沖縄の海辺で米軍のオスプレイが不時着したとのことで、沖縄の翁長知事が、「それみたことか!」的なコメントを発表していました。
オスプレイに関しては、どうも報道の多くに、「オスプレイは欠陥品」的な姿勢がうかがえます。そして、「アメリカが欠陥品を日本に持ち込んだ!」というのが、反対派の方々の論調かと。。。
しかし飛行機ら、上空を飛行する機械は、落下する危険は、ある一定の割合で存在するのは当たり前ですよね。
そもそも、欠陥品だから落ちるとか、そうでないから落ちないというのは、少し強引な論であって、「上を飛んでいるものだったら、落ちるのは宿命でしょうね。」というのが正しい見方だと思うし、その比率や、事故への対応を問われるべきだというのが、現代的知性からの問題解決方法ではないかとも思います。
そもそも、オスプレイは昨年のネパール大地震の際には、沖縄普天間基地から、空中給油を続けて、ノンストップでネパールカトマンズ空港の近くの広場まで到着し、また普天間までノンストップで帰ってきています。
これは救助機能としては、かなり上位に位置する、いや、トップの機能を持っていると言っていいでしょうね。
なぜなら、遠くまで飛べて、現地に早く着き、なおかつ、空港が不必要だからです。
そもそも、ヘリコプターで「不時着」は無理です。沖縄の自治体の長の加賀多賀や沖縄のマスコミは、盛んに「墜落だ」と言っているようですが、どうもこの方々ら、左巻き・・・いや、左翼的信条の方というのは、強引なレッテル貼りがお好きなようです。
不時着というのは、操縦機能を失っていなくて、パイロットの操縦する意思のもとに、危機回避のため安全なところに緊急着陸することです。
オスプレイの機体は激しく損傷していますが、乗組員全員の生命は無事でしたので、不時着であると思われます。
しかしヘリコプターだと、こうは行きません。
ヘリコプターはとても運転が難しいので、操縦ができなくなると、そのまま墜落してしまいます。
また構造上、飛んでいる状態での緊急脱出も不可能です。
なぜならば、頭上にプロペラがあるからです。
ある意味で、ヘリコプターの欠点を克服しようとしているのが、オスプレイ型の特徴だと思うのですね。
ヘリコプターの欠点というのは何かと言うと、「重心が高いこと」それも、「べらぼうに」です。
というのも、プロペラやプロペラを回すためのエンジンが、機体の上方にあるからです。
エンジンやプロペラは思いですし、軽量化があまり期待できません。
つまり高重心は、ヘリコプターの宿命なんですね。
高重心がなぜいけないかと言うと、安定性が悪くなるからです。
オスプレイは重いエンジンとプロペラは、機体中心部にあるので、いくらでも大きなエンジンを詰め、燃料も荷物も人員も多く詰めますし、その結果遠くまで飛べ、夜間も飛べるんです。
ヘリコプターは構造上、どうしても重心が高いので、大きなエンジンは詰めないし、大きな搭載量もないし、多くの人員も載せられないし、多くの燃料も詰めません。
重量バランスが崩れ、ただでさえ難しい運転が、更に難しくなるからです。
ですからヘリコプターは、遠距離を飛行できませんし、基本的に夜間や悪天候時には飛行できません。
つまり、災害などで燃料補給ができない状況になれば、被災地に来れない可能性だってあるのがヘリコプターです。
また、飛翔体で最も事故率の高いのもヘリコプターです。
オスプレイ反対派の方々には、ぜひにとも、ヘリコプターが飛び交う現代文明も、どうか一緒に反対していただきたい!
とまぁ、オスプレイは別機が前日に胴体着陸もしたという情報もありますので、どうせならいっそのこと、オスプレイ型の飛行機を生産してみてはどうでしょうか?
日本の技術で、落ちないオスプレイ型飛行機を、作ってご覧になったらいかがでしょうね。
日本ではYS‐11という国産旅客機がありまして、37年間無事故伝説がある名機でございます。
オスプレイが信用ならないなら、国産への道を探るのも一考の余地ありかと。
防衛でも防災においても、極めて優秀な潜在能力を持つオスプレイ。
「落ちるから許せん」では許されない逸材ですぞョ。
それでは、またのお越しを。