検索したらたまたま、
これはいいんじゃない?って思って、
3月の半ばの土曜日にお出かけして行ってきました。

日帰り小旅行みたいな感じね。

お話しを紐解けば、
子供の頃にまでさかのぼるんですけど、

子供のときから乗り物が好きだったぼくは、
身近な乗り物として、
バスを運転するってすごいなあって思ってました。

今でもそうです。

そして、なんとなく検索したら、
「バスを運転してみませんか?」っていうお知らせが、
目立たない感じでさらっと載っていたのです。

これはいいんじゃない?って思って、
即、行動に移しました。

事前予約して、その日を待ちます。
その日の土曜日は、お天気もよくてよかったです。

朝の新宿駅から特急列車で出発。

河口湖行きの、「特急富士回遊15号」です。


新宿を発車するときは12両なんですけど、途中の大月で前9両は松本へ、
後ろ3両が大月から富士急行線に入るんですけど、


そりゃあもうめっちゃ混んでてね。
でも自分の席は予約していたのでぜんぜんだいじょうぶでした。
大月からは3両になるのでさらに混みましたね。
富士山河口湖なんて、観光で出かける人がすごい多いもんね。

途中の「下吉田」で降りました。
あの青い客車を見てみたかったのです。

でも、保存はたいへんなんでしょうね。ちょっと劣化も見られました。
貴重な車両なんだけどなあ。

そんな寄り道をちょっとしてから、普通電車で河口湖に向かいます。
205系久しぶり。


河口湖駅も観光客でいっぱいでしたね。


体験運転は午後からでした。
場所はふつうにバスの営業所の車庫です。教習コースとかではなくて。

んで、びっくりしたのは、前置きとかそういうのなくて、
「はい、じゃあ運転席座ってエンジンかけてー」みたいな、


いや、いきなり?みたいなw
もちろん、MTの免許を持ってるのが条件だったので、
運転操作にわからないことはないだろうってことだとは思うんですけど、

それにしても、「バス」じゃない?w

ふつうの車との違いは、大型車だと2速発進になります。
あと、ギアはシフトレバーをそのポジションにすれば油圧アシストで入るので、
あまり力はいらないですよ、ってことでした。

じゃあ、動かしてみましょう、って。もうほんとにいきなりだったんですよね。

でも、バスの運転は好きでたくさん見てたので、迷いはありませんでした。


半クラッチの感覚。なんですけど、
クラッチをゆっくりつなげば、アクセルの開度とかあまり気にしなくても、
するーっとバスは動きました。

やっぱり大きなエンジンだから、ほとんど回さなくてもアイドリングくらいでもエンストするようなことはなかったです。
なので、発進していくことはぜんぜん問題なかったです。

後ろを確認するミラーです。


コースは、車庫の中の通路を8の字でぐるぐる回る感じでした。

バスで気にしなきゃなのは、「内輪差」
それと、車輪の位置と運転席の位置との関係で、
コーナーの見え方と、ハンドルを切りはじめる位置がふつうの車とはぜんぜん違います。

もちろん知っています。
でも、自分が思ってた感じではまだ違うみたいで、
指導員役の現役運転手さんは、
「はいまだ早いよ!」みたいな感じですごいおっしゃるし、
ちゃんとミラーも使って安全確認してねみたいな、
そういうたくさんの「指導」が入りましてw

なんか、免許取ったときの教習所の教習車のときを思い出したような、
なんかたいへんだなあみたいに思いましたが、

てか、「運転体験」なので、もうちょっと気楽にっていうイメージだったのですがちょっと違って、
でも、もちろん遊びではないので、そういうのも含めての「体験」なんだなあって思いました。

右に曲がるときの右後方のミラーはこんな感じ。


後半になって、たまにハンドルさばきがうまくいく場面もあって、
「はい、今のよかったよー」って言われたのはよかったかな。よき思い出。


これは左に曲がってる途中の画
前に止まってるバスに近づくくらいでハンドルを切らないと、
左後輪が縁石にひっかかります。

この青いバスの横を通る感じで左にハンドルを切る画とその左ミラーの確認


そんな感じで、20分くらいだったかな。
もう心がドキドキしまくった20分くらいの体験運転は終わりました。



なんか、楽しむ余裕はなかったですね(笑)
運転席に乗ってる場面を撮るよーみたいな時間もなく、

ほんとに、「まじめな体験運転」っていう感じでした。
なので、自分が運転してるっていうのが伝わるお写真はあまりないです。

ただ、「バスを運転したよ」っていう経験が、ひとつ自分に加わりました。
これはずっと残るんじゃないかな。

自分が初めて運転した思い出のバスです。


子供の頃にね、バスの運転手さんになりたい、とか書いたことがあるんです。
職業にするには、いろいろハードルもあるけど、
一度でも、実際にやってみるこういうチャンスがあって、
それができたってうれしいことだなあって思うんですよね。

そして、その指導員役の運転手さんは、
ぼくがバスを運転してるとなりでお話ししてくれたんですけど、
ちゃんとバスの運転手さんになるには、2ヶ月くらい練習するんだそうです。

やっぱりどんなお仕事も、練習や訓練って必要なんだなあって思いました。

でも、今回は20分くらいでしたけど、もっと長く乗ったら、だんだんと感覚はつかめる気がしたよ。
慣れてきたら、バックで車庫入れとかやってみたいですけどね。

でも、こういう経験をさせてくれたことがうれしいなあって思いました。

あっという間に運転体験は終わり、バスの車庫から帰るとき、
テンションが高まってしまってて、
近くのバス停まで歩いていったんですけど、富士山がきれいに見えたよ。


いつもは御殿場側から見てることが多いので、
河口湖側から見る富士山は、また形も違うなあって思いました。

予定よりも早く終わったので、帰りの富士急行は「富士山ビュー特急」です。
一度乗ったことがあります。2回目。

 

木目調の車内で、混んでましたけどゆっくり座って帰りました。



大月からのE353系は混雑も分散されてきてゆっくり乗って帰りました。
中央線の景色はきれいでとても好きです。


特急だと大月から終点の新宿まですぐに着いちゃいますね。


夜になってからは、ちょっとみんなに会いにいきました。
そんな感じで、長い一日は終わりました。

もちろん、きっかけはバスを運転しにいくことでしたけど、
富士山の景色も含めて、ちょっとした小旅行みたいな感じで楽しかったですね。

そんな感じでした。