術後1年11ヶ月と6日〜 術後ほぼ2年です。
夫くんはステージ3のバレット食道がんで、郭清リンパ 68個中 2個転移あり…
お久しぶりの更新です。
今日は、先月の術後1年10ヶ月検診( 7ヶ月ぶりの造影CT、1年ぶりの内視鏡) からのMRI 「MRCP(MR胆管膵管撮影)」検査に行ってきました。
まずは、先月の定期検診…
造影CTと内視鏡… 再発が最も多いとされている術後2年を通過する検査ですから、もう、相変わらず平静を装いながらも、ひとり闇堕ちしていたすぱーくるですが…
( 夫くんも時々ボーッとしたりして、やっぱ緊張してたんだと思う)
遠方からの診察なので2日がかりの検査です。前日に血液検査、当日の朝イチにCTと内視鏡、お昼に画像診断医からの結果は出ていないけど、主治医の先生が画像を見て結果を伝えてくれます。
いつものように呼ばれて、体調と体重を聞かれてからの、画像を見ながらの検査結果。
主治医 「血液検査は〜 うん、そんなに問題なし、腫瘍マーカーもいいし… でも、ちょっとHBA1Cがまた少し上がってきてるね〜 まっこれは食べるのを控えたら大丈夫っと… 次は〜内視鏡っと… うん、これも問題なし、食べ物も残ってないし〜 十二指腸までキレイっと… CTはっと… 」
「肺も大丈夫… 他も… うん、肝臓は〜 大丈夫っと… 」
すぱ ( 肺も肝臓も大丈夫!よかった〜)
先生はそう言いながら同じ画像を行ったり来たりして見てる…
「膵臓にね… 」
すぱ 「膵臓⁉️」( 膵臓って1番ヤバイやつやん…)
先生 「ほら、ここ、いくつかあるよね、嚢胞だね〜 大きいやつで…6ミリだからね〜 MRIってしたことなかったよね? しとこうか! いつがいいかな〜 近々東京へくる用事ある? …来月のこの日で! もうそこまで機械いっぱいだからね〜」
と、びっくりしておろおろしてるすぱ夫妻に、
先生 「この嚢胞は99%大丈夫だから!加齢からくることもあるし、MRI撮ったことなかったから私のデータのため(笑)安心できるし。」
すぱ 「先生、がんの転移はないんですよね? 膵臓… 」
先生 「99.99%大丈夫! こう言っとかないと心配するでしょ?」
そう言われてもついつい心配してね… 膵臓になんかあるって言われたら心配するよね…。
それからの1ヶ月は膵臓の嚢胞のこと調べて、がんの可能性もあるって書いてるし…
食道がんからの膵臓癌!! 転移じゃないなら多臓器がん!!
今日まで辛かった…
夫くんには明るく振る舞い、「なんかあっても大丈夫! すぱに任しといて!また、きっちり面倒見るから大丈夫!」とは言ってたけど…
夫くんは「そう言ってくれたら安心できる、不安そうにされてたらね… 」と寂しそげにニッコリ。
イヤ、ホントは超心配なんですよwww 。泣きそうなんだよ〜と心で。
で、今日MRI…
結果は1年おきの経過観察で大丈夫!
今のところがんではなかった。
これが大きくなってきたり、繋がってきたりしたら考えなきゃだけど…
きっちり主治医が見てくれるという安心感と(ほぼ)術後2年をクリアできたという大きい安心感からまた泣いちゃった!
夫くんの主治医は本当に安心させてくれる。
質問は全て的確に答えてくれるし、話し方もスマートで偉ぶるところも全然ない。
こういう先生が大学病院で教授になれるんだろうな〜と納得するいい先生だ。
この先生に出会えて夫くんは命を助けてもらえたと、感謝の気持ちでいっぱいです。
術後2年をもうすぐ迎えます。
夫くんがステージ3のバレット食道がんだとわかってから、世間のことや、自分のことはどうでもよくなり、夫くんを第一に考えてきました。
この今日の結果を受けて、すぱも気持ちを切り替えて、自分のために新しい何かを始めてみようかなと思います。
術後の食事の記録のためにブログを始めて、夫くんと同じ病で闘病中、経過観察中の方、そのご家族の方とお知り合いになれて、色々な情報やアドバイスをいただいたり、コメントやいいねから夫婦共に励まされたり、皆様のブログを読んでは、そのブログの方の気持ちを想い、時には喜んだり、希望を感じたり、時には途方もない悲しみに涙したことも何度もありました。
今はブログを始めて本当に良かったと思っています。
とりあえず、入院、闘病生活ジャンルでの「食道がん術後めし」は本日で最終回とさせていただきます。
今現在の夫くんは体重も10キロオーバーで戻り、ダンピングは時々軽いものがありますが、私よりも食べている感じです。
食道がんの術後で、こんなに食べれるようになるなんてありがたい限りです。
食べれるってとても幸せなことですね。
左が術後間もない術後めし! 右が今現在の術後めし!
美味しく食べてます
読んでいただいて、ありがとうございました。
感謝
食道がん術後めし
by すぱーくる& 夫くん