イメージ 1

イメージ 2

三菱鉱業蠅六杏合資会社の炭鉱部、鉱山部、研究所が独立し1918(大正7)年4月に設立され、北海道では大夕張の他、美唄、芦別等にも炭鉱があった。また、釧路炭田の雄別炭礦鉄道も傍系会社であった。いずれの炭鉱も石炭輸送のための私鉄・専用鉄道を有し、SL等の車両も同系列間での譲渡・貸借が多かった。
根室本線上芦別駅から、北方の辺渓三坑までの8.2kmを結んでいた三菱鉱業芦別鉱業所専用鉄道(1949年~1964年)。辺渓からは油谷炭鉱専用線1.3kmを分岐していた。
三菱芦別炭鉱の閉山に伴い1964(昭和39)年に廃止されたが、同社大夕張鉄道線より9201.9237の2両の9200形が移籍したのは1962~63年。大夕張では9600形が主力のため、9200形は入れ替えや、小運転と限定された運用だったが、9200形2両は8.2kmの専用鉄道で素晴らしい最後の活躍を展開したが、その様子は鉄道誌に「上芦別物語」として発表された。今もJR上芦別駅周辺や、国道452号沿いに、その痕跡が残る。

※三菱鉱業大夕張鉄道線より移籍し上芦別の庫で憩う9201(山史・三菱大夕張鉄道沿革史より)と、今も残る給水塔の残骸。