Tragic Night-ophelia 20mg オフィシャルブログ- -3ページ目

Tragic Night-ophelia 20mg オフィシャルブログ-

君の夜に想いをひとつだけ

簡易ページで表示されています。正式なページを見るにはタップして下さい。
こんばんは、おふぇたんだよ。


……ビックリした?(笑)
最近男装にハマってるの!
まだまだ勉強中だけど、最近メイクが楽しくて!
別人に見えるといいな♡

★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

それはさておき!
明日はいよいよ10周年記念ワンマン無観客ライブDVDリリース。
4ヶ月もの時を経て、ようやくみんなにあの公演を見てもらえる。
あえて配信はせず、撮影に力を入れた公演。
お客さんは誰もいない、関係者のみのライブハウス。 

それでも、みんなのことを考えずにはいられませんでした。
私の目には、本来あるはずだった光景がずっとずっと映ってました。
そのおかげで、無観客ライブなんて初めてなのに、不安も戸惑いもなくいつも通り歌えました。
そばにいられなくても支えてくれて、本当にありがとう。

記念すべき10周年。
2年前から大事に大事に準備をしてきました。
それが思い描いていた形で届けられなかったこと、悔しい以外の言葉が見つかりません。
だけど、こうなったからこそ歌えた世界がDVDになりました。
この日だけの物語、どうか受け取ってほしい。


★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

読み流してくれてもいいんだけどさ、この機会に話しておきたいこと、聞いてくれる?

私はね、目標を立てると結果を出すことに囚われてしまうタイプでね。
この自粛期間にいろんなことを始めたけど、中々思うような結果が出せなくて。
その度に、「私が可愛くないから」「才能がないから」「それなのに努力が足りない」って自己否定を繰り返してしまいました。
そうすると自己評価が低くなるので、新しいことに挑戦しなくなったり、今やってることのモチベーションが下がってうまく笑えなくなったり。とにかく悪循環。
無理せず全部休んじゃおうかなんて、たくさん考えました。

でもね。
今回のDVDリリースイベントで、4年振りに行ったオリジナル曲総選挙。
この企画のおかげで、自信を取り戻すことができました。

元々はオリジナル曲が増えて、ワンマンで全曲披露ができなくなったのを踏まえ、ファンサービスとして用意したイベントでした。
38曲あるオリジナル曲の中から、お客さん投票で選ばれた上位10曲をライブ配信で歌うこの企画。
たくさんの投票を頂けただけでなく、任意項目の感想まで頂きまして。

私はイベントが終わるまで結果を見ることができないので、誰が参加してくれて、何行のコメントをくれたか?
このふたつしか、知ることができません。
それでもわかるひとつひとつの愛情が嬉しくて幸せで。
どうしてこんなに想ってくれるファンがたくさんいるのに、そんな人たちが応援している自分のことを、ここまで卑下することができたんだろうって。
その考えに至ったとき、この自粛期間の活動を初めて振り返りました。

2ヶ月程度ならライブに出られなくてもなんとか生きていける。
ちょうどCDをリリースしたおかげで通販も順調!
生誕のおかげでライブ配信も大盛り上がり。
6月から様子を見つつ日常を取り戻していけばいい。

……そんな風に思っていたのに、未だに日常は取り戻せなくて。
7月頭に予定していた有観客ライブも、急遽無観客に変更になって。
その負い目から、復帰有観客ライブは自主企画でこだわってやりたいと思うようになりました。

そんなこんなで4ヶ月。
配信ライブのみの生活となりました。
その間ブッキングは1公演のみ。(無観客)
残りはすべて1時間の無観客プチワンマンを9公演。

そもそもの話、私の本来の日常はブッキングライブを月15公演。
比べれば分かるこの大きな差。
これだけ大きく日常が変わったのに、なんと私は変わらない生活を送ることができています。
それがどれだけすごいことなのか、自分の中で当たり前すぎて、正当に評価してあげることができていませんでした。

あまり口に出してはこなかったけれど、私は年に一度のワンマンライブをやるために、毎日活動をしています。
本音を言うと、メジャーアーティストのようにワンマンで生計を立てたい。
ブッキングも楽しいけれど、その割合が反転しても生きていけたら、本当の意味で「音楽で食べてる」ってことになるんじゃないかなって思ってる。
(もちろん活動の仕方や価値観は人それぞれだよ)

だけど、それは途方もない道のり。
叶わない目標だと思ってた。
それなのに、よくよく考えてみたら。
配信ライブではあるし、イレギュラーな環境だけど、それ叶ってない?できてるんじゃない?って気付きまして。

それから、自分のことをしっかり認めてあげることができました。
結果を出すことに囚われていた目標に対しても、肩の力を抜くことができました。
自分が心から楽しめないと、誰も楽しくないって知っていたのに。
数字にばかり囚われて、生きることに必死で、忘れてました。

そんな情けない事実に気付けたのは、紛れもなくいつも応援してくれるあなたのおかげ。
オリ曲総選挙をやって、投票してもらえるのは当たり前じゃない。
自分の音楽を愛してもらえるのも、当たり前じゃない。

人の気持ちは目に見えないし、測ることもできない。
だけど、たまたま。
総選挙という形で具現化することができた。
うまく受け取れなかった想いを、きちんと認識することができた。
その内容はまだわからないけれど、今の私にとってはそれだけでも十分すぎるくらい意味のあるものでした。

深く考えず、エンタメとして楽しんで参加してくれた人がほとんどだと思う。
でもそれでいい。それがよかった。
あなたの何気ないその行動で、本当に救われました。
本当に本当にありがとうございます。

みんなが決めてくれたセットリストでの公演、もちろんドキドキする。緊張が止まらない。
だけど、何よりも嬉しくて幸せだから。
そんな気持ちが画面越しでも届くくらい、心を込めて歌います。

いよいよ明日から始まる、10周年記念ワンマンDVDリリイベ。2DAYS!
いつもと違うバラエティ要素の強いイベントだけど、今だからこそできる企画です。
みんなに喜んでほしくて、ここまで来ました。
どうかリアルタイムで見届けて。
そして受け取ってほしい。
これがophelia 20mgのやりたいことです。

そして今の私だからこそ伝えたい。
なにかを頑張るためには、まず一度立ち止まって。
そこで振り返って、初めて気付くものが必ずあるよ。
頑張るためにはご褒美が必要。
私みたいに間違え続けないで。
あなたもちゃんと頑張ってるよ。

★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

これからもあなたと過ごす当たり前の日々を、心から願って。
それでは皆様、良い悪夢を。
おやすみなさい。

簡易ページで表示されています。正式なページを見るにはタップして下さい。
こんばんは、おふぇたんだよ。


今年も無事、生誕企画がすべて終了しました。
コロナウイルスの影響でブッキングライブを諦めざるを得なかったのですが、歌うことは諦めたくなくて、配信ライブを行いました。
カウントダウン雑談キャスから始まり、2日間3公演のライブ配信「#おふぇ誕2020」、本当にありがとうございました。
少し遅くなってしまいましたが、振り返っていこうと思います。

★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

◆カウントダウン雑談キャスのこと
明日早起きだけどやっぱりお誕生日はカウントダウンしたいな〜ということで、急遽開催。
前日に決まった配信なのに、本当にたくさんの方にお祝いしていただきました。
いろんな気持ちが溢れて、まさかの嬉し泣き。

配信でもお話しましたが、私は自分が思っている以上に、ワンマンや生誕が思った形でできなかったことが悔しかったみたいです。
いつだってどんな壁にぶつかっても、臨機応変に対応して生きてきました。
今回もそうで、意外となんとかなる!今の生活も楽しい!新しい活動も喜んでもらえて嬉しい!と本当にポジティブな気持ちで溢れていました。
もちろんその気持ちも嘘じゃないんだけど、頑張るために悲しい気持ちに蓋をして、知らないうちにたくさん無理をしていたようです。

そしてもうひとつ。
この自粛期間、ライブ三昧の日々から一転して配信中心の生活になりました。
それに伴い、閲覧人数の平均が数字となって表れ、日常の中で自分の配信をどれくらいの人が見てくれるかなんとなくわかるように。
だからこそ、カウントダウンキャスでの閲覧数の多さに驚き、感極まって泣いてしまったわけです……。

今までツイキャス配信はあくまでオマケとしてやってきて、閲覧数を気にしたこともなければ、それが多いか少ないかもわかりませんでした。
だけど、こんな日常になったからこそ、そのありがたみを知ることができたし、涙が出るくらい幸せな気持ちにもなれました。
残念なお知らせが続くし、悲しいことも多いけど、嫌なことばかりじゃないね。私は幸せ者です。
本当にありがとうございます。

遅ればせながら録画公開しましたので、よかったら……!

★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

◆お毒味BANDのこと
お毒味BANDは元々、「#おふぇ誕2019」1回きりの予定で始まったバンドでした。
それがあまりにも楽しくて、「まだ一緒に歌ってほしい」なんてワガママを言って、サポートバンドからバックバンドへ転身。
つまり、「#おふぇ誕2020」はお毒味BAND1周年でもあります!
大切な日に大切な節目が増えるって、なんだか嬉しいですね。

お毒味BANDが始まったきっかけは、ギターのギバちゃん率いるバンド「VANILLA TASTE」との共演が大きな要因。
バニラでギターを弾きながら歌うギバちゃんは本当に楽しそうで、ジャンルも違えば畑も全然違うアーティストなのに、憧れと焦燥感を強く抱いたことをよく覚えています。

それから無性にバンドがやりたくなって、生誕なら多少のワガママも許されるのでは?!と思い立ち、メンバーを集めることに。
あれからもう1年。色んなことがあったなぁ。
お毒味BANDは本当にみんな仲良しで、ひとりひとりが尊敬できる素敵な人たちで、大切な居場所です。
そんな場所を守っていけるように、長く続けられるように、これからも頑張ります。

さて、そんな経緯もありまして!
今年は全力ワガママ企画、おふぇ得BANDが生まれました。
お毒味BANDを始めるきっかけになったギバちゃんに、おふぇ曲を歌ってもらいたいがためのバンド!笑
私だけがステージから降りて、みんなの演奏を眺める最高の時間。
ギバちゃんのアレンジはとにかく素敵で、それに合わせるみんなの演奏も最高で。
とっても幸せなプレゼントでした。

だけど、ただ「歌ってもらえて嬉しい!」というわけじゃなく、「これからの可能性を垣間見た」そんな感覚でした。
私もいつかこんな風にアレンジを重ねて、長く大切にオリジナル曲を歌っていけたらなって思ったよ。
気が遠くなるほど先は長いけど、こうなりたいって理想が見つかったのは大きな一歩。
大先輩たちからのプレゼントは、掛け替えのない「経験」だったように思います。
嬉しくてはしゃぎながらも、たくさん勉強させてもらいました。
最高の時間をありがとう。


★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

◆ソロのこと
すごく久しぶりに溺愛少女を歌いました。
気になって調べたら、1年半振り!
MCで大嘘吐いちゃった!ごめん!!

この曲は「あなたの一番になりたいよ」って気持ちを詰め込んだ、私がophelia 20mgになる前に作った曲。
自粛期間の中で感じた寂しさや、自分の価値と需要。
考えても仕方ないことなのに色々悩んじゃって、歌い続けるって決めたくせに心が折れそうでした。
だけど、そんな気持ちをポジティブに吐き出せるのが音楽だなって思ったから。
久しぶりに歌いたくなりました。

誰かの一番になることは難しい。
だけどせめて、あなたの心にある部門のどれかひとつ、優勝できたらなぁなんて。
私が気付けないだけで、私だけに向けられる愛情はたくさんある。
それを実感できるくらい育てたいから、これからも自分らしく頑張りたいなって思いました。
よくよく見ると情けない私ですが、ほんの20mgでも愛情をわけていただけたら、もっと頑張れます。
たまーーに、その気持ちを伝えてもらえたら嬉しいな。


★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

◆with ばんち。のこと
偶数月に行っている定期主催、「アコースティックをひとつまみ。」から派生した、ちょっと変わったアコースティックステージ。
CDでアコギ音源を流して、カホンは生演奏。
そしてアコースティックなのに、歌いながら動き回るパフォーマンス。
それがophelia 20mg with ばんち。のスタイルです。

このスタイルはばんち。が発声障害で歌えなくなって、音楽活動をお休みすることになったとき、それがどうしても嫌で、なんとか一緒にステージに立つために編み出しました。
努力家のばんち。は初めて触る楽器なのにメキメキ上達して、どんどん機材も増えて。笑
私のワガママから始まったはずなのに、ばんち。はいつのまにかカホンをめちゃくちゃ好きになっていて、アコースティックライブでは欠かせない心強い相棒になりました。

ばんち。は私から「初心者でも許してくれるステージ」をもらったと言ってくれたけど、そうじゃなくて。
初心者なのは私も同じなの。
アコースティックはオケ以上に技術を求められるし、何度歌っても不安でいっぱい。
まだまだ思うように歌えなくて悔しいです。
だから、私としては「一緒にステージに立ってくれてありがとう」なんだよ。
初心者同士壁にぶつかりながら、一緒に成長していけたらなって思ってます。
だから私たちは対等だよ、それを忘れないでね。

今はばんち。の所属するユニット「水玉ストライプ」が活動休止中で、相方のなすだちかが産休中。
本音を言えば「with ミスト」がよかった。
大切な日にそばにいてほしいふたりだし、やっぱりミストはふたり一緒がいい。
だけど、それはまたいつかできるって信じてる。
そんな未来を夢みて、それぞれの大切なものや居場所を守るためにアコースティックをやっていきたいって思ってるよ。
見守ってもらえたら嬉しいです。


★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

◆MERCURYのこと
10年も活動をすれば、ホームというものはたくさんあって。
好きな会場はたくさんあります。
だけど、その中でも堺筋本町club MERCURYは特別で、たくさんの変わるきっかけをもらいました。
ギバちゃんとの出会いももちろんそうだし、初めてのワンマンもここ。
オケのパフォーマンスを支えてくれる照明、ともえるともここで出会いました。

いつだって親身に話を聞いてくれて、時には厳しい言葉で背筋を正してくれる奈須田店長。
このライブハウスがなかったら、私は10周年の節目に歌うことをやめていました。
いや、もっと早かったかもしれない。
だから、今年は今まで以上に感謝の気持ちでいっぱい。
本当にありがとうございます。

たくさんの思い出と熱情が詰まったホーム。
イベント内容によっていろんな会場で主催を行う私ですが、生誕はここが一番しっくりくる。
そんな場所です。

↓今回のライブ配信の裏側

左: November,Wednesday.のマァさん
お毒味BANDライブ配信中の、機材チェックを急遽手伝っていただきました。
(お毒味レコ発にも出てくれた人だよ!)

右:西山友恵(ともえる)
照明はもちろん、設営、機材チェックなどなど、いつもいろんな面で力になってもらってるよ。
彼女がいるとそれだけで心強い。

★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

そんなこんなで、長くなっちゃったけど……!
今のophelia 20mgを形成する3つのステージスタイル、わかってもらえたかな?
本当はどれかひとつに絞るべきだとも思うんだけど、どれも無くせない大切な要素で、この1年本当にたくさん成長させてもらいました。
それぞれ好みはあると思うけど、分け隔てなく応援してもらえたらすごくすごく嬉しいです。

バンドもアコースティックもいつか東京でやりたい。
もちろんワンマンもやりたい。
どっちもすごく先の未来の話だけど、やりたいと思ったことは叶えたいから。
そのために、日常のひとつひとつを頑張る1年にしたいです。

私にとって周年や生誕などのお祝いイベントは「祝ってー!」という受動的なものじゃなく、「おめでたいことを華々しくお祝いできるくらい、毎日応援してくれてありがとう」を込めたものです。
だから形は違ってもイベントをやりたかった。
本当にいつもいつもありがとう。
来年こそは大好きなみんなに囲まれて、もっと胸を張って、私のやりたいことができますように。
会えない日々もみんなの幸せを願ってます。
また悲劇の夜で会いましょう。


それでは皆様、良い悪夢を。
おやすみなさい。
簡易ページで表示されています。正式なページを見るにはタップして下さい。
こんばんは、おふぇたんだよ。


どんな風に書き出していいのかわからないくらい、いろんなことがあった週末でした。
振り返りながら、たくさん考えてたことを記そうと思います。

★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

4月11日は京橋ベロニカで、10周年を記念したおふぇたんワンマンをやる予定でした。
いろんな対策をしながら準備を進めていましたが、残念ながらあと3日というところで開催は叶いませんでした。
どれだけ抗っても、どうにもならないことはあるのだと痛感しました。

悔しさはたくさんあるけれど、延期が決まったことや代替イベントを打たせていただけたおかげで、気持ちはかなり前を向きました。
自粛を求められ、周りがイベントの延期・中止を決める中、あくまで決行を貫いた私。
そこにどんな事情があったのか、僭越ながらお話させてもらおうと思います。

私は2014年に初めてワンマンを行ってから、毎年4月に周年ワンマンを行ってきました。
デビューしたこと、活動を続けられたことを祝う周年ワンマンは、私にとって通知表のようなものでした。
そして、自分のやりたいことを思い切り表現できる唯一の日でもある。
年に一度のその日を夢みて、日々の活動を行っています。
そんな周年ワンマンを、去年初めてお休みしました。
2017年、2018年と思うような結果を残せなかったからです。
結果がすべてではないと言いますが、私にとって音楽活動は仕事であり、趣味ではありません。
結果が伴わないと続けられません。

2018年のワンマンが終わり、その結果を受け止めて。
私は10周年という節目に、アーティスト活動を終えようと思っていました。
残された2年という時間を使って引退後の生活の準備を整え、最後にワンマンをやってお別れしようと。
その決意はとても固かったのですが、お世話になった方にその報告をしたところ強く止められまして……。
それだけならきっと揺るがなかったんですが、全力で支えるから頑張ろうって言ってくれたんですよね。
結果が出せなかったからやめるなら、出せばいいんだろと。

それから、辞めるためのワンマンではなく、続けるためのワンマンを目標に、2年を過ごしました。
2019年のワンマンは準備期間としてお休みをして、たくさん主催もやったし遠征もしました。
辞めることしか頭になかったのに、バンドやアコースティックなど、もっとやりたいことがたくさんできました。
守りたいものも、背負うものも、たくさんできました。

集客が伸び悩み結果も出せなくて、まだ進めるのかもう落ちるだけなのかわからなくて、毎日不安で不安でいっぱいだった。
引退するぞって時にお客さんが少ないのは悲しいから、引退ワンマンで最高動員できる内に辞めたかった。
その時は来年?いや、今なのかもしれない。
自分の存在価値がわからなくて、悲しかった。怖かった。

そんな考えが、少しずつ薄れていって。
ゼロにはならなかったけど、引退を急ぐ気持ちはなくなりました。
少なくとも、やりたいことやりきってから終わろうと。
そのためにはまず、10周年ワンマンを成功させよう。情けない自分とお別れするために。
私にとって今年のワンマンは、ophelia 20mgを続けるためのワンマンでした。

みんなのことがどうでもいいわけじゃない。
私だって安心してステージを見てもらいたい。なんの制限もなく。なんの不安もなく。
だけど、たとえひとりぼっちになっても歌いたかった。
この日を夢みて生きてきたから、いろんなことを乗り越えられたの。
私にとって10周年ワンマンはやるか、死ぬかの二択でした。
それくらいすべてを懸けた公演でした。
……そんな気持ちもあって、選ぶ余地があるなら決行すると決断しました。

いざ会場が使えなくなって、中止せざるを得なくなって。
たくさん泣いて、考えを巡らせて。
そのとき初めて延期という選択肢が見えました。
この日じゃなければ意味がないって思っていたけど、この公演をやらずにして前に進めるのか?
たくさんお世話になったお客さんたちに、実際に見届けてもらえないままでいいのか。
そんなの嫌だなって。
そう思ったから、このタイミングで延期を決めました。

どうせ延期になるならもっと早くしてくれたならって思う人もいるかもしれないけど、それは違っていて。
本当にダメになるまで足掻いたからこそ辿り着いた答えなの。
だけど、たくさん迷惑と心配をかけてしまったよね。
本当にごめんなさい。

きっと、こんな状況でワンマンをやることを諦めなかったこと、代替イベントを行ったことでいろんな変化が起きると思います。
出られなくなったイベントもあるだろうし、主催に出てくれなくなる演者さんもいると思います。
そんな未来も覚悟して、私はワンマン開催を目指しました。
不安がなかったといえば嘘になるけれど、譲れない想いがあったから頑張れたし、なによりも自業自得なので弱音は吐けませんでした。

4月11日という自分にとっての大きな節目の日に、ワンマンはできなかったけど新曲を望んだ形で届けられたのは、失うものが多くても私にとってすごく大切で意味のあるものでした。
だから、出られるイベントが減っても、主催に出てくれる演者さんがいなくなっても、初心に戻る気持ちで頑張りたいと思ってます。

こんなこと言うの、すごく身勝手で甘い考えだってわかってるけど、それでもお願いさせてほしい。
どんな形に変わってもいいから、これからも私の活動を見守ってもらえませんか?
自分なりにできること、伝えたいことを逃げずに届けるから。

★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

もしね、10周年ワンマンができていたら、この話は胸にしまっておくつもりでした。
趣味を楽しむのに邪魔な情報だと思ってたし、お情けでステージを見られるのも嫌だったから。

私の気持ちなんて誰にもわからないし、わかってほしくもないと話したことがあるけど、それはophelia 20mgが思い悩む感情は本来見せるべきじゃなく、世界観を守るために隠していたいと思ったからです。
昔は全部わかってほしいと思ったし、なんでも吐き出しちゃってたけど、10年活動を続けたからこそ、こんな風に思えるようになりました。
少しは大人になれたかな、まだまだかな。
結局伝えることになってしまったけど、みんなに考えてたことを知ってもらえたのは少しだけ嬉しいです。

よくよく見たら弱虫で頼りない私だけど、自分の選択に胸を張ってステージを届けたいと思います。
来年の11周年はもちろん、もっとずっと先の未来まで、ophelia 20mgでいられるように。
本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。