被災建築物応急危険度判定 | SMART GARAGE HOUSE

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応急危険度判定士として模擬訓練に参加しました。

応急危険度判定は、大地震により被災した建築物を調査し、その後に発生する余震などによる倒壊の危険性や外壁・窓ガラスの落下、付属設備の転倒などの危険性を判定することにより、人命にかかわる二次的災害を防止することを目的としています。
その判定結果は、建築物の見やすい場所に表示され、居住者はもとより付近を通行する歩行者などに対してもその建築物の危険性について情報提供することとしています。
また、これらの判定は建築の専門家が個々の建築物を直接見て回るため、被災建築物に対する不安を抱いている被災者の精神的安定にもつながるといわれています。




写真による判定。

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試験のように正解があるわけではありません。
判定は不明という解説にもあるように、難しい物は判定士の判断も別れました。

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木造建築物の判定。

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地震がおさまった後に残る残留層間変形角(建築物の傾斜)は、ごく大雑把に言って地震時の最大層間変形角の半分であると考えられています。
また、各種の実験結果や地震被害の調査結果から、最大層間変形角が1/30(調査時の傾斜が1/60)ぐらいまでは構造的な損傷は軽微と見られ、1/10(調査時の傾斜が1/20)を超えると、復元力(水平抵抗力)が低下し、倒壊の恐れが出てくると考えられています。

何らかの原因で最大層間変形角が大きいのに調査時の傾斜が低い場合が有りますが、いったん層間変形角が大きくなった場合、内・外壁の損傷、及び窓などの建具の被害が発生していますので、その場合はその被害状況から判定します。

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下げ振りとコンベックスを使って建築物の1階部分の階高に対する横ずれ(層間変形)を測定します。
h=1200mmに対して60mmを超える横ずれがある場合、Cランクの判定です。
貼ってあるのは判定ステッカーと呼ぶものですが、色の意味は下記のとおりです。

・緑:Aランク 調査済み
・黄:Bランク 要注意
・赤:Cランク 危険

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鉄筋コンクリート造の判定。

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コンクリートのひび割れ、崩れ、鉄筋の曲がりや破断等の有無を調査します。

・損傷度Ⅳ:大きなひび割れが多数生じ、コンクリートの剥落も激しく、鉄筋がかなり露出している。(ひび割れ幅2mmを超える)

このケースはクラック1.3mm程度なので損傷度Ⅲと言えます。

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・損傷度Ⅴ:鉄筋が曲がり、内部のコンクリートも崩れ落ち、一見して柱(耐力壁)の高さ方向の変形が生じていることがわかるもの。沈下や傾斜が見られるのが特色、鉄筋の破断が生じている場合もある。

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判定調査票では損傷度ⅣとⅤの数量をカウントします。
それぞれ、損傷度Ⅳが20%を超える、損傷度Ⅴが10%を超えるとCランクの判定になります。

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総合判定では、
すべてAランク=Aランク
Bランクが1以上ある=Bランク
Cランクが1以上ある=Cランク
となります。

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今回の訓練は東海・東南海地震が発生し、震度6以上の激しい揺れにより建物の倒壊が発生している状況を想定しました。
非常時に的確な判定ができるよう、大変有意義な訓練となりました。


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