銭湯(せんとう) | ★昭和語録ブログ@おpapi★

銭湯(せんとう)


  【 銭湯 = 大衆浴場 = お風呂屋さん = 昭和の風情満点♪ 】




     銭湯(せんとう)



            


   さ~て、さて、今回のお題は。。。

   “昭和” を語る上で欠かす事が許されない 「銭湯」   (● ̄(エ) ̄●) キター!



   皆さんは、「銭湯」 と聞くと、何をイメージしますか?

   わたくしはね。。。

     ★ ケロリンの洗面器。 べっ甲模様のせっけん箱。 (↑写真)

     ★ 湯気の向こうに、いつも見かける、長湯自慢のおじいちゃん。

     ★ カッコォ~ン♪ カッコォ~ン♪ と反響しわたる 木桶の音。

   そんな、大衆浴場の映像が、走馬灯のように、脳裏に蘇えります。

   あぁ。。。 これぞ、昭和日本を代表する風情でぇぇぇぇ~い!






   「浴場」 と言えば、先日、NHKの番組で見たのですが。。。 なんと、

   今どきの、お子ちゃまは、修学旅行に行くと、大浴場に水着で入るんですと!

   う~む。。。 ( `ヘ´)

   わたくしも、酔っ払った勢いで、服を着たまま湯船に浸かった事がありますが、

   ありゃ~ぁ いけません! おマタに、ズボンが張り付いて。。。

   そりゃ~ぁ もう! もう! 気しょく悪いのなんのって。。。

   風呂に入って、おマタ部分に開放感が無い! とは、なんたる事ぞ!





   今の子どもたちよ! 温泉場に行っても、裸の付き合いが出来ないとは。。。 

   おまえらは、そうやって、一生、何かを隠しながら生きて行くつもりか~ぁ?!






            


   わたくしが、子どもの頃は。。。

   自宅に風呂が無い家なんて、ちぃっとも 珍しくありませんでした。

   そして、町には一軒や2軒、写真のような門構えを誇る、銭湯が (↑) 

   あったもんです!




   銭湯に入るには、当然お金が掛かります。

   なので、行くのは一日おき。

   ノー銭湯デーに、泥んこになった場合にゃぁ、庭先に大きなタライを出して

   行水なんかも、したもんです!  (←知ってるか? 行水だょ 行水!)

   つまり、昭和の子供にとって、お風呂にゆったりと浸かれる という事は、

   日常の中での、ちょっとした贅沢だったのです。






            


   夕方。。。 ソロバン塾が終わると、

   『 んじゃ 風呂屋の番台の所で、待ち合わせな! 』  が、口癖でした。

   わたくしは、洗面器に石鹸と下着とタオルを入れて、風呂敷で包み、

   銭湯まで走るのです。  ((((((( (; ̄∇ ̄) ワッセ ワッセ


   銭湯の近所に住んでいた友達は、

   相変わらず、先に行ってて、番台の所で待機中!

   相変わらず、背伸びをして、女湯の方に目をチラチラ向け。。。

   相変わらず、風呂敷を首もとで結んで、マントにして。。。

   (もう! やめてくれよ! マジで ウルトラ恥ずかしいってば!)






            


   これ!これ! (↑)  やっぱり、プラスチック製より、木の桶とイスが人気♪

   なんつ~か、木の香りと肌触りが 心地良いんです!






            


   ほら、ほら、よく見ると、(↑) お風呂屋さんの建物って。。。

   柱が無いのに、強度を保つように、うまく造ってあるでしょ?

   寺社建築の流を持つ銭湯建築は、外国のデザイナーが研究に来るほど。

   日本の、 伝統・文化・職人の腕 に誇りを感じますな~ぁ。






            


   そして、そして、なんと言っても 銭湯に欠かせないのが (↑) これ!

   すがすがしくも堂々とした、富士山のペンキ絵!

   タイル絵の銭湯もありますが、やっぱりペンキ絵。 風情があってイイ!

   富士山の絵を眺めながら、熱っい湯にゆったりと浸かる。。。

   『 日本人で良かったな~ぁ 』 と、感じる ひと時です。

   (このペンキ絵ってサ、数年に1回は、やぐらを組んで、塗り換えるんだよ)






            
            

   こっちも、よく見て見て (↑) この、電灯。  オシャレでしょ~!

   とにかく、日本の銭湯は、芸術作品で満ち溢れていました!



   そう言えば。。。 背中に芸術作品を背負ったオッサンも、よく見かけましたっけ。

   あの、ほれ、高倉健さん とか 遠山の金さん みたいな。。。



   友 「 あの、入れ墨ってさッ タオルでこすっても 消えね~のかなぁ?」

   私 『 バ バカ! 聞こえるってば。。。 』

   チラッと、こっちを見るオッサン! 顔にキズ! 小指なし!  (ー_ーメ) チラ

   。。。2人 ちびる! 





            


   昔は、こんな脱衣カゴに着る物を入れて、風呂に入ったんですよ!

   こんな、セキュリティーのカケラもない、カゴに。。。






            



   銭湯での 「しめ」 は、なんと言っても、コーヒー牛乳!

   坪庭の池に放たれているニシキゴイを見ながら。。。 ほてった体に、流し込む!

   もちろん、手は腰にあて、飲みほしたら、 『 ぷっは~ぁ 』  これ、常識!







   あぁ。。。 今では、自宅湯があたりまえ。 昔ながらの銭湯は姿を消しました。

   たまに、スーパー銭湯に行ったりもするけど。。。  なんか、違う!




   そして、今日も、足を伸ばせない浴槽で、ひとり、ため息をつく。

   『 はぁ 気休めに、富士山の絵でも風呂場に貼ってみるかな。。。 』

   風呂敷マントをしていた、アイツも。。。 

   きっと、同じ事を言っているはずだ。




  <データ>

   撮影場所:

     江戸東京たてもの園 「子宝湯」 → http://www.tatemonoen.jp/

     宮崎駿監督映画 「千と千尋の神隠し」 のモデルになった銭湯。
     昭和4年に東京都足立区千住に建築された。
     貴重な建築物ゆえ、現在は移築され、江戸東京たてもの園にて
     展示建築物として見学ができる。 (写真撮影もOK)

   撮影小物:

     ケロリン洗面器と鼈甲柄の石鹸箱は、東急ハンズにて購入。







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