第260回土曜マチネーシリーズを聴きました。
2023 9.16〈土〉 14:00  東京芸術劇場

指揮=マリオ・ヴェンツァーゴ
ヴァイオリン=ヴェロニカ・エーベルレ

1.オネゲル:交響的運動第1番「パシフィック231」
2.オネゲル:交響的運動第2番「ラグビー」
3.バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番 BB. 48a

アンコール ニコラ・マッテイス:アリア・ファンタジアNicola Matteis:Alia Fantasia

休憩
4.ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」

 

1.「パシフィック231」は、ずっと機関車の単なる形式名だと思っていましたが、数字は軸配置に由来するものだとのこと。なんでも先輪2軸、動輪3軸そして従輪1軸を意味するとのこと。日本式に言うなら動輪が3つなので「Cなんとか」というところですね。日本では動輪の数だけが記号化されているんでしょうね。

 

2.「ラグビー」はちょうどフランスで開催中のワールドカップを意識してのプログラムでしょうね。

 

3.この第1番の初演が1958年。第2番は1939年の初演。あれっ?初演の年代順は2番-1番の順なんですね。エーベルレのVnはスルスルと滑らかに響きます。ギコギコでなくスルスル。

 

4.テンポと間合いが速めの設定です。タメがあったのはフィナーレの最後の最後だけでした。

 

指揮者のマリオ・ヴェンツァーゴは、演奏後の動作がなんとなくコミカルで面白いおじさんです。1948年チューリヒ生まれ。

 

読響HPのプログラムへのリンク

 

読響のチラシイメージ(HPから拝借)