わたしのSEX白書 絶頂度(1976年日活) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

三井マリア主演の成人映画。

三井マリアは『元禄㊙物語』で端役を演じていたが

その美貌が気になったので今回主演作を鑑賞。

監督は曽根中生

 

 

 

あらすじ

病院で採血を担当しているあけみ(三井マリア)は

弟のキヨシが予備校に行かずに友人の雅美と

やくざの隼人(益富信孝)の手伝いのアルバイトをしていることを知る。

あけみは隼人の勧めで売春のアルバイトを始めるが…

 

 

 

 

重要な点

曽根中生監督の演出はねちっこく、テンポが遅い。

話があまり展開せず、登場人物の心理描写に力を入れている。

娯楽性から言えばまどろっこしいが芸術性は高いというべきか。

エロスの描写的には盛り上がりに欠けるが後半売春を始めて

からは刺激的なエピソードが挿入されていたのが印象に残った。

 

良かった点

主演の三井マリアのクールな美貌は素晴らしい。

スタイルはまあまあなのだが、美貌と気だるい演技が

非常に個性的だ。

また今回はヤクザ役の益富信孝は美味しい役柄だった。

 

悪かった点

逆にドンドン堕ちていくあけみの弟キヨシは

この後どんな人生を送ったのか気になる。

またインテリはインポテンツというパターンが

何だか恒例化していくのも気になる。

タイトルと全然関係ない内容という点でも

不思議な作品であった。