パララックスビュー | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画バカ一代~観らずに死ねるか~

映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

パララックスビュー 1974年 アメリカ製作 アランJパクラ監督

 

ウォーレンビューティ言わずとしれたイケメンである。

 

70年代は映画の主役は『ウォーレンビューティ』『アルパシーノ』

 

『ポールニューマン』 『ロバートレッドフォード』といったイケメンチーム

 

と『スティーブマックイーン』や『ジェームスコバーン』『ジョンボイド』

 

『チャールズブロンソン』などのワイルドメンチーム、その他

 

それぞれ個性派でいい役者さんがいっぱいいました。

 

中でもウォーレンビューティはかなり人気がありました。

 

というわけでシアトルで

 

ウォーレン扮する新聞記者のジョーはキャロル上院議員暗殺

 

の現場に偶然居合わせます。

 

三年後、ジョーの元を元恋人のリーが訪れ、3年前の暗殺事件

 

の関係者が次々と死亡している。(彼女も居合わているため)

 

『私も殺されるどうか一緒に調べて』と哀願されるも、ジョーは

 

取り合わいませんでしたが、数日後リーの死亡を知り、

 

調査を開始します。

 

70年代は非常にシリアスなサスペンスの傑作が多く

 

作られたのですが、なかでもアランJパクラ監督は非常に

 

演出が旨い。1976年に傑作『大統領の陰謀』を取ってますが、

 

すでに2年前にこんな凄い作品を撮っていたんですね。

 

全体的に光と影を使った暗い映像が多いのですが、

 

それがまた恐怖感をあおります。

 

へたなホラーよりもこの作品のほうがある意味、怖いかもしれません。

 

ウォーレンビューティは粘り強く取材を続ける新聞記者を熱演。

 

この作品はロバートケネディ上院議員、そしてJFK暗殺事件を

 

モチーフにしているので非常にリアリティがあります。

 

70年代にこの手の作品が多く作られたことの

 

反作用が現在のアクション映画のストーリーの

 

手法に用いられているような気がします。

 

『隣人は静かに笑う』1999年が好きな方にはぜひお勧めです。

 

今日の教訓

 

『男は引き際が肝心』