落ちてしまい、生きている価値さえないのかも知れない、と思うんだろう。
人間界の仕事というのは、確かに人間として生きて、社会から認められていることの証明であり、まあ存在価値の証明でもあるのだろうね。
お金もモチロン入って来ないと困るけど、人にとって仕事が第一。その次がお金だろうね。
確かに今の仕事は几帳面で気配りのできるあなたには向いているようだ。
そしてしばらくそこでの使命もあるようだ。
あなたのその職場での使命は、あなたの完璧な仕事とは別に、他のすべてのスタッフ達に対しての、あなたの優しい気配りと優しい言葉掛け、そして優しい対応のようだ。
あなたは気が付いていないかも知れないが、他のスタッフ達はあなたからあなたの仕事以上にあなたのその細やかな対応から心が慰められ、勇気付けられ助けられていたのだ。
それはあなたの仕事振りに付加価値を与えていたのだ。
しかし、ここ数週間は仕事に追われ、その心の部分を忘れてしまっていたようだね。
もう一度その心の部分を出すように試みてご覧なさい。
それは、正社員だけにとどまらず、同じ派遣社員の人達、そして清掃員の人達、また外部からの業者の人達すべてにだ。
笑顔、声掛け、そして優しい気配り。まずはそこから思い出してやってみなさい。
そして、もう少し経つと、そこでのあなたの使命は終わるだろう。しかし、あなたの評判はしっかりと成績と評価に残り、次の職場では更に良い環境のところに派遣されるだろう。
しかし、そのことは二の次として、意識せずに、「無償で見返りのない愛」を注ぐつもりでやって御覧なさい。
そうすれば、自然に毎日が心浮き立つようになるだろう。
肩の力を抜いて。リラックスして自然体で臨んでみなさい。無理はしなくても良い。
そのままのあなたが完璧に素敵なのだ。』
Jupes:「今回も人間的な温かいお言葉有難うございます!E氏達!」
うさぎ先生:「ガリガリ…」