トップガン（1986年）の大ヒットを受けて
航空自衛隊の全面協力で製作された作品。
あまりヒットしなかったようで
ある意味東映の黒歴史？
『トップガン・マーベリック』の大ヒットもあり
再び注目されて？いるのか？
とにかく初めて観た。
あらすじ
航空自衛隊千歳基地にエリート中のエリート『ベストガイ』を
決めるべくトップパイロットたちが集められる。
梶谷二尉（織田裕二）は宮崎の新田原基地から赴任してくる。
実力者の名高一尉（長森雅人）と対立する梶谷だったが
彼の実力も名高に匹敵するのものだった。教官の吉永（古尾谷雅人）
はそんな梶谷に厳しく接するが、過去に殉職した梶谷の兄
と吉永は小松基地の同僚でファントムのパートナーであった。
訓練の様子を撮影したいとTVプロデューサーの深雪（財前直見）
がやってくるが…
重要な点
東映が力を入れて製作したためキャストは東映の俳優で固めて
監督は『遊戯シリーズ』や『あぶない刑事』などで
スタイリッシュな映像を撮るにのが上手い村川透。
音楽も力を入れていてかなりオシャレ。
主演の織田裕二も若々しくでフレッシュな演技が新鮮だ。
良かった点
何と言って圧倒的なF15イーグルのフライトシーン。
トップガンではF14トムキャットが主役だったが
本家にひけをとらないドッグファイトは素晴らしい。
F15の造形も飛行シーンも惚れ惚れする。
また教官役の古尾谷雅人が最高にカッコよかった。
トップガンマーベリックのトムクルーズの立ち位置をすでに
1990年でゲットしていたのが興味深い。
悪かった点
映像が素晴らしいが、空中のコクピットのシーンだけは
挿入されたっぽいのが気にかかった。
ヒロインの財前直見も可愛いかったので良し。
スクランブル発信の緊張感も良かった。
残念なのは作品も音楽もヒットしなかったことか。