イメージ 1

「読んでしまったのであげるよ」といただいた本です。
小説を読んでいた時はストーリーの面白さに気をとられて
見落としていた名言の数々が一冊の本にまとめられています。

含蓄のある言葉ばかりですが、印象に残ったのは

「伝言や手紙ではうまくいかなかったことでも
実際に会って話してみると、まるく治まることがある」

という一文です。
大事なことは会って話す、ということ。

秋山好古が尊敬していたとされる福沢諭吉の
「学問のすすめ」の中にある言葉だそうです。

仕事をする中で、メールや電話ではもめてしまって大変なことになったのに
実際に会って話してみたらなんてことはない、簡単に解決できました、
という経験はいままで何度もありました。

これは仕事だけにとどまらず、他の場面でも当てはまると思います。
ろくに話をしたこともないのに
「あの人、なんか苦手・・」とか
「ちょっと、やな感じの人・・・」と思っていても
実際に向き合って話をしてみたら、
意外ととってもいい人でした、
という経験もあります。

顔を見て話すコミュニケーションって大切なことですね。
十分にコミュニケーションをとらずに
勝手な自分の思いこみで相手を判断することの危うさ、
用件をなんでも簡単にメールで済ましてしまおうとする安易さ、
気をつけなければいけないと思いました。