2005年01月23日(日) 23時20分22秒

教会に来る人々 その2

テーマ:教会に来る人々
私の所には、大体月に4、5名のいわゆるホームレスがやって来ます。もちろん季節によって変動がありますから、ある日には、朝昼晩と3人連続でやって来た時もありますし、全く来ない時もあります。年齢は様々で、私の所に来る最年少…自己申告ですが…32歳という人もいれば、最年長は78歳という人がいました。



「泊めてください」、「食事が欲しい」、「お金を貸して下さい」と要望は大体3通りです。食事は、前回も書いた通りで、買い置きのカップラーメン等をお渡ししますが、困るのは、「泊めて下さい」「お金を下さい」というもの。これは特に冬場に多くなります。



公園、神社や寺などの建物の軒下、無人駅など潜り込み寝ているようですが、冬はやっぱり厳しいらしく、暖かい所で寝たいと思うようです。ここで、単刀直入に「教会に泊まれないか」と思う人と、安旅館、カプセルホテルなどに泊まりたいと思う人に分かれます。必然的にお金をほしがる人の要求額は高くなります。

「5000円貸してほしい」なんて言ってきますが、話してみると、最低でも2000円は欲しいというような話に落ち着く事が多いので、食事代などを割り増しして、5000円と言っているようにも思います。「東北地方で雪かきのバイトがあるから行きたいので電車代を助けてほしい」という人もいます。どっちにしても、彼らの経済感覚は、結構めちゃくちゃです。「たかが5000円くらい困っている私にくれたっていいじゃないか」と言わんばかりの人もいます。そのたかが5000円で困っているのは彼らなのですが…



それにしても、色々話しを聞いたりして幾ばくかのお金や、バザーの売れ残りの衣類等を持たせて送り出しても、その数日後警察から電話がかかってくる事があります。

警官「○○という人物がそちらに行きましたでしょうか?」

私「ええ、見えました。」

警官「今日、コンビニで万引きした所を捕まえまして、所持品を調べましたら、現金と衣類をそちらから貰ったと言っているんですが…」



つまり、現金と衣類も盗んだのか確認をとりたいという事で電話をしてくる訳です。私が渡した金額と、品物類を確認して電話を切りました。「人に世話になっといて、何でこんな事するんですかねえ」と警察官も言っておられました。



彼らにも、自分の家や親類のところに帰ろうにも帰れない事情があるのかも知れません。でも、それを乗り越えるのは、どこまで言っても彼ら自身です。「怖いから」とか「合わす顔がない」等と言っている彼らを、私は最終的に励ます事しかできないもどかしさを覚えます。



教会に姿を見せる彼らも、この数年の間に、何人かが顔を見せなくなりました。気になっていると、彼らとの話の中で「あいつはこの間死んだよ」っていう話題が時々聞こえます。気候の厳しい時期、公園等でひっそりと冷たくなる人もいるかと思う時、遣る瀬無い気持ちでいっぱいになります。このままでいいのか…日本…
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2005年01月22日(土) 21時40分31秒

牧師の朝…私の場合

テーマ:ブログ
私の教会では、人が集まるのは、平日は午後からが多く、特に今日のような土曜日は、明日の準備のため、夕方に人々が多く集います。夕食を食べ損ねる事もしばしば…

そんなこんなで、最近、朝は7時半から起きだします。夜、寝ると二匹の猫が布団にやってきます。両方とも雄猫(去勢済み)で、一匹は5キロ、もう一匹は6キロですから、布団の上に乗られるだけで、気分はガリバー…寝返りを打つのも苦労します。それだけでも大変なのに毎晩、お気に入りの場所を確保するために布団の上で軽いケンカが起こります。自分の気に入った所に相手が寝ているとそこにドカッ!!っと飛びかかる訳です。当然布団の中で寝ている私の被害は甚大です。ひとしきり騒ぎが終わっても、合計11キロが私の体にのしかかっている訳で、最近あんまり寝覚めが良くありません。夏は、別々なのですが、冬はやっぱり寒いのでしょうねえ…猫も…

日曜日の朝は、6時半過ぎに起きて礼拝の準備です。暖房を入れたり石油を入れたりして、週報(教会では毎日曜日に発行します)の印刷、説教の準備をしているうちに、教会員の皆さんががやってきます。

礼拝は10時半から。25分位の説教をして午前中が過ぎて行きます。

明日の朝も当然、同じような流れで過ぎて行くでしょう。
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2005年01月22日(土) 17時55分14秒

教会に来る人々 その1

テーマ:教会に来る人々
教会に来る人々には、いろんな人がいます。一番多いのは当然ながら、教会に通っている人。散歩の途中、仕事の帰りなどいろんな人が顔を出します。

でも、それ以外にも来る人はいます。 一番多いのは、「お金がないんです。助けて下さい」という人達。食べるものがない場合は、常備してあるインスタントラーメンを振る舞いますが、「食べ物はいらない、食べ物ではなくてお金を貸してほしい」とか、食べて更に「お金を貸してください。」という人も相当数います。この場合は、ホトホト困ります。私が出会った中では、そう言う人に貸して返ってきたことは一回もありません。彼らだって返す充てもないはずです。ただ、「お金を下さい」とは言いづらいので「貸して下さい」という訳です。

困っているのを助けるのはやぶさかではありませんが、私の場合ポケットマネーから拠出していますからそうそう次から次へと言う訳には行きせん。また、お金を渡したのはいいが、一時間後パチンコ屋の前を通りかかったらその人が出て来たなんて話まであります。それに、そう言う人達は結構情報を共有しているようで「あそこの教会に行けば貰えるよ」といった情報が出回った事がありました。こうなってくると、もはや、私のいるような小さな教会では、パンクしてしまいます。

そう言う訳で、査定も必然的に厳しくなります。査定というのは、私がその人にいくら渡すかということです。いろいろな話を聞き、幾ばくかのお金を持たせて送り出しますが、半年ぐらいすると「すみません、もう来ませんので貸して下さい」と再び同じやり取りを繰り返すハメになります。

貧しい人々に施す事を「天国に宝を積む」と表現する教会の人もいます。これは、イエス様の言葉(ルカによる福音書12章33節~34節)に由来しています。でも、今の日本ではその言葉では片付けられない問題もあるように思います。そしてそれは私の中で渦巻いています。
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2005年01月21日(金) 23時51分28秒

教会の電話

テーマ:ブログ
教会の電話って時を選ばず鳴るものです。深夜だってその例外ではありません。そしてそう言うときの電話は当然いいものはありません。「亡くなりました」とか「危篤です」という緊急連絡です。でも、こんな電話は私の居るような小さな教会では、年に数回あるかないかです。でも、それ以外にも夜中に電話が鳴るときがあります。

「いのちの電話」とか「自殺防止センター」って聞いたことあるでしょうか?これらの団体は、カウンセリングなど専門の研修を受けたボランティアの団体で、24時間交代で電話相談を行っています。自殺の名所には必ずこういう団体の看板がかかっています。人知れず悩みの中にいて自殺を決意した人が、この看板を見て電話をして話を聞いてもらって思いとどまったなどという話を聞きます。

しかし、今の世の中はつらい世の中なのでしょうか…これらの電話にかけても常時話し中になるほど混雑しているときもあるようです。何よりも、ボランティア頼みですから、そんなたくさんの回線数を設置することもできないようです。

そうなると次にかけるところとして思いつくのが教会となるようです。ある晩などは名乗ることもなく10分間ただひたすら泣き続けてフツっと切れてしまったことがありました。この時ばかりはさすがに夜まんじりともせずに過ごさざるをえませんでした。一時間ごとに電話をかけてくる人も居ましたし、「今、睡眠薬を一瓶飲んだところ、最後のお別れに電話しました」という人も居ました。

たかが電話、されど電話…電話一本とバカにできないのが教会の電話の恐ろしいところなのです。
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2005年01月21日(金) 19時39分43秒

結婚式って

テーマ:結婚
私も教会の牧師ですから、いろんな結婚式を体験いたします。
式場から依頼のある結婚式ではなおさらです。ある結婚式では、妊娠7ヶ月の妊婦さんが花嫁さん。

引き受けてから大変でした。式場の結婚式は、始めから終わりまで30分ぐらいで行うのが通例ですが、「その間が立っていられないかも…」と花嫁さん。
結局花嫁だけ座るのも変なので、新郎、新婦それぞれに専用の椅子を用意して貰い、二人とも座って説教を聞くと言うスタイルで乗り切りました。

結婚式っていろんな人たちの理想が込められているものだなあと司式をしながら思います。本人、親、兄弟姉妹、友人…そういう要望を入れながら、一方では厳粛さを意識させる結婚式の司式って大変なのです。

世の中には、結婚式の司式は苦手という牧師もたくさん居ます。私もそのうちの一人です。私が気負いすぎなのかもしれませんが、式では讃美歌やお祈りなどがありますが、聖歌隊を置いていないような式場では、独唱の場合が少なくなく…ちょっとでも気を抜くと式の厳粛さがなくなってしまう様でライオンの檻にでも入れられたような大変な緊張を強いられます。
楽な仕事ってないもんだなあとつくづくそう思います。

追伸
トラックバックのテーマに結婚式ってのがあって、喜び勇んで載せてみてから気がつきました。あれ?二次会での出会い?
気がついたときは、もはやどうしようもなく…せっかくその内容を読みにやってきて下さった方々にお詫び申し上げます。

ところで、では、テーマではどうかと申しますと…私の後輩の結婚式の時、彼女はそうなるようにとわざわざ断った上で全員を紹介しました。新郎の友達はほとんどが警察官、新譜の方はほとんどが女子校→女子大卒という人たちで、出会いを求めてはいたようですが…
でも、あの二次会で出会った人はいなかったようです。
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2005年01月21日(金) 16時49分25秒

性犯罪の再犯防止??

テーマ:犯罪
性犯罪者の再犯防止が今、テレビニュースで盛んに論議されています。なぜ彼らは、再度罪を犯すのかと言うことと、どうしたら再犯を食い止めることができるかがだいたいの焦点のようです。被害者に対する感情などが極度に欠落しているそうです。でも、ここに問題があります。これは、何も性犯罪に限ったことではありません。その筋では、刑務所に行ったこと自体に箔がつく世界だってあるってことです。どうしてそうなるのでしょうか。要は、教育なのでしょう。再犯うんぬんよりも本当は、罪を犯す者を出さないことこそが求められているのではないでしょうか。

教育とは、何も学校の先生たちだけがするものではない。むしろ親や近しい存在の者しかできない教育というものもあるのです。巷では、教育の崩壊が言われています。

でも教育と言うときに二つの意味合いが存在するはずなんです。一つは、学力、技術の伝授…もう一つは、隣人を愛する人間としての基本を教えるもの。これは相矛盾するものだ。学校や塾などで教えるものは、学力や技術で、学校も塾もそれに特化してきたはずでした。逆に言えば「生き方」は学校で教えるべき事柄ではないのです。

「こどものにおいで判るんです…今日もいっぱい遊んだねって」というコマーシャルがあります。すごく子供のことを理解している父親の姿として、表現されているのだろうと思います。でも時々保育園の手伝いをしたりもする私にとっては、チャンチャラおかしくってと言う感じがします。確かに子供たちは保育園で先生や友達を相手に力一杯遊んでいます。でも、その子が1,2歳なんです。しょうがないのかもしれません。でも、保育園にいると判るんです。「夕べは寝るのが遅かったのね」とか「お父さん、お母さんの帰りは遅かったのね」という会話が保育士たちの間で交わされています。保育士たちこそ…親よりも…子供たちのことを理解しているのです。それこそ教育の危機ではないかと思います。

親や保護者の最大の努めは、子供たちに生き方を教えること…。学校でも、保育園でも先生と呼ばれる人々は、最大限の努力をしてそれを教えようとしますが、親にかなう訳はないのです。「親と先生、どっちとる?」と子供たちに問えば当然、大多数の子供は、親を選ぶわけですから…。

保育園に入れるのが悪いのではありません。しかし、保育園に入れたからと言って親の務めはなくなるわけではないのです。親たち一人一人が、自分の子供を罪を犯させないように守り育てていくことこそ、大切なことなのではないかと思います。

再犯防止も確かに重要なのですが、しかし、これ以上再犯を犯す可能性をもった初犯者をが出ることを私たちはどのように食い止めるかということが論議されない以上、再犯の度に凶悪性を増すという悪循環は基本的に断ち切れないと思うのです。
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2005年01月21日(金) 16時34分54秒

はじめまして。

テーマ:ブログ
はじめまして。
私は34歳の牧師でございます。
新婚の妻と猫2匹とで教会に暮らしています。
教会で暮らす生活ってどんなものだと思います?
どんな人の生活でもそうだと思いますが、
教会での生活だって良い部分と良くない部分があります。
教会にはいろんな人が来ます。
人生に行き詰まった人、病気に悩む人、寂しい人、子供、大人…
そんな人たちの行き交う人生の一つの交差点が教会です。
ここでは、他とは違う日常をご紹介できればって思います。
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