みんなへつうしん   1月6日(水)

 

気になったことがあるので,

書いておこうと思います。

 

昨日の早朝の段階では,

産経新聞のネット記事に,

以下のような題名のものが

掲載されていました。

 

これを見た人は,

どんな印象を受けたでしょう。

 

 

これだけ見たら

 

「担任の先生から,

 クラスの子に感染したのかな?」

 

と思ったかもしれません。

 

「感染か・・・」とあるので,

そうなのかな?という感じですが,

こう書かれてしまうと

「きっとそうなんだろうな」

と思ってしまって,

その印象が残ってしまう

のではないでしょうか。


しかしながら,

高崎市のHPで詳細を確認すると,

感染した児童の履歴の中には,

先生よりも先に発熱している

場合も見られます。

 

陽性が先に判明したのは先生ですが,

先生からクラスの児童に感染したのか

どうかというのは,かなり疑問です。

 

それを知っていたので,

「この見出しの書き方はよくないだろう」

と思っていました。


上毛新聞の朝刊では,

 

「教員は25日に発症したが,

 それ以前に発熱のため

 医療機関を受診した児童もいた」

 

と書いてありました。

 

 

すると,今日の午前中には,

前日のネット記事の見出しは,

以下のように

書き直されていたのです。

 


同じアドレスで,見出しが変わっています。

 

これを,

 

「書き直したのだからいいじゃないか」

 

と考えるのか,

 

書き直す前に

「早まった見出しをつけてしまいました。

 スミマセンでした・・・は,ないのか?」

 

と考えるか,です。


この記事のせいで,

先生の行動を批判する声を聞きました。

 

「調子が悪いのに教室に来るなんて」

 

「食事に行っているじゃないか」

 

ぼくはそれを聞いて居たたまれません。

 

がんばって書いた通知表なのだから,

自分の手で渡したかったでしょうに。

 

市で公開されている行動履歴によれば,

食事は友人と2人だけです。

少人数での会食はルール内です。

気をつけていたと思います。

実際に,履歴から

その相手からの感染ではなさそうです。


行動履歴が詳しく載るのも,

よかったり悪かったりですが,

ちゃんと読まなければ

わからないことがあります。

 

表面だけのうわさで,

人を傷つけることのないように

注意して生活したいものです。

 

***


うちの娘の検査結果は陰性でした。

けれど,

PCR検査を受けた全員が

陰性だったわけではないようです。

 

感染してしまうのが

悪いわけではありません。

感染してしまった人が

一番辛い思いをしています。

そんなとき,周りは

その人を励ますために

どんな声かけができるでしょう。

 

自分が感染したとき,

どんなふうに接してもらいたいか

考えて行動できるようになるといいよね。

 

天声人語 | シトラスリボンプロジェクト from ehime (citrus-ribbon.com)